2011年07月01日

「リコール」という重い声。〜現市長と民心との乖離〜

放射線に関する対応で、後手後手の我孫子市。

そのトップに立つ星野市長の本音が議会外で明確に出たしまったようです。

星野順一郎市長は28日の定例記者会見で、市民から学校や公園の土壌を入れ替えて放射線量を下げる要望が出ていることについて「現在の数字は健康に問題はない。放射性物質の除去より、お母さん方の心配の除去のために、必要のないことを求められている」と述べた。
毎日新聞 2011年6月29日 地方版


毎日新聞に置かれては、他の大手三紙の新聞が市長の問題発言について何も触れない中で、よくぞ記事にしていただいたものだと評価しています。



この発言の真意は判りません。

しかし、人間は思っていることは、いつか必ず口をついて出るものです。

6月議会の審査の中で、星野市長は放射線に関して質問する議員に対して「休憩中」に意図的に不規則発言を行い、こうした趣旨の発言を繰り返してきましたので、彼の考え方は知っていましたが、ついに言ってしまったか…と正直呆れています。



彼には子供を持つ親の心が全く理解できないようです。


私は、民心を理解できない人物は為政者として不適格な存在以外の何物でもないと思います。


低線量放射線の健康への影響影響については、学識の間でも意見が分かれるところであり、「絶対の見解」は存在していません。どんなに影響が少なかろうが、人体、特に未来を担う子供達の成長に何らかの影響が出る可能性がある以上、それに対して、(程度の差こそあれ)出来得る限りの処置を講じ、市民の安全安心を守り醸成していくのが行政の役割だと私は思います。



「市民の健康・安全・生命・財産・身体・暮らしを守る」行政の役割であり、そのトップに立ち、日々、決断と実行していくのが市長の役割です。



もし、このような発言を市長自身が問題ないと想っているのであれば、

我孫子市という基礎自治体の行政権を一手に握る責任者として、市民に対して直接発言すべきです。

しかし、そうした発言は今の今までありません。


cf.
本日発行「広報あびこ7/1号」




現在、有志市民の間では、「放射線への市の対応を求めての署名活動」が行われており、相当数の署名が集っていると聞き及んでいます。中には、「市長をリコールすべきでは」という声さえ実しやかに出てきているようです。


さもありなん。

というのが率直な意見です。



星野市長はまだ三年半以上の任期を残しています。


この問題に留まらず、彼に我孫子の命運を三年半以上も任せて置くわけにはいかない

というのが率直な私の思いです。



皆さんはどのように星野市政を見ておられますか?


安心して任せて置けますか?


もっと厳しくなっていくであろう、これからの三年半を彼に任せ続けますか?



東日本大震災:福島第1原発事故 東葛放射能問題、6市長が国に要望へ /千葉

 ◇教育関係施設の安全対策費用など
 東京電力福島第1原発事故の影響で、県北西部の東葛地域では、県や自治体の調査で周辺より比較的高い放射線量が測定され、子供を持つ市民を中心に不安が広がっている。住民の要望に押される形で、東葛地域6市の市長らは29日、国に対し、教育関係施設の安全基準値の策定・公表と、対策費用の全額負担を求める要望書を提出する。28日の東葛地域の動きを追った。【早川健人、橋口正】

 同日午前10時、東葛地域6市が放射線対策のため設置した対策協議会の事務局のある柏市では、「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」のメンバーら市民約60人が、学校などグラウンドの除染作業や内部被ばく検査などを求める要望書を秋山浩保市長に提出した。

 同会は、国際放射線防護委員会(ICRP)が通常時の目安とし、文部科学省が「不安感解消のため」として新たに掲げている年1ミリシーベルトを放射線の被ばく限度とするよう求めており、2日に1万人の署名を集め、柏市独自の放射線量の測定や、園庭・校庭などの土の入れ替えなどを求めていた。

 しかし、柏市が対策に動かない中、6市のひとつ北隣の野田市が、学校などの放射性物質対策の実施基準として、同会の主張する1ミリシーベルトを独自に定めたため、柏市に対しても同様の緊急対策を取るよう、再び要望することにしたという。

 この日の要望では、安全に食べられる給食の実施▽放射線量の高い場所への立ち入り禁止処置−−なども求めたほか、懇談では、幼稚園や学校などの放射線量測定を保護者も独自にできるよう追加要望した。

 厳しいメンバーの指摘に、秋山市長のかわりに対応した石黒博副市長は、国に対し29日に要望書を提出することを初めて明らかにし、理解を求めた。

 同市によると、今後、国に対する要望の結果などを踏まえ、7月8日に開かれる6市の対策協議会で、最終的な対応案を決める予定という。

 同様の要望は4月に県も国に提出しているが、市町村が県を飛び越えて直接要望するのは異例。柏市の担当者は「市民の関心が高いため」と話すが、同会の大作ゆき代表は「今すぐできることもしようとしない。がっかりです」と市の対応に憤っていた。

 ◇我孫子市長「母親の心配除去のため」
 柏市の東隣で、国への要望にも参加する予定の我孫子市の星野順一郎市長は28日の定例記者会見で、市民から学校や公園の土壌を入れ替えて放射線量を下げる要望が出ていることについて「現在の数字は健康に問題はない。放射性物質の除去より、お母さん方の心配の除去のために、必要のないことを求められている」と述べた。


 市内では、天王台西公園の地上5センチで14日に1時間当たり0・8マイクロシーベルトを記録するなど放射線量が比較的高く、市民の関心も高い。

 東葛地域に隣接する白井市は、28日「放射性物質を含む」と判定された市内31カ所の学校や公園の砂場をブルーシートで覆い、使用禁止にしたことを明らかにした。

 21〜22日の放射線量簡易測定調査で判定された▽市立保育園3園▽私立保育園1園▽私立幼稚園3園▽市立小3校▽市立小5校。業者に精密分析を依頼し、結果が出るまで砂場を閉鎖するという。

毎日新聞 2011年6月29日 地方版

posted by 久野晋作 at 09:31| 千葉 🌁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

東北地方災害ボランティア活動報告(初日@陸前高田市)

東北地方災害ボランティア活動報告(5/14-5/18)

〜「がんばろう、日本!」 日本と日本人の再生を懸けて〜


2:現地入りの理由と目的、活動内容


個人的には「少しでも現地の復興の一助になりたい、役に立ちたい」という非常にシンプルな思いから現地入りさせていただきましたが、その一方で、私は地方議員(バッジをつけた主権者)という立場にもありますので、「各地での活動を通じて今後の行政や民間の支援のあり方についても改めて検討していきたい」と考え、2004年に発災した新潟中越地震での災害ボランティア活動に続いて、現地での災害ボランティア活動に入ることに致しました。

五日間の活動内容を以下、箇条書きで極々簡単に報告いたします。


●一日目:岩手県陸前高田市

深夜に我孫子駅で出田君と待ち合わせ。大事な忘れ物をして一時帰宅…がく〜(落胆した顔)。先が思いやられるが、旅は長い。気を取り直して柏インターへ。

常磐道・磐越道・東北道と出田君とひたすら喋り倒しながら夜通し走る。朝方(6時半過ぎ)にインターを降り、陸前高田市に向かう。現地入って暫くすると景色が一変。眠気も吹き飛ぶ強烈な惨状(場景)が辺り一面に広がっており言葉が出ない。慌てて隣で仮眠していた出田君を揺すり起こす。

予定より早く現地に入ることが出来たので、市内中心部の状況を確認。報道では見聞きしていたが、街が完全に無くなっている状況に2人して唖然とする。本当に想像を絶する世界。現場の状況の凄まじさは写真や映像、ましてや拙い文章では伝え切ることなど不可能。現地に行かないと絶対に判らない。自然の猛威には為す術もないことを肌身をもって知る。

110514_1629~010001.jpgその後、事前に調べてあった陸前高田市災害ボランティアセンター(以下、「VC」という。)に入るが、VCの駐車場には数多くの車が入っていた。下調べしていた時点では、県外のボランティアは受け付けていなかったが、受付で活動させてもらえることを確認。我孫子から約500kmの道程を2人で交替しながら夜通し走り、あまり休みは取っていなかったものの、少しでも活動したいという思いが先立ち、二人して気合を入れて、そのまま活動させていただくことに。

活動は田畑の瓦礫撤去・ゴミの片付け。

広大な田畑に大小問わず様々な瓦礫とゴミが散在。目が眩みそうに成るが、盛岡市から災害ボランティアバスで入って来ていた方々と力を合わせて片付けていくと一面また一面と見違えるように綺麗になっていく。

大型の漂着ゴミ等も散乱している為、一定程度は重機が入らなければ作業が出来ない現場でもあるが、人力(人海戦術)抜きにこの作業は完遂出来ない。今後とも継続的かつ圧倒的な人的活動が必要とされる作業である。

余談になるが、単純な作業ではあるものの、様々なゴミ(鉄屑やビニールハウスの残骸など尖った物が少なくない)が散乱しているだけに比較的危険な現場でもある。よって、しっかりと装備し、周囲の動きにも気を使いつつ、慎重に作業を進めなければ怪我をすること請け合いの現場であった。足元の備え(安全長靴・くぎ等の貫通防止中敷)から、防塵タイプのマスクなどの装備は必須である。


110514_1624~010001.jpgゴミの撤去後には土壌の入れ替えや改良が必要となる。

田畑の復旧には相当程度の時間が掛かることが容易に想像できる。

本当に長く厳しい戦いである。


活動終了後、もう一度、陸前高田市の市内を目に焼きつけ、

そのまま翌日の活動予定地の宮城県気仙沼に向かう。

(「二日目@気仙沼編」に続く)






posted by 久野晋作 at 23:37| 千葉 | ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

東北地方災害ボランティア活動報告(その1)

東北地方災害ボランティア活動報告(5/14-5/18)

〜「がんばろう、日本!」 日本と日本人の再生を懸けて〜


1:はじめに

3月11日に発災した東日本大震災により、お亡くなりになられた方々の御冥福と、未だに行方不明になられている多数の方々の発見を心からお祈り致しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

福島原発の動向は未だに予断を許さない状況にあり、心配の種は消えることはありません。現在、被災地に赴き、身の危険も省みず、復興・復旧作業に当たり、昼夜ご尽力されている「全ての皆様」に心からの感謝と敬意を表すと共に、「私たちに出来ることは何か?」を一人ひとりが考え、行動に移していくことが何より肝要だと思う次第です。

なお、「我孫子市では午後2時48分に震度5弱を記録し。その後、午後3時15分に震度4の余震があり、これらの地震により市内各地で液状化現象による被害が発生致しました。幸いなことに人的被害は報告されませんでしたが、布佐の都地区で全壊、半壊及び一部損壊で238件の家屋に被害がありました(5/13時点)。これらは、ほとんどが液状化による家屋や塀の沈下、敷地内での土砂流出や噴出によるものでした(我孫子市の報告による)。」

発災後、報道が落ち着き始めてから都市型(内陸部)の災害として一時注目を集めましたが、現時点で市が推計した公共部門における被害総額は約25億円となっており、財政事情の厳しい折、更に厳しい運営を迫られる状況になっています。

今回の震災により地元の我孫子市において液状化による甚大な被害が出ていたこともあり、私はまずは地元での災害ボランティア活動に従事しました。具体的には地元の我孫子市社会福祉協議会の呼び掛けに応じ、(社)我孫子青年会議所の有志のメンバーと共に、液状化により沈下・傾斜した布佐地区の家屋からの家財の運び出しと引越しのお手伝いを実施。そして、市内主要駅での募金活動、そして、東北地方で被災された方の受入れのため、受け入れ先(一時避難所)となった施設への荷物の運びいれなどを行いました。

市内の被災地区では引き続き復旧活動が行われていますが、個人のボランティアが入るニーズが減り、社会福祉協議会による災害ボランティアの募集が終了となったこともあり、ゴールデンウィーク明け東北地方の災害ボランティア活動に向かうことを決め、個人のネットワーク、報道、インターネット等での情報を収集した上で現地入りしました。

PAP_0086.JPG今回の活動では、林英臣政経塾内での私からの(やや?無茶な)呼び掛けに応じてくれた兵庫県南あわじ市の出田裕重議員(35歳・2期)と共に、5/14-18までの5日間、岩手、宮城、福島の三県(8つの災害ボランティアセンター)を回り、5つの被災地で災害ボランティア活動を行わせていただきました。活動終了後間もない報告のため、過不足等あろうかと思いますが、見たまま、感じたまま、そして、私なりの意見を(数回に分けて)ご報告させていただきます。

(続く)
posted by 久野晋作 at 22:51| 千葉 ☁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

我孫子市の大気中の放射線量率(5/27)について

お問い合わせをいただいていました、市内における放射線量率の測定ですが、5/27(金)に我孫子市が行った測定値が市のHPで公表されました。

測定値は各小学校のグラウンド中央部ということですので、単純に掛け算をして年間の被爆量を計算することは控えるべきことと思いますが、率直な感想として、予想していたよりも高い数値が出ています。先日の台風2号の影響により各地の放射線量率には当然変動が出ていると思いますが、以下、取り急ぎ、転記いたします。

大気中の放射線量率について(5月31日更新)
我孫子市HPより転記〜

我孫子市内の大気中の放射線量の測定結果について
 我孫子市では、(財)電力中央研究所の事業場が市内にあることから、(財)電力中央研究所の放射線量の測定器を使い、5月27日(金)、市内6カ所で我孫子市と(財)電力中央研究所で放射線量の測定を行いました。

 測定は、(財)電力中央研究所所有の校正されたNaI式シンチレーション・サーベイメーターによるものです。なお、「校正」とは計量検定のようなものです。詳しくは(財)放射線計測協会のホームページを参照してください。 

110531_1238~01.jpg
                                                

・ 測定機種 日立Aloka製TCS-151(平成23年2月7日 校正済)

・ 測定方法 地上1m、50p、5pの各高さにおいて1分30秒静止した後の指示値

・ 測定者  (財)電力中央研究所 原子力技術研究所(放射線安全研究センター)

※ 表は、実測値のため自然放射線量(バックグラウンド)値を含みます。なお、東京大学環境放射線対策プロジェクトによると、東京大学柏の葉キャンパスにおける平常時の空間ガンマ線量率は、0.05〜0.1μSv/h程度であるとされています。

※ 文部科学省が示した校舎・校庭等の利用判断における暫定的な考え方の目安値である3.8μSv/h、さらには、放射線量低減策を実施する場合の指標値 1μSv/hを下回りました。

【問い合わせ】我孫子市環境経済部手賀沼課公害対策担当 電話 04−7185−1111 内線463・567


今後の対応について

現在、市では大気中の射線量測定器(シンチレーション・サーベイメータ)の導入を進めており、今後、他の地点についても順次測定を実施して公表していきます。

また、千葉県では、5月31日(火)に市内3箇所で可搬式放射線量測定器(シンチレーション・サーベイメータ)により地上1mと0.5mの高さで測定を実施します。測定結果については、6月2日(木)を目途に千葉県がホームページで公表します。あわせて、市ホームページでも掲載します。

なお、「(仮称)東葛地区放射線量対策協議会」では、東葛6市(松戸市,野田市,柏市,流山市,我孫子市,鎌ヶ谷市)共通の基準で早急に測定を実施する予定です。


kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
先ほど、我孫子市における大気中の放射線量率が我孫子市HPにて公表されました。→ http://bit.ly/ijax5N  測定場所は消防本部前、湖北台西小、新木小、布佐小、第三小、根戸小(各校ともグランド中央部にて)です。取り急ぎご案内致します。 #abiko_city at 05/31 12:12
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@yama_tyan 松戸市の測定実施踏み切りについては、東葛6市で共同の要望書を提出している最中に、「抜け駆け的に測定を実施した」というヤッカミ(批判)が首長の間であるかもしれませんが、市民生活に責任を持つ基礎自治体(行政)としてのスタンスとして私は間違っていないと思います。 at 05/25 08:48
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@Ken300729 (誤解を恐れずに申し上げます)徒に騒ぎ立てたり、無用の混乱を招くことは有ってはならないことと思います。ただ、おっしゃるように、最終的な判断は「自ら」が行う以外にないと思います。その材料提供がどこかという問題だと思います。これは、やはり市が行なうべき問題です。 at 05/25 08:38
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@Ken300729 現在、お子さんをお持ちの保護者の方に不安が広がっていることは事実です。たとえ、「安全な数値」だったとしても、肝心な数値(@我孫子)がなければ、では、何を持って判断したの?ということになります。「大丈夫だろう」では、安心には繋がらないのは当然だと思います。 at 05/25 08:36
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@sachiefj 前段については私も同様に考えていました。数値の正確性が問われるからです。後段については全く同様です。「指示まち、調査まち、測定まち」では主体的かつ責任ある対応とは言えません。23日の議員全体説明会で説明報告は一切なしでした @Ken300729 @iinuk_ at 05/25 08:32
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@sachiefj 市の測定結果で、万が一異常値が出た場合、即刻、除却除染等の手続きを取ること。先行して測定を実施した「放射線量の測定値が震災前よりやや高くても、健康被害をもたらすほどではないことを知ってもらい、市民の不安を解消したい」との松戸市担当のコメントは尤もだと思います。 at 05/25 08:24
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@sachiefj 測定機器の選定などには課題もあろうかと思いますが、県の測定を待つのではなく、簡易的であったとしても、まずは市として測定を実施することが先決だと思います。公の責任として、行政が率先して数値を公表することだと思います。特に子供関係の施設での測定を急ぐべきと思います at 05/25 08:13
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【我孫子市】東葛6市で県に対して測定の実施要望を出し、昨日、6市共通の基準での測定を実施するよう強い意志をもって再要望したとの緊急の連絡がファックスで届きましたが、http://bit.ly/ijax5N 裏返して言えば、県の実施まで何もしないということになります。 at 05/25 08:07



posted by 久野晋作 at 12:50| 千葉 ☁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月22日

【東日本大震災】〜私たちにデキルコト。私たちに求められているコト。〜

【私たちにデキルコト。私たちに求められているコト。】



岩手県→宮城県→福島県の各地の災害ボランティアセンターを周り、各地での活動を通じて、今後の行政や民間(我々のような議員組織や青年会議所などの組織も含む)の支援のあり方を考えていきたいと考え、新潟中越地震での災害ボランティア活動に続いて、現地での活動を行わせていただきました。


5/18(水)福島県相馬市災害ボランティアセンターにて

 



現地に行くことのみが支援の形ではないと思いますが、現地に行かなければ判らなかったことが沢山あるのは事実です。小さな画面で見る現場と、360度広がる「米軍機による無差別爆撃跡」のような現場を見るのとでは、衝撃の度合いも、感じることも決定的に異なります。


 



現地では未だ手付かずの現場が多く、まだまだ支援が必要な現状を垣間見ました。重機による瓦礫の撤去作業も必要ですが、人海戦術を駆使した作業も無尽蔵にあるのです。一面に広がる田畑のゴミ・瓦礫の撤去作業には人手が必要です。


 


災害ボランティアには自己完結型・自己責任の活動姿勢が求められます。しかし、出来る限り多くの国民が、時間の許す限り現地入りしていただき、現地の復興ならびに日本の再生をかけた、この活動に汗を流すべきと感じた次第です。


 



取り急ぎ、移動中に携帯で撮影した写真を公式サイトのトップページhttp://kunoshin.comに掲載いたしましたので、ご覧いただければ幸いです。


5/15(日)宮城県気仙沼災害ボランティアセンターにて
posted by 久野晋作 at 09:07| 千葉 ☁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月06日

我孫子市被災者総合窓口が設置(4/5)

我孫子市は東日本大震災で被害を受けられた皆様に対して4/5に総合窓口を設置しました。この窓口の開設により、減免制度、給付制度及び貸付制度などの相談と申請を一括して受け付けることができるようになりました。

現在、市からの主な情報伝達はHPに頼っている状況ですので、お知り合いの方でお困りの方がいらっしゃいましたら、お伝えくだされば幸いです。
■被災者支援窓口

▼4月5日から4月13日まで(土日を除く)▼
受付場所:議会棟第二委員会
受付時間:9時から17時
お問合せ:04-7185-2497(被災者支援窓口直通)

▼4月9日(土)・4月10日(日)▼
受付場所:市民安全課(市役所本庁舎地下1階)
受付時間:9時から17時
お問合せ:04-7185-1111(代表)

▼4月14日から4月末日まで▼
受付場所:市役所本庁舎横プレハブ
受付時間:9時から17時
お問合せ:04-7185-2493(被災者支援窓口直通)

kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
昨日の午前に【我孫子市被災者総合窓口】が設置された。http://bit.ly/hCv1dT 遅きに失した感は否めないが、非常時においてはワンストップサービスが特に必要。いつ総合窓口の開設が決まったのかは不明だが、4/1号の広報で案内告知をして欲しかった所 #abiko_city at 04/06 17:34
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
市では4/9号で2回目の臨時広報の発行を予定しており、4/16号で被災された方への支援策をお伝えするとのことだが、私が問題視しているのは「広報の質」と「タイミング」の問題。公式ツイッターでの報告には迅速性・即応性と温かみがあり非常に評価しているが、多くの市民は見ていないのが現実。 at 04/06 16:42
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
流山市のこの間の震災対応には質、量、スピード(判断・行動)等、学ぶべき点が非常に多い。本市が被災地であったということを差し引いても。広報の情報量も中身の質にも歴然の差がある。http://www.city.nagareyama.chiba.jp/koho/110401.pdf  at 04/06 16:36
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
3・11東日本大震災〜【明けぬ夜はない】月刊・日経ビジネスオンラインhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110404/219299/ たとえ天が与えた試練だとしても、余りにも過酷過ぎる試練。でも、私たちは必ず立ち上がる。 at 04/05 14:13
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【東日本大震災で被災された方@千葉県に対する各種の支援について】本日新聞折込みされた「千葉県民だより」に支援内容が一覧掲載されています。http://bit.ly/gr7Veo (※我孫子市の支援策の案内は4/15号でとのことです。取り急ぎご参照下さい) #abiko_city at 04/05 10:48
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
タイガーマスクと震災が、寄付文化の転換点となるか? http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110404/219296/ at 04/05 04:13
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
韓国、竹島の海洋基地建設へ 今月中にも基礎工事着手 - MSN産経ニュース http://t.co/afrKXuO 火事場泥棒とは正にこのこと。中国、韓国、ロシアの行動は表裏一体。我が国が災害対応に注力する中、近隣諸国は既成事実を一つずつ積み上げていく。政府は毅然と対応すべき。 at 04/05 02:37
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
被災地区の半分危険度マップ「対象外」 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/1lQkega via @yomiuri_online 色々な意味で深刻。 at 04/03 07:31
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
『Fw:4月10日(日)は千葉県議会議員一般選挙の投票日です。』晋作の歩み(議員活動日誌)〜vol.3〜|http://shinsaku.seesaa.net/article/193757871.html at 04/02 09:43
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@rinne1977 【り災証明について:ご参考(栗原市の説明】→http://bit.ly/hM7NwL 本日発行の【広報あびこ4/1号http://bit.ly/eWirwc】に詳しい情報提供があると良いのですが・・・。 #abiko_city at 04/01 01:04
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@rinne1977 【り災証明】についての市のサイト:http://220.109.215.234/index.cfm/18,155,11,846,html
確かに、これだけでは初めて申請される場合、何に使えるのか?必要書類・持参すべきものが何かなど判りにくいと思います。
 at 04/01 00:57
posted by 久野晋作 at 17:43| 千葉 | ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月31日

【我孫子市】災害情報特設サイト開設

ひらめき我孫子市はアクセスが集中することによる臨時的な措置として、今回の災害に関して、別サイトを設置しました。皆さんのお知り合いの方にも是非お伝え下さいmail to!→【成田線の運行状況】 【停電情報・交通情報】

ちなみに、我孫子市では災害情報に関して公式ツイッターを設けています。
タイムリーな情報が確認できます。皆さんも是非、チェックして下さい!→我孫子市公式ツイッター

また、我孫子市は「携帯メール配信サービス」を行っています。→PCの案内はこちら 携帯の案内phone toこちら
うち、【防災無線情報】にご登録いただくと、防災無線で放送された内容が順次メールで配信されます。
計画停電のお知らせはこちらを通じて配信されていますので、登録されると非常に重宝します!(オススメ)

【以下我孫子市HPより転記・一部加工】→詳細内容は「続きを読む」をクリック→続きを読む
posted by 久野晋作 at 00:00| 千葉 ☀| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

被災された方々の受入れについて

我孫子市は3/19に「我孫子市における東北地方太平洋沖地震の避難者の受け入れについて」というプレスリリースを行いました。内容は以下のとおりです。
我孫子市プレスリリース2011/03/19



今回の東北地方太平洋沖地震により、我孫子市も甚大な被害を受け被災地となりました。
市は、これまで被害を受けた市民の支援と復旧に全力をあげて取り組んできました。そのため、避難者の受け入れ体制が整っていませんでした。
現在は、ライフラインも復旧し、市民の避難所も当初の10カ所から2カ所になりました。そのため、3月21日から避難者100名を受け入れることにしました。

【受入れ方法】
希望者は、必ず次の受付日時に受付窓口へ電話で連絡してください。
※電話受付をしていない方は、入所できません。

■受付日時:3月20日(日)から100人に達するまで、毎日午前9時から午後5時 
・受付窓口:市民生活部市民安全課 TEL:04−7185−8357
■受入人数:先着100人
■受入期間:3月31日まで
■受入の条件:ご自分で我孫子市内へ来られる方
■毛布あり。食事の提供はなし


この内容を見て、皆さんはどのようにお感じになられますか?

この内容で、果たして良いのでしょうか?
この対応に、果たして誇りを持てるでしょうか?

このまちの住民であることに誇りを持てるでしょうか?


「言うは易し、行うは難し」と言いますが、

もう少し違った形で。もう一歩踏み込んだ形で。
市民との協働を存分に活かした「受入れ」を出来ないものでしょうか?

私はそう感じますが、皆さんいかがでしょうか?


「これから」という時に、腰を折るような発言になってしまい恐縮ですが、
私以上に問題意識を持っている方が沢山いらっしゃいます。


「市は、これまで被害を受けた市民の支援と復旧に全力をあげて取り組んできました。そのため、避難者の受け入れ体制が整っていませんでした。」という理由で、被災者の方々を受け入れる後発自治体となった訳ですが、後発自治体だからこそ、もう少し、知恵を絞る、独自の支援策を提供するなど、有ってもいいのではないか?と思います。


ここまで来たら、「実績を作らんが為に慌てる必要は無かったのでは?」と思います。

市民の皆さんは、本当に多くの関心と問題意識を持って、市の対応を注視してきました。
市民の皆さんには、本当に多くの知恵とお力があります。


「それでも非難させて欲しい」という切迫した方々もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今後の対応については再考していただきたいと思います。


このまちに住む一人の住民として、このまちの一議員として。


以下、ツイッターでの呟きを添付させていただきます。

kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
いわきの老健施設丸ごと鴨川に避難 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/lAI7CvK via @yomiuri_online at 03/21 23:50
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
福島から避難668人に  : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/wMpp58i via @yomiuri_online 受け入れについては、各市の対応は様々。ただ、その市の姿勢がハッキリと現れてくる。後発組の本市の対応はどうだろうか? at 03/21 23:56
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
東日本大震災:14自治体、被災者652人受け入れ /千葉 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/nysssm7 via @mainichijpnews 今年度で廃校となる湖北高校の校舎等の利活用は出来ないものだろうか?その可能性を探ると共に、現職県議にも働きかけたい。 at 03/22 00:16
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【被災された方々の受入れ】http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001103180001【上小阿仁村は、廃校を利用した被災者の受け入れに手を挙げている。】とのこと。我孫子には【県立湖北高校】がある(今年度限りで廃校)。 at 03/22 00:21
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【被災者の受入れ】 校舎の利点は様々→【教室の利用→プライバシーの確保が可能。校舎内に調理施設がある。暖房設備もある…などなど】。上小阿仁村は「被災地からの要請があれば、村がバスを出して迎えに行く考え」とのこと。財政的に余裕はないと思われる(失礼)村でこの対応。う〜ん段違いだ…。 at 03/22 00:29
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
「情けは人のためならず」というが、今は、まさに非常事態。「お世話様、お互い様、お陰様」の日本精神を全国各地の自治体、市民が発露させ受け入れ態勢を整え、実施している。そんな中、本市の被災者受け入れ内容を鑑みると、とても悲しい。もう少し、心の通った人道的な対応は出来ないものだろうか。 at 03/22 00:46
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
〜受入れ期間は11日間(3月末まで)、食事なし。ご自分で我孫子市内へ来られる方。毛布アリ〜この内容を見て、私は受け入れる自治体としての温かみは感じられないこの件については、本当に多くの方々からご意見(ご叱責)を頂いています。一肌も二肌も脱がんとしている市民が我孫子には沢山います。 at 03/22 00:53
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@murozonovsky ご意見ありがとうございます。市が受入れを決定するにあたっては、様々な議論があったことと思います。おっしゃるように、受け入れる側(〜行政のみならず、市民も〜)の物心両面の支援と深い理解が問われると思います。シッカリとフォローしたいと思います。 at 03/22 01:03

posted by 久野晋作 at 01:21| 千葉 ☁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

奪い合えば足りない⇔分け合えば余る。

みんなで分け合えば、できること.JPG東日本大震災から一週間が経ちました。

日が経つにつれ、被害の大きさが判明し、様々な問題が次から次へと生じて来ます。

なぜ我々が、なぜ私たちが…。

そんな思いを抱いている方は少なくないと思います。


私たちは日々試されていると感じます。

この危機を凌げるかどうか。

心と力を合わせ、手を携えて
この難局(国難)を乗り越えていきましょう。


日本人なら必ず出来る。

私は信じています。


だから、絶対に諦めない。


そうでなければ、必死の思いでこの国を作ってきていただいた私たちの先人たちに顔向けが出来ません。


頑張って乗り切っていきましょう!

posted by 久野晋作 at 19:39| 千葉 ☀| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月16日

計画停電について

福島原発の動向が気になる所ですが、計画停電の予定は変更に変更が重ねられています。

詳しくは、下記の市のHPをご参照下さい!

【我孫子市HP】東京電力による計画停電について

15日(火)から18日(金)の停電時間と地域(東京電力作成)
※15日の第5グループ・第1グループ・第2グループの停電は中止となりました。
※第1グループが第5グループに変更となり、それぞれのグループの停電時間が追加されました。
※なお、停電時間等については、変更がある場合がございます。



私も、情報錯綜の一端を担ってしまっているかもしれません。

そのことを先ずもってお詫びいたしますが、「非常時に変更はつきものである」と割り切って、冷静に対応して行くことも必要ですね。

利便性や速報性のメリットには非常に大きなものがあることは確かですが、その裏側にあるデメリット(マイナスの側面)を意識するだけでも少しは対応が変えられますね。

泰然自若で今日も一日がんばりましょう!
(自戒の念を籠めて・・・)


【追晋】
明日、午前9時半から本会議が再開します。
午前の弐番バッターで質問に立ちます(質問要項はこちら→「議会開幕〜直球勝負・十三番〜」)。

計画停電が実施されますと、当該地区は10:00まで停電となりますので、場合によっては開会は10時〜となるかもしれません。予めご容赦下さいますようお願い致します。

なお、傍聴席の側壁に亀裂が生じたようですので、議場での傍聴が出来ないとのことです。当日お越しいただく場合、第2委員会室で画面を通してご覧いただくことに成りますことを予めお断り申し上げますm(_ _)m
(詳しくは我孫子市議会HPをご覧下さい)


posted by 久野晋作 at 10:27| 千葉 ☔| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする