12月に放映された
「坂の上の雲」。
そして、3日に放映された
「龍馬伝」。
ライブでは中々見れなかったのですが、
録画していた番組を本日やっと見終えました。
涙もろくなったこともあるのでしょうが
無性に涙が止まりませんでした。
◆
「ドラマ」ですから、多少(かなり?)の脚色もあると思います。
史実から口伝や様々な方が描いてきた龍馬像があるわけですから
どれが真実の龍馬かは誰にも判断できません。
福山正治さんの演じる龍馬は格好良すぎて、
私の中の「泥臭い・人懐っこい龍馬」とは、ちょっと違うのですが、
「清廉で誠実な龍馬」という感じで、一つの龍馬像としてアリだと思いました。
漫画家の「小山ゆう」さんの描いた
「お〜い竜馬」のイメージに近いものを感じます。
(特に子役はそのもの。でした!)
※ちなみに、年末に掛けて放映されたTBSの「仁」で内野聖陽さんが演じた龍馬の方が私のイメージに近いです。
なにはさておき、当時の熱気、匂い、想いがとても伝わって来て
気付くとハラハラと涙が伝って来ます。
番宣で既に泣いていました(笑)。
涙腺弱過ぎですね。
◆
司馬文学はとても好きで、中でも「竜馬がゆく」は高校生の頃に、姉と兄に触発されて読み始め、授業中にもひっそりと読み進め、最後のシーンを読み終えたとき、思わず涙を流してしまったことを思い出します。
それから、大学生の卒業旅行でバイクで九州一周(〜途中、龍馬とおりょうのの新婚旅行地の霧島温泉に浸かったり、長崎の亀山社中&風頭公園にも立ち寄りました♪〜)⇒中四国(高知・桂浜)⇒京都と、各地の史跡をめぐって当時に思いを馳せました。
その後も京都を訪れる度に幕末の関係の史跡をめぐっています。
現在も、縁あって年に幾度か京都に行く機会があり、幕末当時と比較するのも何かもしれませんが、若い議員が集って国民国家について熱く議論を戦わせ「来る日」に備え「同志団結」のもと活動しています。
◆
この混迷期に「若い力」が必要であることは間違いないと思います。
「若気の至り」というのも多分に有りますが、旧態依然とした価値観や物事のとらえ方では、時代のスピードに対応していけないばかりか、彼らのような先人たちが血と汗を流して必死の思いで守り伝えようとしてくれた「大切なもの」を見失い、一つ、また一つと、壊していってしまうような気がしてなりません。
実際、私たち日本人は、
これだけ恵まれた国に生まれ、育ち、暮らしているにも関わらず、
本来あるべき国家観や国家像を大いに見失い彷徨っていると共に、
大切なものを「壊し続けている」と思います。
だからこそ、
今動かずして、いつ動くのか?そのような危機感が沸々と湧いてくるのです。
世の人はわれを何とも云はばいへ
わがなすことはわれのみぞ知る龍馬の言葉です。
ドラマの中でも、龍馬は自分探しの旅をし始める所ですが
こうした確信を持てるよう、心身ともに
己を鍛えに鍛え抜いて行きたいと思っています。
◆◇◆
司馬文学の傑作「坂の上の雲」待望の映像化。
いよいよ本日放送されます。
年明けには「龍馬伝」が始まります。
幕末から明治維新期の新しい国づくりの物語。
必死にそして力強く生き抜いた
若者たちの群像が描かれていくことと思います。
世知辛く暗いニュースが蔓延し、
混迷を極めている現代において、
一つの示唆を与える番組となることを期待しています。
2009年11月29日のブログより。
posted by 久野晋作 at 23:58| 千葉 ☀|
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