2018年12月21日

12月議会採決結果一覧および最終日の録画中継について

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日、12月議会(平成30年第4回定例会)が閉会いたしました。

大きく賛否の別れた市長他3役の給与増額改定議案(第3号議案)につきましては、昨日ブログ記事に記しましたが、本日12月議会採決結果一覧が公開されましたので取り急ぎご報告いたします。

→12月議会採決結果一覧 https://goo.gl/pYb5st(*クリックすると、pdfが開きます)

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また、最終日の本会議(12月議会に上程された議案や請願の「審査結果報告→討論→採決」の模様につきましては、議会録画中継(速報版)が公開されましたので、合わせてリンク先をお知らせいたします。

🔵議会録画中継(速報板)13分過ぎから討論が始まります。

→12月議会最終日(本会議)録画中継(速報板) https://goo.gl/ZudfAJ


余談ながら…

当日、討論原稿を読まずに臨もうと考えていたのですが、数字に間違いがあってはいけないと考え直し、原稿を読むことにいたしました。執行部と向き合って質疑を行う「対面式」にしてから、議長や委員長を除いて、全議員を前にしてお話する機会というのは少なく、何気に緊張するものです。原稿に釘付けになっているように見えるかもしれませんが、時折議場に目をやり、各議員のご尊顔を拝見していたりします。

苦虫を噛み潰しながら聞いている方も入れば、合いの手を打つように諾きながら聞いて下さる方もいます。

腕組みしながら踏ん反り返って聞いている人も入れば、正対してキッチリと聞いて下さっている方もいます。

時折、執行部席に目配せして薄ら笑いを浮かべている方も中には居て、二元代表制(議決機関vs執行機関)が具現化された議場において、あり得ない光景に隔世の感を覚えていますが、実際は真摯に耳を傾けて下さる方が殆どです。


緊張感のある議会にする。

これが今期立候補した大きな理由の一つでした。

志半ばというより、実現のとば口にも立っていない感もありますが、持続可能な市政運営の確立に向けて鋭意努力して行く所存です。

引き続きのご支援、ご指導、そしてご鞭撻のほどお願い申し上げます。

我孫子市議会議員  
久野晋作 拝
posted by 久野晋作 at 19:08| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についての反対討論

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

本日2時から、12月議会(平成30年第4回定例会)最終日となる本会議が開会され、今定例会に上程された各議案や請願についての「審査結果報告→討論→採決」が行われました。

私は、会派を代表して、市長他3役(副市長・教育長・水道局長)の給与の増額改定の議案(議案第3号:我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定)に対して、議場の議員の賛同を得るべく反対討論を行いました。

残念ながら、多数の議員の賛同を得ることは出来ず…😓

第3号議案については「賛成14人、反対9人」で多数をもって可決承認されました。


今定例会に上程された議案は全て可決承認されましたが、細かく見ていくと賛否が別れた議案が少なくありません。

議員別の採決結果の詳細につきましては、明日我孫子市議会web-siteにて公開されますが、当該議案も含めて二つの議案、継続審査となっていた請願について反対し、その他の議案については賛成いたしました。

🔴追記 12月議会採決結果一覧(12月21日公開)*別画面にてpdfが開きます

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🔵議会録画中継(平成30年第4回定例会 委員長報告・討論・採決)
 →8分過ぎから討論が始まります。


賛否は問わず非常に頭を悩ませましたが、どんなに悩んだとしても、上程された議案(予算案含む)や請願・陳情に対する最終的な議員の意思表示は、賛成か反対かの二択です(退席という裏技…もあります…が😓)。

正しいか、間違っているかということではなく、それぞれの信念と時々の判断に則って結論を下した結果であり、その判断に説明責任と議決責任を負うのが議員です。

今後厳しい財政状況を迎えていく中で、益々判断が難しい議案や事案が多くなっていくものと予想していますが、持続可能な自治体経営のため、そして、選ばれるまちに向けた最適解を目指して悩み、考え、伝え、議論し、行動して行く所存です。


以下、討論原稿です。

ご一読いただければ幸いです。

議案第3号:我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、会派を代表し、反対の立場で討論いたします。

@まず初めに「財政面の理由」です。

この議案は一般職の職員にかかる人事院勧告による「給料月額等の引き上げ」を考慮して、過去4年分の人事院勧告を尊重し、その積み上げ分として来年1月1日から給料月額を約1.1%引き上げ、期末手当の支給割合を改定するため提案されました。

★★★    増額分  改定後の月額
市長   9,000円  846,000円
副市長  8,000円  724,000円
教育長  7,000円  662,000円
水道局長 6,000円  643,000円

次年度予算では、4役合計約85万円のアップとなります。現在、来年度の予算編成が進められていますが、厳しい状況に変わりはなく、理事者が給与を上げられるような財政状況にあるのでしょうか?

直近では、半世紀に一度迎える大きな事業となるクリーンセンターの更新工事を控えており、第1期工事において、約140億円もの事業費を想定しているところです。また、クリーンセンターのみならず、各種公共施設等の更新時期を迎えていくにあたり、今以上に厳しい事業選択を迫られる環境を迎えていくことは間違いありません。

補正予算審査において、市の貯金である財政調整基金の年度末残高は18億2,050万円になるとの報告も受けた所であり、目減りの傾向は顕著です。

こうした状況を鑑み、理事者の給与改定は、果たして今行うべきことなのか?

非常に違和感を覚えます。


A次に「職員の士気」の問題です。

厳しい財政状況を踏まえ、平成22年度から、1級を除く一般職の給与の独自削減を行なっています。

この間、数次の延長が重ねられており、平成25年度の改正においても、

2級(主任)から4級(主査長)まで   2%
5級(課長補佐)は           3%
6級(課長)および7級(次長・部長)は3.5%

と、当分の間、減額を行うこととしています(人件費換算で総額約1.8億円以上になると思われます)。

一般職の職員の皆さんに独自の給与減額を受け入れていただいている中で、市の4役の給与改定を行うことについて、職員の士気への影響が非常に懸念される所です。

余談ながら、昨年度の専決処分事項の未処理案件17件、生活保護費・児童扶養手当に関する事務処理誤り、今定例会においては、湖北地区公民館の指定管理者・募集要領の不備により、指定期間の変更についての条例が上程されるなど事務処理誤りが続いています。

こうした中での給与改定の提案には疑問がぬぐえません。


B最後に民意についての認識です

今回の市長提案に対し、賛成の人もいれば反対の人もいます。常任委員会および予算審査特別委員会の審議において、市長からは昨年10月に開催した報酬審議会の諮問結果、そして市長が対話した市民の声などを踏まえて判断したとのことですが、逆に「今、上げる時なの?」と考える方々も少なくありません。

市議会は二元代表の一翼を担う本市の意思決定機関です。当該議案の審査が付託された所管である総務企画常任委員会においては、芹澤委員長からの報告のとおり「多数をもって否」と決しています。

最終的にはこの後に行われる、採決で賛否が決しますが、賛否が拮抗するもの、とりわけ人事に関することや自らの処遇等に関わる議案については慎重に対応するべきです。

もし、「多数の賛同が見込めるから押し通そう」と考えているのであれば、それは民主主義の曲解です。

議案を提案するものは、原則として、可能な限り多くの議員の賛同を得られる内容と環境を作るべきではないでしょうか。

これから本格的に迎える厳しい財政状況の中で、何を選択し何を諦めるかという局面が益々増えてくることでしょう。

その中で、全会一致・全員一致ということは、より難しい状況になると考えますが、それでも、人事編成権・予算編成権・議案上程権・予算執行権という強大な権力をもつ市長は、可能な限り多くの議員の賛同を得られる内容と環境を作るべきです。

昨日の予算審査特別委員会の質疑において、「総務企画常任委員会の審査結果を踏まえ減額修正を行う考えはあるか」とお聞きしたと、残念ながら「その考えはない」との答弁でした。

よって、意思決定機関である我々議会として、給料改定の根拠条例となる本議案を否決すべきと考えるものです。

江戸時代中期、領地返上寸前に陥った米沢藩再生のきっかけを作った上杉鷹山公は、自ら率先垂範して節約に努めたと言われています。

上杉鷹山公は多くの意見に耳を貸し、お金の出入りを明確にさせ、財政の全体を明らかにし、役人や領民の協力と理解を求めた名君
と言われており、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが尊敬する日本人政治家としても有名です。

指導者の生き様、背中、言行を部下や市民は見ています。

議員各位の賢明なる判断を心から願い、討論の主旨にご賛同賜りますようお願い申し上げます。


🔵議会録画中継(平成30年第4回定例会 委員長報告・討論・採決)
 →8分過ぎから討論が始まります。

(*壇上における言い回しは、原稿と若干異なる部分がありますがその点ご容赦ください)

こちらの写真は平成30年9月議会における討論時のものです
posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月18日

問題の本質から逃げない 〜中学校における「完全給食」の実施の議論を通じて〜

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

ネットおよびSNS上で話題にのぼっている「町田市における中学校完全給食実施についての請願」にかかる和光市長の松本武洋さんのFacebookへの投稿記事を拝見し、思うところがありましたので私のFacebookページにてシェアさせていただき、本年6月議会から我孫子市議会において議論されてきた【請願:学校給食の完全無償化】についての所見と合わせて記しました。

ご一読いただければ幸いです。
10月19日に保護者ふれあい給食でいただいた新木小学校の給食です


本質にキチンと言及する。
問題の本質から逃げない。

あとは判断の問題。


SNS上の情報から、町田における議論を注視していました。
噂の現場も録画して拝見しました。

学校給食だけの問題ではありませんが、「財政的な見地が抜け落ちた議論」は絶対に避けないといけないと痛感しているところです。

結果的に(回り回って)子供達にツケを回すことになりかねないからです。

本市では、約20年以上前から中学校(6校)も自校式で提供していますが、その導入に当たっては様々な議論がなされたことを議事録(平成7年度以降から電子記録がスタート)から確認することができます。

http://www.kaigiroku.net/kensaku/abiko/abiko.html
(「中学校給食」で検索してみてください)

20年以上も経てば、設備の更新、安全衛生管理上の問題など、課題は決して少なくないところです。


同種の議論が、我孫子市でもこの間行われて来ました(現在進行形です)。

6月議会において「学校給食の無償化」を求める請願が提出され、6月議会、9月議会では「継続審査」となり、今議会において賛否を決することになります。


請願の願意は
・我孫子市の学校給食の完全無償化をめざすこと
・我孫子市の学校給食自校調理方式と栄養職員の全校配置に引き続き努力すること
・国費として学校給食無償化を実行するよう、国に意見をあげること

の3点です。

教育委員会学校教育課からの情報提供によれば、小学校(6,310人分)・中学校(3,192人分)ともに、保護者の負担分を無償化する(完全無償化)には概算で約4億8千万円の財源が必要になります。

これに市の負担分…給食運営費・給食施設維持管理費・正規職員人件費(栄養士9人・調理員4人)・扶助費(就学援助費・特別支援教育就学奨励費)が、約6億1千5百万円。

ここには光熱水費は含まれておらず、これから必要になる学校給食施設の老朽化に伴う更新費用は含まれていません。


上程された議案(予算案含む)や請願・陳情に対する議員の意思は、賛成か反対かの二択です(退席という裏技…もありますが)。

「願意を妥当と判断し、その方向に向けて取り組む判断」をするか、「厳しい財政状況を踏まえた判断」をするか。

正しいか、間違っているかということではなく、それぞれの信念と時々の判断に則って結論を下すことになります。

これからは益々、こうした厳しい判断を行うことになりますが、持続可能な自治体経営のため、そして、選ばれるまちに向けた最適解を目指して悩み、考え、伝え、議論し、行動して行く所存です。

posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

特別職の給与改定(給与up)の議案は委員会にて「否」と認定

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

本日から、12月議会も中盤戦(議会日程はこちら)。

各常任委員会にて個別議案等の審査に入りました。

所属している総務企画常任委員会に付託された、【議案第3号】「常勤の特別職(市長・副市長・教育長・水道局長)の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定(給料up)」について、多数をもって否決すべき議案であると認定しました(*私も反対しました)。

給料の見直しについては、様々な見解があるところですが、厳しい財政状況を踏まえ、一般職の職員の給与を独自削減(2%〜3.5%)している中で、執行部(4役)の給料をあげることには賛同できません。

江戸時代中期、領地返上寸前の危機に陥った米沢藩の改革に当たった上杉鷹山公を引き合いに質疑を行わせていただきました。https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/yozan.htm?fbclid=IwAR36IN_1UxeTnXGTOgcQwBksBCAQqMr9AWz4pKoOQoxChV6t27AUawiogSM

週明けの審査は、教育福祉常任委員会です。

私は19日の補正予算審査特別委員会にて再び審査に臨ませていただきます。





posted by 久野晋作 at 21:04| 千葉 | 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

反問権は、何のため、誰のため?

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

暖房もなかなか効かないような底冷えする寒い1日となりましたが、本日から本会議場における一般質問が始まりました。平成30年第4回定例会(12月議会)一般質問日程・要項はこちらです。一般質問は、水曜日までの三日間行われます。

一般質問は本会議において、議員が個別の議案とは別に、市政の諸課題や市長以下執行部の考え方・執行状況に対して質疑や提案・要望を行うものであり、我孫子市議会においては、6月と12月議会については個々の議員からの質問(個人質問)が行われ、3月と9月議会においては会派を代表して行う代表質問と合わせて個人質問が実施されています。

*ご参考:我孫子市議会における「会議の流れ


さて、表題の件です、

2番目に登壇した飯塚議員に対して、星野市長から反問権が行使されましたが、「当該反問権(二つ目)の行使内容」について議会が紛糾し、議会運営委員会が急遽開会され、約1時間ほど議事が止まるという事態になりました。


「反問権はどこまで許されるのか?」が論点でした。


我孫子市議会では、平成26年第4回定例会において我孫子市議会基本条例を全会一致で制定していますが、「執行部への反問権の付与」については、平成23年第一回定例会から行なっていました(〜我孫子市議会における主な議会活性化に関する歩みはこちら〜)。

反問権の導入初期にも、その行使について混乱があったことから、反問する際のルールを明確化しており、議会基本条例の逐条解説(p7)においてその旨を明記しています。

第4章 議会と行政の関係

(議会と市長の関係)
第7条 議会は、市民の意思を代表する合議制の機関として、二元代表制の趣旨を踏まえ、常に市長と健全な緊張関係を保ち、市政発展に取り組まなければならない。

2 議長から本会議及び委員会に出席を要請された者は、議長又は委員長の許可を得て、議員の質疑及び質問に対して、論点を明確化し議論を深める目的で反問することができる。


※第7条は議会と市長との関係における議会の責務を定めるものです。平成23年3月定例会から我孫子市議会会議規則・我孫子市議会委員会条例を改正し、市長等に反問権を与えていますが、反問する際のルールを明確にしました。

※反問とは:市長等は、本会議または委員会において、議員の質疑及び質問に対して答弁を行いますが、議員の質疑及び質問に対して論点を明確化し議論を深めるため、市長等が逆に質問できることです。


記載のとおり、反問権付与の目的は「質疑の論点を明確化」させ「議論を深める」ためなのですが、市長が行なった2回目の反問は、その趣旨とは明らかに異なるものであったことから、議会運営委員会における協議の結果、市長が行なった反問は認められず質疑が再開されることになりました。

ちなみに、その後の飯塚議員とのやり取りにおいても、穏やかならぬやり取りとなり、後味の悪いものになったことはとても残念でした。

「聞かれたことに答える」

これが基本であり、議会答弁における大前提です。

この前提を抜きにすると、互いに噛み合わない「意見表明」を繰り返すだけとなり、何ら生産的なものになりません。


この世に自分と全て同じ考えを持つ人は先ずいません。

政治の場においては尚の事です。

価値観も様々ですから、意見や考えの相違が出る事は当然です。

でも、だからと言って、好き嫌いで物事を判断し、態度を決めるとしたらどうなるでしょう?


物事が好転するはずはなく、むしろ、その溝はますます深くなる一方です。


相違がある中でも、意見は意見として真摯に受け止め、誠実に回答した上で自身の意見を述べる。

こうした横綱相撲を期待したいところでしたが、残念ながら叶わぬ夢のようです。



直接議場で傍聴されていた方、インターネット議会中継を拝見されていた方は、協議の経過や、反問権に関する「この間の経緯」が分からないため、さぞや困惑されていたことと思います。

議会の運営は「ルール」に基づいて行われるものであり、「制度の主旨」から逸れる運用を認めていくと「何でもあり」になってしまう為、そうしたことは厳に慎まねばなりません。

本会議や委員会における運用(ルール:条例や規則等)についての解釈について疑義が生じるものについて、議長の諮問機関である議会運営委員会において協議に諮られることがままありますが、常識的な見地から、「それはないだろう…」というものもあるわけです。

我孫子市議会における反問権は、我孫子市議会議会基本条例および当該逐条解説に明記しているとおり「議員の質疑及び質問に対して論点を明確化し議論を深めるため」に行われるべきものであり、議員個人の政治姿勢を問うものとして設定したものではありません。

年明けに市長選が行われることから、勢いこうした対応になってしまったのかも知れませんが、とても残念な対応でした。


最後に質問を行なった内田議員とのやり取りも、非常に残念でした。

自治体の代表者であり顔である市長には、「君子」であって欲しい。

議会人としてだけでなく、
ひとりの市民としての切なる願いです。

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posted by 久野晋作 at 23:55| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

12月議会(平成30年第4回定例会)が開会

寒くなったり、初秋のような天候になったり…と、気候が落ち着きませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今週月曜日から12月議会が開会されました。
会期は20日(木)までの18日間となります。会期日程については、こちらをご覧ください。

今定例会に上程された議案は18議案ですが、私は、会派を代表して補正予算審査(審査は19日に開会予定)に臨む予定です。

(議案第1号)我孫子市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について
(議案第2号)我孫子市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第3号)我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第4号)我孫子市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
(議案第5号)我孫子市ひとり親家庭等の医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第6号)我孫子市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第7号)我孫子都市計画事業我孫子駅前土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例の制定について
(議案第8号)我孫子市議会議員及び我孫子市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第9号)指定管理者の指定について
(議案第10号)指定管理者の指定について
(議案第11号)指定管理者の指定について
(議案第12号)指定管理者の指定について
(議案第13号)指定管理者の指定期間の変更について
(議案第14号)平成30年度我孫子市一般会計補正予算(第3号)
(議案第15号)平成30年度我孫子市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
(議案第16号)平成30年度我孫子市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
(議案第17号)平成30年度我孫子市介護保険特別会計補正予算(第2号)
(議案第18号)平成30年度我孫子市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)


現市長の任期中最後の定例会となりますが、我々市議会議員にとっては、これより一年の任期となります。持続可能な自治体経営が図られるよう、引き続き鋭意活動して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

なお、お陰様をもちまして、これにて11月上旬から開始した市内各駅各駅頭における市政リポートの配布活動は11月30日(木)の天王台駅南口での活動をもちまして、すべて終える事が出来ました🙌

夏から各地をポスティングで回らせていただいておりますが、引き続き、可能な限り、各地にお伺いさせていただく所存です📬🏃‍♂️

〜今月の格言(『荀子』修身編より)〜

志意修 則驕富貴
道義重 則軽王公

 志意脩まれば 則ち富貴を驕り
 道義重ければ 則ち王公を軽しとす


我孫子市議会議員
 久野晋作 拝


※以下、日々更新しているFacebookの登録記事の一部です。




posted by 久野晋作 at 17:00| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

ふるさと納税の影響について〜過度な返礼品競争が本市にもたらしていること〜

「ふるさと納税による、市税収入への影響(支出過多)について、市民に対するお知らせを」という定例議会における数次の提案や発言内容を受け止めていただき、本日の広報あびこ(平成30年12月1日号)の一面(クリックするとpdfファイルが開きますに取り上げて下さいました。

広報あびこ平成30年12月1日号ふるさと納税制度の本旨は、理解するところながら。行き過ぎた返礼品競争や返礼品目当ての制度利用は問題が多いと考えるところです。

年末は駆け込みで制度利用される時期となるので、時宜を得た広報だと思います。

一人ひとりが立ち止まって考える。

こうした機会につながれば幸いです。

*平成29年度の本市における実績(我孫子市website)

▼平成29年4月1日から平成30年3月31日までの寄附金の実績
 寄附件数 462件
 寄附金額 7,405,000円

▼我孫子市民が寄附したことによる我孫子市の個人住民税減収額
 ※平成28年1月1日から12月31日までに寄附をしたことによる平成29年の税額控除額)
 ※個人住民税減収額には、我孫子市民が我孫子市へ寄附したことによる額も含む。

 個人住民税減収額
 3,071件
 124,453,000円

*平成30年度の減収額は約1億7千万円です。

平成30年9月総務企画常任委員会での質疑

◆委員(久野晋作君) ふるさと納税について手短にやります。
 澤田議員から本会議場でやりとりあって、非常に部長の答弁もすばらしくて、自分さえよければそれでいいといった、いわゆる高額返礼品目当てのちょっと行き過ぎた、制度の趣旨を超えたことに対して、総務省からこれから規制をかけていくということがありました。もっともなことであるというふうに思っております。本市においては、その制度趣旨をわきまえて、趣旨にのっとる形で、さまざまな参加型を返礼品として対象にしたり、工夫したり、それは本当にすばらしいことだと思います。
 昨日のニュースで非常に気になったのが、本市の場合、支出過多になっているわけですけれども、この報道がされたことによって駆け込み需要が出ているということがありました。残念ながら、人は利益、利で動いてしまうというのは常だと思うんですね。この本来的な志、心意気というんでしょうかね、自分のふるさとを応援しよう、頑張っている自治体を応援しようというところで反応していただくべきところを期待したいところですが、逆に注目を集めて、そこに流れががっと行っているというところが気になりまして。以前も指摘、ほかの議員の方からもありましたけれども、今の市の現状ですね、出入りの現状を、いわゆる不交付団体の東京都内のとは全然額も件数も違いますけれども、とはいえ現状、支出過多になっていますので、この現状も正しく市民の皆さんに御認識いただくことも必要ではないかというふうに思っておりますが、その点についてはいかがでしょうか。

◎財政課長(山元真二郎君) 今現在、ふるさと納税の実績の報告の際に、そのときに逆に市民税のほうの減収額についてもお知らせするような形をとっているんですが、今後もそれを引き続き、あとはより市民の方に伝わるような形で周知をしてみたいなというふうには考えております。

◆委員(久野晋作君) わかりました。
 東京都の区内は大変厳しい状況で、世田谷区ですとか、一番大きく毀損されているのは横浜市ということですね。杉並区がこのふるさと納税で住民税が流出していますと、もうこれダイレクトに市民の皆さんに訴えられていました。もう額が、けたが違いますので、確かにそれはそうだよなというふうに思いますが、ここまでやるかどうかは別として、現状はやはり出ていけば、その分市民サービスに与える財源がなくなっていくのは事実ですし、75%交付税措置ということは言われているけれども、本当にそうかなという部分もありますし、75%措置されるとはいえ、25%も結構な額になります。一生懸命担当課で精査をして、財政措置して予算を組まれている中で、決して安い額とは全く言えないと思いますので、より具体的な案内も今後検討すべきところはあるのかなというふうに思いました。
 というのは、この本当に県内においても結構激しく近隣の自治体も結構やっているんだなということを改めて知りました。この東葛圏内もありましたので、その点は市民の皆さんの志に本当にきちっと訴えていくように、制度趣旨がきちっと図られるようにというところで対応していただきたいと思います。最後答弁お願いします。

◎財政課長(山元真二郎君) ふるさと納税本来の趣旨に沿って正しい運用がなされるように、今現在の現状についてもホームページだけではなくて、昨年度も広報で一度お知らせしているんですけれども、今後も引き続き現状の市がもらっている額と、市から出ていっている税金の額の差ですかね、そこの辺も含めて幅広く周知をしていきたいというふうには考えております。

◆委員(久野晋作君) よりイメージしやすいように、例えばこれだけあればこういったサービスに充てられますよ、これだけの分がなくなったけれども、本当はこういったこともできたんですよというような、そうするとイメージが非常にしやすいかなと。制度趣旨の本旨は理解は十分するところなんですけど、明らかにもう行き過ぎていると思いますので、その点、引き続きよろしくお願いします。


平成30年9月決算審査特別委員会での質疑

最後に、ふるさと納税のところだけちょっと触れたいと思います。
 決算書は18ページになるのかなと思うんですけれども、これはいわゆる繰り返し出てきているというか、我孫子市民が他市に寄附したことによる我孫子市の個人住民税減収額ということで、これは常任委員会でもやっておりますし、予算委員会でも重ねてやっている部分ですけれども、平成29年度の減収額は1億2,445万3,000円、非常に大きい額であります。そのものずばりが丸々引かれるかというと、75%が交付税措置されるということではありますが、交付税はちょっとブラックボックス的なところもありますので、どうかなと。万が一丸々ちゃんと75%交付税措置されたとしても、25%市の持ち出しとして計算すれば、3,113万250円ということです。これも本当に大きい。
 今年度に関しては影響額がもっとふえるわけで、単純に計算すると4,000万円ぐらい市では持たなくちゃいけない、最低限だと思います、恐らく。これは非常に大きなところで、憂慮すべきことだと考えておりまして。総務常任委員会でも言ったんですけれども、この状況を重ねてほかの委員さんももちろん言われていますが、市民に理解いただくためにホームページ等で告知をお願いしたいということで、ホームページ現状の確認をさせてもらいました。これは平成29年度からこのような記載はされていましたでしょうか。その点、まず確認させてください。

◎財政課長(山元真二郎君) 委員おっしゃった減収額が幾らかということについては、平成29年度の分からホームページのほうに掲載しております。ふるさと納税のいただいたものの実績とともに減収額もお知らせしているような形となっております。

◆委員(久野晋作君) ありがとうございます。
 ただ、表記のところは非常に控え目、一番最後段にありまして、これはなかなか見る人がどれだけいるだろうかなというところはあります。これはやっぱり切実な、本市にとっては物すごく大きなところであります。もちろん我孫子市もいただいている部分というのはありますけれども、余りにも出る分と入って来る分が差額があり過ぎる。3,000万円あれば、本当にあったらいいなというところまで、もしかしたらできるかもしれないというところで、非常に大きいポイントだと思いますので、このいわゆる支出分ですね、出ていっている部分、シュッケツ部分については、もう少しわかりやすいポジションに持っていってもいいのかなと。そんなにエキセントリックにといいいますかね、派手に打ち出すというのもちょっとどうかと思いますけれども、しっかりと現状を正しく認識をしていただく。この趣旨に準じて市民の皆さんやっていただいているものとは思いたいんですけれども、やはり常任委員会でも言いましたが利で動くのも人の常、世の常でありますので、ここはもう少しわかりやすくずばっと書き込んでいただきたいのと。
 あわせてこれは要望としてですけれども、今後、例えば3,000万円あったらこれだけのものができました、でも諦めましたというところもはっきり書いちゃっていいと思うんですね。いただいた分に関しては、こういうふうに還元させてもらっていますという実績報告、これは非常に大事で丁寧にやっていただいていると思うんですが、一方その裏でなくなった部分でこれだけの影響があって、これだけの額があればこういう事業ができたということをわかりやすくお伝えしていくことも、大いにこれはありだと思いますので、含めましてよろしくお願いしたいと思います。






posted by 久野晋作 at 10:24| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

決算審査における財政指標(経常収支比率)についての指摘事項

こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

平成29年度我孫子市一般会計にかかる最終日の総括審査において、財政構造の弾力性を判断する比率である「経常収支比率」を取り上げました。

この数値は、毎年度経常的に収入される一般財源のうち、人件費・扶助費・公債費のように毎年度経常的に支出される経費に充当されたものの占める割合を示すもので、100パーセントに近いほど財政の弾力性はなくなると言われています。

経常収支比率算定式.jpg

平成22年度:90.5%
平成23年度:91.2%
平成24年度:92.5%
平成25年度:92.9%
平成26年度:94.7%
平成27年度:94.3%
平成28年度は96.4%


と年々悪化しており、財政構造の弾力性が低くなっていること・財政構造が硬直化していることが顕著に現れています。昨年、千葉県に対して「経常収支比率・将来負担改善計画」の提出を求められたところでもあります。

今年度の経常収支比率は95.9%で、昨年から0.5%の改善を見たものの、依然として高い数値となっています。

今年度の主な改善要因としては、算定する際の分母に参入する
〇株式等譲渡所得割交付金が対前年度比+114.7%、約7,400万円の増収
〇地方消費税交付金が対前年度比+4.3%、約8,000万円の増収
〇そして、市の債務となる臨時財政対策債が対前年比+10.3%、約1億8千万円の増収

となっており、これらはすべて依存財源であり、自主的努力による増収分ではありません。

分子に算定される毎年固定的に支出する経常的経費に当たる人件費・扶助費・公債費・物件費等について、聖域なき不断の見直しや改善を図り、実行に写して行かない限り、財政当局が当面の目標としている92%は達成し得ません。

構造的な要因もありますので、短期的に改善できるものではありませんが、改善に向けた改善の方向性や視点・意見としては、
〇人件費については、定員管理適正化計画による職員数の削減や給与水準を下げる等、取り組んでいただきましたが、給与水準については、少なくともラスパイレス指数100まで下げる努力が必要だと考えます。

〇扶助費については、今後ますます少子・高齢化が進展する中、削減が難しいと考えますが、中身の精査・厳格なチェック・不断の見直しは必要です。

〇増加傾向にある物件費についても、さらなる中身の精査・検証、不断の見直しが必要ですが、担当課との十分な協議の上で実効性の伴う改善計画を作成されることを強く望みます。

〇このような中で、経常収支比率を改善するための当面の課題は、公債費の増加を抑えるために市債発行を如何に抑制するかにかかっていると考えます。


平成29年度は、新木駅舎の整備などの大きな事業が終わり、起債発行総額を公債費以下にするという財政規律を守れましたが、今後は大型の事業案件である「新規焼却施設・新たなクリーンセンターの建設事業」等により、当分の間、これまでの財政規律を守ることは難しいと考えます。


なくてはならないインフラ整備に当たるものなど、市債の発行により世代間の負担の均衡を図って行くことは否定するものではありません。

しかし、たとえ、「なくてはならない事業」を実施するためであっても、現時点では直接声をあげることが出来ない将来世代に対するツケとなる借金を、出来うる限り少なくする努力や創意工夫は必要不可欠であり、今を生きる我々の責務です。

そのため、新たな財政規律の策定、新たな財政シミュレーションの作成ならびに市民とその共有認識を継続的に図っていただくことを、決算審査の初日、2日目最終日と重ねて要望した次第です。
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posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月29日

9月議会最終日の討論について

おはようございます。我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日、「平成29年度我孫子市一般会計歳入歳出決算の認定」の議案に反対した旨をご報告いたしましたが、討論の模様につきましては昨日の午後3時過ぎあたりから、我孫子市議会インターネット中継(録画)にて視聴できるよう、議会事務局のみなさんが「速報版」としてアップロードしてくださいましたので、ご視聴いただければ幸いです。

平成30年第3回定例会 ー 09月27日 最終日(委員長報告→討論→採決)
我孫子市議会インターネット中継(録画)

*開始12分過ぎから「討論」に入ります。





本会議において行った反対討論の原稿は、以下のとおりです。
(直前まで筆入れをしているため、実際の討論内容と若干異なる部分もありますが、ご容赦ください)

Nextあびこの久野晋作です。

会派を代表し、議案第13号「平成29年度我孫子市一般会計歳入歳出決算の認定」に反対の立場で討論いたします。

はじめに、平成29年度決算審査にあたり、平成29年3月に行われた予算審査の場において、指摘した事項、要望した事項等について、各種事業の執行において、どのように反映されていたか、
○予算が正しく、効果的・効率的に執行されたか否か?
○そして、目途とする成果を導き出せたか否か?
○予算執行にあたって、新たな課題は生まれたか否か?
という視点から審査に臨みました。

大方の事業において、指摘事項・要望事項にしっかりと応えて下さったこと、大小問わず一定の成果を上げていることを確認することが出来ました。これらの点につきまして、改めて感謝申し上げる次第です。


それでは、決算の認定に反対するに至った理由について申し述べます。

私どもの会派は、平成29年度一般会計予算案に対し、特に二つの事業について大きな問題意識をもち
反対する決断を下しました。

一点目は、「手賀沼親水広場管理運営委託料」について。
予算額は4,717万5千円、決算額は4,714万9千円です。

手賀沼親水広場管理運営事業は、現在の受託事業者が提案型公共サービス民営化制度を活用し、平成28年に提案を行い採択されたものです。

当該施設である「水の館」は、平成28年度に本市が県から移譲を受けた施設ですが、移譲の移行期であったことなどから、提案された内容において経費の面で比較衡量することが困難であったこと、かつ大きなコストメリットは感じられなかったこと、また、独自性とされたプラネタリウムの管理運営業務は全体の委託料からすると限られた部分に留まるものの、これらをもって事業者が選定されたことなどに対し問題意識を持ち、予算に反対する大きな理由の一つと考えました。

決算審査において、これらの事項について質疑を重ね、当局に改めて説明を求めましたが、当該事業にかかる予算執行につき「是」と判断し得るだけの明快な説明および資料提示をいただくことは出来ませんでした。

水の館を含む・すべての水環境保全啓発施設の管理運営業務委託については、施設の移行期でもあったことから、やはり、当初から予定していたプロポーザル方式により、複数の事業者から各種の提案を受けた上で、最も適切な想像力、技術力、経験などをもつ事業者を総合的に判断し、委託業者を選定すべきだったと考えるものです。

二点目の事業は、「工業振興事務運営費(うち産業拠点検討調査業務委託料)」。予算額は600万円、決算額は540万円です。

星野市長の就任以来、工業系土地利用の適地検討および企業誘致、企業立地、住工混在の解消等に係る調査研究・委託事業が3つ行われてきました。

@ 初めは、平成20年度の工業系土地利用調査研究業務委託料:457万8千円
A 次に、平成24年度の「企業立地方針」策定の基礎資料として行った企業意向調査委託料:159万6千円
B 三番目は、平成25年度の工場集団化事業基本調査業務委託料:690万9千円です。

以上3つの調査に合計1,308万3,000円の経費が投じられましたが、結果として、これらの調査結果に基づいて具体的に事業化されたもの、言い換えれば、工業系土地利用の適地検討および企業誘致、企業立地、住工混在の解消に繋がった具体的な成果はありません。

その上で提案されたのが、平成29年度予算案で提案された
「産業拠点検討調査」にかかる業務委託料:600万円でした。

決算額は540万円でしたので、関連する4つの調査費用を合計すると1,848万3千円になりますが、この金額は人件費を除いた額になりますので、相当の経費と労力が費やされてきたことが分かります。

私たちは、平成20年度から3度にわたり実施された調査研究業務に「屋上屋を重ねるようなものである」と指摘しましたが、予算を反対するに至ったもう一つの大きな理由の一つとしては予算編成過程における瑕疵がありました。

本市は、「限られた財源の中で市民の意見を踏まえて効果的なまちづくりを行うこと」を目的として、平成18年度予算にかかる編成から政策的経費に位置づけられる新規事業の採択に当たっては、その予算編成過程である予算要求および4回の査定状況をホームページ等で公開し、あわせてパブリックコメントも実施してきました。

予算編成過程を公開することは非常に画期的な取り組みであり、前市長の福嶋浩彦市長時代から導入され、現在も引き続き取り組んでくださっています。他の自治体で当然に行われているものではなく、我々は高く評価するものであります。

平成29年度予算に関して、当初、担当課である企業立地推進課が新規事業として事業採択を図っていたのは、事業名【住工混在の解消】であり、その概要は「住環境の改善を図るため、住工混在の解消へ向けて工業系の用地を整備し、企業の立地・集団化を推進する」ものでした。

平成29年1月25日の示達段階においても、当初の事業内容である【住工混在の解消】で事業採択されました。

しかしながら、実際に予算化された事業は「新たな企業が進出しやすい環境整備を推進するため」の「産業拠点検討調査業務委託」であり、「住工混在の解消」ではありませんでした。

事業の変更に伴う説明は、議会および市民に対して一切なかったのです。

「単に事業名が変わっただけではないか」と言う方もいましたし、今でもそのように考えている方もいらっしゃるようですが、それは違います。事業内容自体が変更されていたのです。

このことは、決して看過できることでは有りません。

私たちは、瑕疵のある過程を得て上程された事業を認めるわけには行かないと考え、予算案に反対する決断に至ったわけです。


さて、平成29年度に執行された「産業拠点検討調査」では、市内4箇所を調査対象地区として「産業系土地利用を目的とした基盤整備を行う際の条件整理や土地利用計画案の作成、概算事業費の算出」等が行われました。

しかし、どの場所においても課題が多く、現時点において存在していなければ、計画すらされてもいない新規のアクセス道路が必要十分条件であること、民間資本を活用すると言っても必要となる事業費用は決して小さくないこと、さらに当該調査の中で行われた企業へのヒアリング結果からも、その実現可能性が極めて低いことなどが明らかになりました。
合わせて各種委員会や本会議等における質疑、そして今回の決算審査を通じて、改めて明らかになった事として、

本市において「一定規模および相応の土地」を必要とする「新たな企業が進出しやすい土地基盤整備を含めた環境整備」を行う事は、長期的視点で見ても非常に困難であり、平成29年度予算編成の原点であった【住工混在の解消】が優先して取り組むべき課題であると言う結論でした。


この10年来、市がこだわって来た工業系の土地利用に適した「まとまった土地」が現実にない状況において、既存企業の誘致を狙うのは、大海原に小さな船を出し、専用の釣竿やルアー等の必要十分な整備もないまま「マグロの一本釣り」を狙うようなものです。

私たちの会派では、現時点において実現可能性が極めて低いことに労力を費やし、限られた財源を投じるのではなく、政策の方向性を切り替えるべきだと考えます。

先に述べたとおり、4度にわたる類似の調査に充てられた予算は、人件費を除いて1,848万3千円でしたが、同じ費用を投じていくのであれば、担当課の所管である「起業・創業」に力点を移し、老いも若きも、本市で起業・創業しようとする芽を「見出し、育て、力強く支援して行くこと」に焦点を当てて行くべきと私たちは考えます。

若い世代の定住人口の奪い合いと同様、企業の誘致合戦は、「奪い・奪われ」という、一方の利益が必ず他方の損失になる「ゼロサムゲーム」の世界であり、「win-win」の世界ではありません。その条件整備やインセンティブをつけるため、多くの費用を互いに投じて行く「叩き売り」や「消耗戦」の負の側面も少なくありません。

こうしたある種「展望のない戦局」に身を投じるのではなく、無から有を生み出す、または、潜在的な可能性を見出し、育て、応援すると言う「起業・創業」に力点を移す方が、本市の現状および都市的性格に見合った「無理がない適切な政策」であると共に、夢のある、ワクワクするような取り組みではないでしょうか。

「起業家創業家の物語も生まれるまち・あびこ」は、新たなまちの魅力になると私たちは考えます。


最後に、ますます厳しさを増して行く財政事業の中、「最小の経費で最大の効果を生み出す」観点、そして、「公正な競争のもとでの契約を実現する」観点から、入札のあり方等について質疑・提案を重ねました。

短期的な視点・すぐに着手し得る、実質的な収支を改善することに寄与する取り組みだと考えますので、可及的速やかに「入札制度の抜本的な見直し」を行っていただくことを強く要望し、以上、討論を終わります。
posted by 久野晋作 at 09:07| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月28日

平成30年9月議会閉会(平成29年度一般会計決算の認定に反対しました)

こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日をもちまして我孫子市議会・平成30年第3回定例会(9月議会)が閉会いたしました。

最終日に行われた採決結果は以下のとおりです。
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平成30年第3回定例会採決結果一覧pdf

私は今週25日、26日の両日、平成29年度我孫子市一般会計歳入歳出決算の審査を行う決算審査特別委員会に会派を代表して臨むため、夏場から今月末にかけて、過去の議事録(各常任委員会・予算委員会、本会議等の審査内容)や各種資料にあたり調査研究を行い、約14時間の審査を行いました。

予算執行内容、当局の答弁、審査の内容等、様々な状況を踏まえ、当該決算の認定につきましては「反対」いたしました。

昨日の本会議において、反対討論を行いましたので、以下、原稿を記載させていただきます。
(直前まで筆入れをしているため、実際の討論内容と若干異なる部分もありますが、ご容赦ください)

Nextあびこの久野晋作です。

会派を代表し、議案第13号「平成29年度我孫子市一般会計歳入歳出決算の認定」に反対の立場で討論いたします。

はじめに、平成29年度決算審査にあたり、平成29年3月に行われた予算審査の場において、指摘した事項、要望した事項等について、各種事業の執行において、どのように反映されていたか、
○予算が正しく、効果的・効率的に執行されたか否か?
○そして、目途とする成果を導き出せたか否か?
○予算執行にあたって、新たな課題は生まれたか否か?
という視点から審査に臨みました。

大方の事業において、指摘事項・要望事項にしっかりと応えて下さったこと、大小問わず一定の成果を上げていることを確認することが出来ました。これらの点につきまして、改めて感謝申し上げる次第です。


それでは、決算の認定に反対するに至った理由について申し述べます。

私どもの会派は、平成29年度一般会計予算案に対し、特に二つの事業について大きな問題意識をもち
反対する決断を下しました。

一点目は、「手賀沼親水広場管理運営委託料」について。
予算額は4,717万5千円、決算額は4,714万9千円です。

手賀沼親水広場管理運営事業は、現在の受託事業者が提案型公共サービス民営化制度を活用し、平成28年に提案を行い採択されたものです。

当該施設である「水の館」は、平成28年度に本市が県から移譲を受けた施設ですが、移譲の移行期であったことなどから、提案された内容において経費の面で比較衡量することが困難であったこと、かつ大きなコストメリットは感じられなかったこと、また、独自性とされたプラネタリウムの管理運営業務は全体の委託料からすると限られた部分に留まるものの、これらをもって事業者が選定されたことなどに対し問題意識を持ち、予算に反対する大きな理由の一つと考えました。

決算審査において、これらの事項について質疑を重ね、当局に改めて説明を求めましたが、当該事業にかかる予算執行につき「是」と判断し得るだけの明快な説明および資料提示をいただくことは出来ませんでした。

水の館を含む・すべての水環境保全啓発施設の管理運営業務委託については、施設の移行期でもあったことから、やはり、当初から予定していたプロポーザル方式により、複数の事業者から各種の提案を受けた上で、最も適切な想像力、技術力、経験などをもつ事業者を総合的に判断し、委託業者を選定すべきだったと考えるものです。

二点目の事業は、「工業振興事務運営費(うち産業拠点検討調査業務委託料)」。予算額は600万円、決算額は540万円です。

星野市長の就任以来、工業系土地利用の適地検討および企業誘致、企業立地、住工混在の解消等に係る調査研究・委託事業が3つ行われてきました。

@ 初めは、平成20年度の工業系土地利用調査研究業務委託料:457万8千円
A 次に、平成24年度の「企業立地方針」策定の基礎資料として行った企業意向調査委託料:159万6千円
B 三番目は、平成25年度の工場集団化事業基本調査業務委託料:690万9千円です。

以上3つの調査に合計1,308万3,000円の経費が投じられましたが、結果として、これらの調査結果に基づいて具体的に事業化されたもの、言い換えれば、工業系土地利用の適地検討および企業誘致、企業立地、住工混在の解消に繋がった具体的な成果はありません。

その上で提案されたのが、平成29年度予算案で提案された
「産業拠点検討調査」にかかる業務委託料:600万円でした。

決算額は540万円でしたので、関連する4つの調査費用を合計すると1,848万3千円になりますが、この金額は人件費を除いた額になりますので、相当の経費と労力が費やされてきたことが分かります。

私たちは、平成20年度から3度にわたり実施された調査研究業務に「屋上屋を重ねるようなものである」と指摘しましたが、予算を反対するに至ったもう一つの大きな理由の一つとしては予算編成過程における瑕疵がありました。

本市は、「限られた財源の中で市民の意見を踏まえて効果的なまちづくりを行うこと」を目的として、平成18年度予算にかかる編成から政策的経費に位置づけられる新規事業の採択に当たっては、その予算編成過程である予算要求および4回の査定状況をホームページ等で公開し、あわせてパブリックコメントも実施してきました。

予算編成過程を公開することは非常に画期的な取り組みであり、前市長の福嶋浩彦市長時代から導入され、現在も引き続き取り組んでくださっています。他の自治体で当然に行われているものではなく、我々は高く評価するものであります。

平成29年度予算に関して、当初、担当課である企業立地推進課が新規事業として事業採択を図っていたのは、事業名【住工混在の解消】であり、その概要は「住環境の改善を図るため、住工混在の解消へ向けて工業系の用地を整備し、企業の立地・集団化を推進する」ものでした。

平成29年1月25日の示達段階においても、当初の事業内容である【住工混在の解消】で事業採択されました。

しかしながら、実際に予算化された事業は「新たな企業が進出しやすい環境整備を推進するため」の「産業拠点検討調査業務委託」であり、「住工混在の解消」ではありませんでした。

事業の変更に伴う説明は、議会および市民に対して一切なかったのです。

「単に事業名が変わっただけではないか」と言う方もいましたし、今でもそのように考えている方もいらっしゃるようですが、それは違います。事業内容自体が変更されていたのです。

このことは、決して看過できることでは有りません。

私たちは、瑕疵のある過程を得て上程された事業を認めるわけには行かないと考え、予算案に反対する決断に至ったわけです。


さて、平成29年度に執行された「産業拠点検討調査」では、市内4箇所を調査対象地区として「産業系土地利用を目的とした基盤整備を行う際の条件整理や土地利用計画案の作成、概算事業費の算出」等が行われました。

しかし、どの場所においても課題が多く、現時点において存在していなければ、計画すらされてもいない新規のアクセス道路が必要十分条件であること、民間資本を活用すると言っても必要となる事業費用は決して小さくないこと、さらに当該調査の中で行われた企業へのヒアリング結果からも、その実現可能性が極めて低いことなどが明らかになりました。
合わせて各種委員会や本会議等における質疑、そして今回の決算審査を通じて、改めて明らかになった事として、

本市において「一定規模および相応の土地」を必要とする「新たな企業が進出しやすい土地基盤整備を含めた環境整備」を行う事は、長期的視点で見ても非常に困難であり、平成29年度予算編成の原点であった【住工混在の解消】が優先して取り組むべき課題であると言う結論でした。


この10年来、市がこだわって来た工業系の土地利用に適した「まとまった土地」が現実にない状況において、既存企業の誘致を狙うのは、大海原に小さな船を出し、専用の釣竿やルアー等の必要十分な整備もないまま「マグロの一本釣り」を狙うようなものです。

私たちの会派では、現時点において実現可能性が極めて低いことに労力を費やし、限られた財源を投じるのではなく、政策の方向性を切り替えるべきだと考えます。

先に述べたとおり、4度にわたる類似の調査に充てられた予算は、人件費を除いて1,848万3千円でしたが、同じ費用を投じていくのであれば、担当課の所管である「起業・創業」に力点を移し、老いも若きも、本市で起業・創業しようとする芽を「見出し、育て、力強く支援して行くこと」に焦点を当てて行くべきと私たちは考えます。

若い世代の定住人口の奪い合いと同様、企業の誘致合戦は、「奪い・奪われ」という、一方の利益が必ず他方の損失になる「ゼロサムゲーム」の世界であり、「win-win」の世界ではありません。その条件整備やインセンティブをつけるため、多くの費用を互いに投じて行く「叩き売り」や「消耗戦」の負の側面も少なくありません。

こうしたある種「展望のない戦局」に身を投じるのではなく、無から有を生み出す、または、潜在的な可能性を見出し、育て、応援すると言う「起業・創業」に力点を移す方が、本市の現状および都市的性格に見合った「無理がない適切な政策」であると共に、夢のある、ワクワクするような取り組みではないでしょうか。

「起業家創業家の物語も生まれるまち・あびこ」は、新たなまちの魅力になると私たちは考えます。


最後に、ますます厳しさを増して行く財政事業の中、「最小の経費で最大の効果を生み出す」観点、そして、「公正な競争のもとでの契約を実現する」観点から、入札のあり方等について質疑・提案を重ねました。

短期的な視点・すぐに着手し得る、実質的な収支を改善することに寄与する取り組みだと考えますので、可及的速やかに「入札制度の抜本的な見直し」を行っていただくことを強く要望し、以上、討論を終わります。


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この討論の内容につきましては、後刻、我孫子市議会インターネット録画中継でもご視聴いただくことができます。

公開後、改めてご案内させていただきますので、合わせてご確認いただければ幸いです。

長いご報告になりましたが、最後までお読みいただき感謝申し上げます。

久野晋作 拝

posted by 久野晋作 at 12:00| 千葉 🌁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

平成30年9月議会における総務企画常任委員会の審査内容について

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

先週金曜日(9/14)の総務企画常任委員会における審査内容および審査結果につきましてご報告いたします。


今議会、所属する総務企画常任委員会に付託された議案は、下記の議案一件です。

(議案第5号)我孫子市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
※クリックするとpdfデータが開きます。

今回の議案は、防火対象物の利用者の安全性判断に資するため、消防用設備等に法令違反がある場合に違反内容等を公表する制度を新設するため提案されたものです。

消防法令の規定で消防機関が命令を行った場合、違反対象物への命令内容の公示が義務付けられて居ますが、命令の公示まで数次の手続きを経なければならないため、公示に至るまでの間、建物の危険性に関する情報が利用者に提供されません。

そこで、消防法令に関する重大な違反のある防火対象物の情報を各消防本部のホームページで公開することにより、利用者自らがその建物の利用について判断できるようにするため、各自治体の条例改正により違反対象物の公表制度を実施することにしたものです。

建物に義務付けられている消防用設備

・消火設備
・警報設備
・避難設備

平成25年12月10日の消防庁次長通知に基づき、政令指定都市から実施されており、政令指定都市の消防本部の状況を踏まえつつ、各自治体の消防本部で実施が検討されてきました。

本市は、一年早めて実施することにしたものです。
(千葉県内の実施状況はこちら


質疑においては、実施時期(条例施行期日)について、告知・周知方法について、市内の防火対象物における状況等について質問(確認)しました。

消防法令に関する重大な違反のある防火対象物は本市にはないことを確認し、ホッと一安心でしたが、安全安心の確立には当事者の意識と行動に全てがかかって居ます。条例の制定や改正で安全安心が確立されるわけではありません。

空気が乾燥し、火災が発生しやすい時期にも入って行きます。

一人一人が細心の注意を払って臨んで行きましょう!


▼下記は現在各地に配布している活動報告(市政リポート)第45号の一部です。ご家庭から始まる火災予防。抜き打ち検査ですが、7割のご家庭にしか設置されていません。ぜひご確認ください!

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posted by 久野晋作 at 18:32| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月04日

「明日の天気は変えられない。でも、明日の政治は変えられる」〜平成30年9月議会の開会にあたって〜

こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

非常に強い勢力を伴った台風21号の影響も相まって、週明けの天候は非常に不安定な状況です。

西日本各地からの報道を見るに、勢力の強い台風に対し、各自治体ともに慎重な対応で臨んでいることがよく伝わってきます。
甚大が被害が起こらない事を心から祈念する次第です。


★駅頭活動とお天気
駅頭活動では「リポートの配布」を中心としている関係で、必然的にお天気に左右されます。

日中、就寝前、起床後…と、適宜天気予報とにらめっこしながら実施の如何を検討していますが、昨日・今日と予定していた駅頭活動は天候不順により見送り、天気の回復が予想されている明後日以降に持ち越しすることに致しました。

今回配布している活動報告第45号は、8月8日付で発行していることから、駅頭における配布に関しては1ヶ月以内となる今週中(9/7まで)に全て終了させたいと考えていたのですが、お天気には勝てません😅


★天気といえば…

明日の天気は変えられない。
でも、明日の政治は変えられる。

このフレーズを思い出します。

初めて政治の道に志を立てた時、この言葉を知りおよび、「そうだ!まさにこれだ!」と感じました。

浅学非才、微力ながらではありますが、現在もなお、この志を忘れず活動しています。


★少し気が早いですが、決算審査(9/25.26)に臨むにあたって
さて、昨日、平成30年第3回定例会(9月議会)が開会されました。

会期は今月27日(木)までの25日間です。

ご報告のとおり、今議会においては平成29年度の決算審査も含まれており、会派を代表して審査に臨むことに決定しました。

対象となる予算につきましては、予算審査特別委員として臨んでいることもありますので、当時の質疑を振り返りつつ、
○予算が正しく、効果的・効率的に執行されたか否か?
○そして、目途とする成果を導き出せたか否か?
○予算執行にあたって、新たな課題は生まれたか否か?

などの視点から、審査に臨む所存です。


行政運営にかかる費用は全て市民のみなさんが納めていただいた税金であり、一部は後年度の負担によるものでもあります。

決算審査は軽視されがちですが、予算執行したら「はい、それまでよ」では決してなく、行政を監視チェックする責務が課せられた議会は「その効果検証」をキッチリと行わねばなりません。

その上で、初めて当年度予算の執行、そして、次年度予算編成に参考・反映させて行くべきものです。

星野市長の3期目の任期も最終年度となり、その意味でも効果検証が必要だと認識しています。

含めまして、ご注目いただければ幸いです。

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2018年06月22日

臓器移植の環境整備に関する意見書】を我孫子市議会の総意で国に提出しました

【臓器移植の環境整備に関する意見書】を我孫子市議会の総意(全会一致)で、本日、下記の各機関に提出致しました。

*衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、厚生労働大臣あて

意見書の内容につきましては、昨年9月お受けした請願内容ではなく、この間、全国の地方議会において事態の改善を図るべく有志の議員が中心となり、地方自治法第99条の規定にもとづいて審査に付され、可決の上、国会や内閣等に送付された内容をトレースする形をとり、部分的に調整の上、文案を作成し協議を重ね昨日の最終日・本会議において「議員発議(実際は、常任委員会による発議案)」の形で上程し、全会一致で可決されたものです。

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臓器移植の環境整備に関する意見書(PDF:144KB)
*当該意見書の起案〜提出に尽力してこられた先達の皆さんに、問題解決に向けて必死の思いで取り組んでおられる皆さんに、そして、当該問題および取り組みに関し、理解・賛同してくださった全ての我孫子市議会議員の皆さんに感謝申し上げる次第です。
*この間の我孫子市議会における取り組みについては、こちらの記事をご覧いただければ幸いです。

***
昨年9月議会において、「移植ツーリズムを禁止する法律等の整備に関する意見書提出を求める請願」が提出され、慎重審議の結果「継続審査」と採決されました。続く12月議会、3月議会においても同様に継続審査となりました。

当該請願の審査負託先である総務企画常任委員会において、

・請願内容の情報や数字、そして表現等の精査検討の必要性について
・請願者の願意を尤もな意見として汲み取る必要性について
・我が国における臓器移植に係る環境整備が必要性について

などを主な論点として議論を重ねると共に、請願の取り扱いについて協議を進めて来ました。

ご案内のように、平成22年7月の臓器の移植に関する法律の改正に伴い、臓器移植提供者数は年々増加しているものの、臓器移植を希望される方の数からすると圧倒的に不足しています。これらの根本的な課題を含め、我が国における「臓器移植に係る環境整備」は、急務の課題です。

今回の意見書の提出が事態の解決に向けた動きに直結することはないかも知れません。しかしながら、こうした取り組みが、各地の地方議会で積み重ねられて行くことにより、立法府および行政府が真摯に取り組んで下さることを切に願う次第です👊

posted by 久野晋作 at 20:06| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月20日

市内小学校による議会見学、そして、6月補正予算の審査

2日連続で議会見学に来てくれた市内小学校の児童達

我孫子市のマスコットキャラクターの“手賀沼のうなきちさん”がサプライズで登場🙌

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本日午後一時より、6月議会最終盤の審査となる予算審査特別委員会が開会され、教育関連予算も審査案件となりました。

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★補正予算とは?
自治体の予算は3月議会で審査され、通称「当初予算」と呼ばれます。

それ以降に組む予算が「補正予算(案)」として各議会に(追加)上程され、審査に付されるわけです。

補正予算について、我孫子市の予算編成方針上では「災害対応、国の補正予算や法律改正など、緊急性が高い事業のみに限定する」としていますが、そうではないものも計上されます。

年度当初には想定できなかった事態が発生したため新たに事業を行うことになった、追加の工事が必要になった…など、当然あり得ることですので、市民の生活全般を預かる自治体行政の予算執行について、一定程度の流動性を持たせることは必要です。

さはさりながら、「追加上程は何でもあり」と(万が一)なると、「年間の所要額を的確に見積もり、年度途中における補正、予備費充用の必要が無いように(予算)要求することに留意し、過年度決算の推移、前年度の当初予算と現在までの執行状況を確認し、適正な金額で(各部・各担当課から)予算要求」された上で、精査に精査を加え、議会の審査に付して可決・執行された当初予算は一体何だったの?と、当然なってしまいます。

ですから、補正予算の内容にも、議会としては確りと目配せをし、慎重な審査が求められる訳です。

ですので、決して右から左へと、単純に認めている訳ではありません。


ちなみに、我孫子市議会の予算審査特別委員会は、委員長を除いて、7名の委員で構成されます。

質問事項や論点が重なる点が多々出てきますので、質問や論点が重複するものについては控えますが、論点がまだ残されている点、さらに議論を進めるべき点があれば「関連質問」として、質疑を重ねていきます。


補正予算の審議には、各会派を代表して審査に望む形となりますが、今回私たちの会派(Nextあびこ)からは、内田美恵子議員が審査に臨み、慎重審査の結果、全員異議なく可決すべきと採決されました。



*後追い投稿となり恐縮です🙏
posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

積み上げの議論、住民合意を図ることの困難さ。 〜責任ある議論、責任ある決断の重要性〜

昨日は、午前中に地元小学校に立ち寄った後、市議会全員を対象にした湖北台地区の公共施設の整備方針(案)にかかる事業説明会が開催されました(…*事業の性質上、全員に声かけがあったものの、諸般の事情により参加されてない方もいらっしゃいましたが、ここでは言及は避けます…)。

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湖北台地区の公共施設の整備(各種施設の老朽化に伴う再編整備)に関する方針が(正式な案)としてまとまるまで、足掛け10年以上の歳月が流れました。この間、担当の職員さんをはじめとして、近隣住民・関係市民・議員など多くの方々が(良くも悪くも)関わって来ました。

各施設とも、昭和40年代〜50年代の高度経済成長期に竣工された施設。建設から50年以上経っている施設も中にはあるわけです。

始まりは、平成17年8月に遡り、湖北台にある浄水施設内に併設されている市民図書館・湖北台分館の整備検討からでした。平成21年度に先行取得した土地があったものの、地域住民の声、それらを踏まえた地元議員の声により二転三転、右往作用の議論の結果、整備計画は凍結に…。

そして、昭和45年の市政施工時に建設された「生命・財産・身体を護る【消防施設(東消防署・湖北分署)】の移転整備計画」も今回の整備方針がまとまるに至るまで難航を極めました。

他にも、湖北台行政サービスセンター、湖北台市民センター、湖北台保育園、子育て支援施設わくわく広場…と、様々な施設の再編・再整備にかかる計画を一度期にまとめて検討したこともあり、中々議論が集約されず、ここまで来ました。

是非は色々あります。この間、丁寧な説明を尽くして来たとは言えかった行政に責任の一旦があることは否定しません。ですが、積み上げの議論をここまで根気よく重ねて来て下さったことも事実です。このことには深く感謝し敬意を表する次第です。

市民も、そして議会(議員)も、「オラが村」に拘った「利他の精神や全体観に事欠く意見」を無責任にぶつけ続けた結果、「まとめるべきもの」も「まとまる内容」もまとまりませんでした。

重ねて申し上げますが、是非は色々あります。近隣住民として、関係住民として、それらの議会において代弁をする立場にある議員として「言うべきは言う」ことは否定すべきことではありません。しかしながら、現実的には、それらが議論が此処まで長引いた主たる要因だったと思います。

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いくつもの山を越え谷を越え、此処まで辿り着いた整備方針。沢山の方々が大なり小なり関わりまとまった方針です。今後、地元住民の皆さんへの説明会、自治会連合会役員さんへの説明会、そして、5月13日に開催が予定されている湖北台近隣センターにおける「ふれあい懇談会」における議論、さらに、6月議会も含めた議員からの意見等を踏まえて整備方針を確定させることになります。

しかし、整備方針はあくまで「方針」であり、この先も、施設の移転先となる「用地取得」、各種施設整備にかかる「基本設計・実施設計」など、複合的な要件をクリアしていかねばなりません。


さらに重しとなるのが、財政的な負担です。

本市は、同時期(昭和48年)に稼働された焼却施設(クリーンセンター)の改修時期を迎えており、その整備事業費は100億円を優に超える事業規模になっています。

新クリーンセンターの整備事業:我孫子市公式ウェブサイト

東日本大震災復興関連事業や東京オリンピック事業関連事業に伴う、資材価格や人件費の高騰に伴い、当初聞いていたいた事業規模からすると1.5倍の事業規模に膨らんでおり、非常に厳しい遣り繰りを強いられることが想定されます。

まだ全容が分からないのが何とも言えない所なのですが、こうした時期に各種施設改修が重なってくるため、慎重に慎重を重ねた堅実な行財政運営を図って行かねばなりません。

市民の意見をしっかりとお聴きする事は、言うまでもなく必要不可欠な事ですが、議論や結論をこれ以上先延ばしには出来ない「デッドライン」がありますので、どこかの時点で事業の実施に至る「決断」を下さねばなりません。


さ、さらに…。

まだまだ改修・再整備対象施設が山ほどあります💦

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敬重の差はあれども、どの自治体においても同様に、学校施設を筆頭として、高度経済成長期に建設した「各種公共施設の老朽化に伴う再整備(再編・統廃合を含む)」に着手して行かなければなりません。

我孫子市公共施設等総合管理計画:我孫子市公式ウェブサイト

これらの大きな問題を「見なかった事、知らなかった事」には出来ません。次代を担う子供達、次世代の孫子の為にも、責任ある議論、そして、道筋をつけて行かねばなりません。

公平公正な視点で、かつ、この先の持続可能な財政運営を担保し得る決断を導き出すべく、責任ある発言、行動、そして決断を下して行く所存です。

〜最後までお付き合い下さり、ありがとうございます😊〜

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posted by 久野晋作 at 19:28| 千葉 🌁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月15日

3月議会も大詰めです。

2日目の予算審査が6時半過ぎに終了しました。

明日の予算審査特別委員会の最終日に向けて、会派室で居残って整理&打ち込み💻

沈思黙考…

いきおい気忙しく活動する事が多い中、

静かな環境はクールダウンに最適ですね☺️

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明日は、午前中に市内小学校の卒業式が挙行される為、午後1時から消防費、教育費、公債費、債務負担行為、そして、総括質疑となります💦
https://twitter.com/kunoshin/status/974230870553849856?s=21

我孫子市議会の予算審査特別委員会の模様は、インターネット議会中継で確認いただくことが出来ます。

噛み合わない質疑もあったかも知れません😅でも、様々なことをご理解いただけますので、それらを含めて、視聴していただきたいのです。

スマートフォンでも視聴出来ますので、市民の皆さんには録画中継と合わせて是非視聴していただければ幸いです。
https://twitter.com/kunoshin/status/974231374201741312?s=21


議会事務局の皆さんをはじめ、年度末ということも手伝い課税・収税課の皆さんが残られています。

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我々議員は、持ち帰りの仕事も含めて全て自己裁量で活動する立場ですが、納期や期限が完全に決まっている職場の皆さんには頭の下がる思いです。いつもありがとうございます☺️


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明日は午前の小学校卒業式🎒ではPTA会長として卒業生に祝辞を述べさせていただきます。

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午後は予算審査特別委員会の最終日。

ということで、明日一日は午前も午後も今年度の大きなヤマとなります⛰

選ばれるまち我孫子を目指し、もう一踏ん張り頑張ります😤



posted by 久野晋作 at 22:45| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

空き家対策は待ったなし

本日午後一時より、「我孫子市空き家等対策計画」の策定に係る我孫子市議会・総務企画常任委員会および環境都市常任委員会による合同勉強会が開催されました。

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本格的な少子高齢化、その一方で進展して行く世帯単位の縮小化、そして人口減少社会に入っていく中で、「管理不全な空き家」に係る諸課題が近隣地域住民は元よりとして、地域全体、自治体、ひいては(「現時点においては」一部の地域を除いて)全国の自治体共通の非常に悩ましい課題となっています。


★管理不全の空き家が増えていくことにより、どのような問題が出てくるのか?

家屋(建物)は、適切な管理をしないと当然に傷んで行きます。言うまでもなく、「材質の劣化」に起因するものです。家屋(建物)は、手が行き届かなくなった状態で放置されると、必然的にその劣化の度合いが進んで行きます。

では、「管理不全(不十分)」になるとどうなるか?
・老朽化による屋根や壁などの建築部材の落下や飛散(による事故・被害の発生)
・不審者等による侵入やゴミなどの不法投棄、そしてそれらへの放火のおそれ

などが懸念されるところであり、実際にそうした被害が発生している現場も少なくないことでしょう。上記を起因とし、防災・防犯・衛生・景観等の観点からも地域住民の生活環境に、大なり小なり深刻な影響を及ぼしています。

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これらの問題解決に向けた計画・行動・対策等の「先送りや無責任」な対応は、近隣の住民のみならず、後世への大きな負債となります。しかしながら、この問題は、そもそも行政に起因する問題ではありません。直接の原因者は「その物件の所有者・相続人・関係者」です。合わせて、地域住民も含めた我々自身の責任意識・問題意識も、厳しくかつ強く問われる問題だと私は考えています。

とはいえ、悲しいことながら、当事者の良識に委ね、期待していると、益々問題が肥大化し解決不能になって行きます。誠に、誠に遺憾なことですが、「公に係る問題」となった今、行政に(も)課題解決に乗り出していただかなくてはならなくなったと言うことであり、遅まきながらも国が本腰を入れざるを得なくなったと言うことです。

我孫子市は、平成26年4月1日に「我孫子市空き家等の適正な管理に関する条例」を施行し、国の動きに先んじて対応を図ろうとしていた矢先でしたが、国が課題解決に向けて本格的に動き出した(「「空家等対策の推進に関する特別措置法(特措法)」を平成27年5月26日施行)ことと合わせて条例の全部改正を行い、その法定計画として今回の「空家対策計画」を策定する運びとなりました。


★善は急げ!〜厳しかろうと、大変であろうと、良質な住環境の保全のため、ひいては公の利益の実現のため、選ばれるまち・我孫子の実現のために「やるしかない!」〜

本日の勉強会のやり取りの中で、担当部局としては、「実施計画(目標数値を設定した実行計画)ではないため、具体的な数値目標等は定めない」という認識でしたが、数値目標がなければ、事後の検証がし難くなることは間違いありません。

ますます進展していく少子高齢・人口減少社会において、「本気で空き家問題に歯止めをかける」という「基礎自治体としての明確な意思」が絶対に必要だと私は考えます。

「所有者の問題」という認識に留まっている限り、空き家問題は絶対に解決しません。

実質的に所有者・関係者任せにしておくと、空き家の件数が雪だるま式に膨らんでいき、管理不全の劣悪な状態となった「特定空き家」が次から次へと出現し、行政の手も回らなくなり、完全にお手上げ状態になることが容易に想定されることであり、そうした事態は絶対に避けなくてはなりません。

本格的な少子高齢・人口減社会を迎えて行くに従って、現実問題として「空家が増えて行く」と言う基調を変えることは困難であることは理解します。しかしながら、「仕方ない」「これ以上の対応は厳しい」と言う前提で対策を考え、ことに当たるのであれば、この問題を根源的に解決することは不可能です。


★遅かれ早かれ、全ての人が何らかの形で「当事者」になる。

空家に係る問題を簡単に解決できるような妙薬(妙案)は、残念ながら「ない」と思いますが、地道に、絶対に諦めることなく対応して行くことが必要です。

また、「空き家にまつわる現状」についてオブラートに包んで(中途半端な形で)伝えるのではなく、自身の問題として捉え行動していただくべく、空家問題に係る現実的な課題をストレートに確りと伝え、原因者となる(原因者となり得る予備群も含めた)所有者や関係者、そして市民の理解と協力を得るべく、根気よく、取り組み続けて行くことが「課題解決に向けた・はじめの一歩」だと私は考えます。


★「不退転の決意で事に当たる」と言う強いメッセージが大切。

「数字を立てるのは簡単だが、現実問題として(その数字をクリアして行くのは)難しい」と言うニュアンスの回答もありましたが、「ゴールなくして、全力で走れるか?」と問われれば、決してそうではないと万人が思うはずです。

どこまでどれくらい進めば良いのか?が分からなければ、全力疾走は出来ません。


明確なゴール設定なくして、

「何が何でもゴールに辿り着くぞ!」と言う迫力が出るでしょうか?
「行政としての問題解決への不退転の意思」が伝わるでしょうか?

答えはNOだと思います。

だからこそ、具体的な数値や明確な方向性を設定することは不可欠だと考えます。

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★問題解決の先送り&次代への付け回しはしてはならない。

勉強会において、「数値目標についての考え方」について、そして「自治体意思」についても意見がおよびました。私も同様に意見させていただきましたが、合わせて、基礎的情報となる「実態調査の取り扱い」について質し、資料の見直しを求めました。



正確な情報無くして、正しい解には辿り着けません。

行政計画は行政内部の情報に止まるものではなく、公に開かれた「みんなの計画」です。

共通の課題認識を持つことが出来なければ、本来あるべきゴールに辿り着けないばかりか、求める(望ましい)方向に進むことすら出来ません。その前提となるのは「共通のデータ」です。

物事の本質・原点・基礎的要件(データ)が異なれば、政策(=解決手段)も、投じていく費用・労力も大きく異なって行きます。だからこそ、出来得る限り、持ち得るデータを余すところなく提供すべきと私は考えます。


★衆知を集め、問題解決に当たる。

6D3AA3DC-A49A-40F7-B913-66179500C7F4.jpg「行政の行うことに間違いはない(=行政の無謬性)」については、私はNoというスタンスです。

行政職員のみなさんが、それぞれの事業の実施に当たって最善を尽くして職務に励んで下さっている事は十分理解しているつもりですが、私は市民の皆さんから直接負託を受けたものとして、市民目線の疑問、率直な疑問、大所高所に立った視点から提案や改善要求(時に是正)を行うことこそが、議員としての存在価値であり、議員としての職責だと考えています。

だから、私は勉強会であろうとなかろうと、「言うべきことは言う」というスタンスは変えません。


▼私の行動理念

・折れない、ブレない、あきらめない。
・すべてに真っ直ぐに行動し相対する。
・すべてに対し、是々非々(ぜぜひひ)の姿勢で挑む。
・誠実であること…「謙虚さ」忘れずとも、媚(こ)びない、阿(おもね)ない、諂(へつら)わない。
・今さえ良ければ、自分さえ良ければという風潮とは徹底的に戦う。孫や子のことまで考えるのが責任ある大人の当然の役割であり、政治の責任である。


課題は尽きることはありませんが、こうした信念の下、私は引き続き歩んで行く所存です。


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posted by 久野晋作 at 21:44| 千葉 ☔| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

平成30年度の予算編成状況について

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。
本日午前10時より、平成30年度予算編成に関する市議会向けの全体説明が行われました。
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説明終了後には各会派ごとに懇談の場がもたれ、
説明に対する質問や、予算編成についての意見交換が行われます。

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執行部との会派別懇談は、大会派の順に行われる為、私の会派は15時30分から開始となりましたが、現時点において予算計上が予定検討されている各種事業の内容について、時間の許す限り市長以下執行部の皆さんに確認しました。

各課から寄せられた165の新規事業(重点事業)に優先順位をつけ、精査検討を重ねて行きます。全ての事業が陽の目を見ないのはある意味残念なことですが、限られた予算のなかでは致し方ありません。

今回の予定新規事業の中に、この間の議会質問等で取り上げた【AEDの24時間営業している市内コンビニエンスストアへの設置】があり、予定している事業内容について確認すると共に、感謝申し上げた次第です。

自治会の防災訓練時、「ところで、AEDって、何処にあるんだっけ…?」

このふとした会話から気づきを得て(課題認識をもち)、新聞記事や近隣自治体の取り組みを生で確認し、その上で提案を重ねて来た思い入れのある事業です。まさに、命に関わる事ですので、最終段階(示達)で、外されないことを心から願っています…💦


平成30年度の予算編成に係る情報はこちらに掲載されています。
https://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/zaisei/tousho_gaiyou/h30hensei.html

我孫子市独自の取組みである「新規事業にかかる予算編成過程の公開ならびに意見公募」は、1月12日をもって終了しました。

今年度は、8名の方から11件の新規(予定)事業について、ご意見をお寄せいただいたとの報告がありました👍

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諸事精査の上、3月議会(2月26日開会予定)で議案上程となります。
https://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/zaisei/tousho_shinnen/30yosanhensei.html

posted by 久野晋作 at 21:44| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月22日

12月議会閉会(全ての議案は全会一致で可決されてはいるが、議会は「追認機関」ではない)

こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日、12月4日から開会した平成29年第4回定例会(12月議会)が閉会しました。

我孫子市議会では、急を要する案件を除いて提出された全ての案件は最終日の本会議で採決を行います。

昨日の採決結果は、提出された請願も含めて、久しぶりに全ての案件について全会一致で可決されました。

・採決結果は、こちらでご確認いただけます。
・なお、9月議会に提出された「移植ツーリズムを禁止する法律等の整備に関する意見書」提出を求める請願については、全会一致で継続審査とすることになりました。

我孫子市議会において、全ての案件で「全会一致」となることは、中々ありません。

各議員が、是々非々で臨んでいると言う証左とも言えますが、市長と議会の二元代表制を敷く地方自治体議会においては当然のことと言えると思います。

各地区や各級様々な信任と付託を得て議会に臨む議員で構成されている合議体である議会は、独任制である市長の追認機関ではないのです。

「全会一致」とは言え、仔細に至るまで諸手を挙げて賛成していると言うことでは決してなく、審査を通じて「各々改善を求める事項」などを指摘・提案しているところです。

予算の執行に当たっては、各委員の要望、提言等を十分に勘案し、経費の節減に努め、最少の経費で最大の効果を上げられるよう、委員長から(強く)申し入れておきます。

上記は、予算審査特別委員長の審査結了時の「口上」です。

市長以下執行部は、審査内容を十分斟酌して今後の行政運営・行政執行に当たっていただくことを強く望む次第です。

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posted by 久野晋作 at 12:22| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

補正予算審査特別委員会…今年も残り10日余り…

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

本日は、会派を代表して、今議会に上程された補正予算審査特別委員会に臨みました。

委員会の審査結果としては、全員異議なく可決すべきと判断しましたが、今晩は「補正予算」について、(かいつまんで…)お話ししたいと思います。

自宅裏の田んぼからの日没間際の澄んだ夕焼け空


自治体の予算は3月議会で審査され、通称「当初予算」と呼ばれます。

それ以降に組む予算が「補正予算(案)」として各議会に(追加)上程され、審査に付されるわけです。

補正予算について、我孫子市の予算編成方針上では「災害対応、国の補正予算や法律改正など、緊急性が高い事業のみに限定する」としていますが、そうではないものも計上されます。

年度当初には想定できなかった事態が発生したため新たに事業を行うことになった、追加の工事が必要になった…など、当然あり得ることですので、市民の生活全般を預かる自治体行政の予算執行について、一定程度の流動性を持たせることは必要です。

さはさりながら、「追加上程は何でもあり」と(万が一)なると、「年間の所要額を的確に見積もり、年度途中における補正、予備費充用の必要が無いように(予算)要求することに留意し、過年度決算の推移、前年度の当初予算と現在までの執行状況を確認し、適正な金額で(各部・各担当課から)予算要求」された上で、精査に精査を加え、議会の審査に付して可決・執行された当初予算は一体何だったの?と、当然なってしまいます。

ですから、補正予算の内容にも、議会としては確りと目配せをし、慎重な審査が求められる訳です。

右から左へと、単純に認めている訳では決してありません。


我孫子市議会の予算審査特別委員会は、委員長を除いて、7名の委員で構成されます。

質問事項や論点が重なる点が多々出てきますので、質問や論点が重複するものについては控えますが、論点がまだ残されている点、さらに議論を進めるべき点があれば「関連質問」として、質疑を重ねていきます。

今議会で上程された補正予算案について、総じて大きな異論はありませんでしたが、各事業について確認の意味で、そして、さらなる改善や検討をいただきたい点について提案の意味合いを込めて、以下の事業について質問をしました(関連質問を含む)。

・市民公益活動補償制度(の一部見直し)について
・徴収事務運営費(相続財産管理人制度の申立てにかかる予納金)について
・建築管理事務運営費(うち住宅リフォーム補助金分)について
・我孫子駅前都市改造事業について
・教育扶助費(うち新入学児童生徒学用品費の「入学前支給」)について


これらの質疑は、言うまでもなく「厳しい財政状況下の中で編成された予算において最小の費用で最大の効果を生み出し、市政の発展と向上を実現するため」です。

審査の模様は、一両日中に「議会録画中継(「平成29年予算審査特別委員会 ー 12月20日 予算審査特別委員会」に飛びます→19分過ぎから質疑に入ります)」でご確認いただけます。

各委員の様々な視点からの質疑(提言)を是非ご確認いただければ幸いです。


posted by 久野晋作 at 23:43| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする