今年の一連の(地方)選挙でハッキリした事は、投票率が上がると政界(議会)の構図が変わるということです。
市長選;名古屋、さいたま、千葉、横須賀
知事選;静岡県
いずれも投票率が上がっています。
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今回の都議選では投票率は54.49%で前回の43.99%から10.5%上がりました。単純計算ですが、前回選挙よりも100万人以上の方が投票所に足を運んだことになります(投票結果はこちら)。
以前、「有権者は眠っていてくれていた方が良い」といった主旨のトンでもない発言をした首相がいましたが、国民がこの国の主権者として「覚醒」すればこういう結果が(ほぼ)出るということが明らかになりました。
一方、都議会のもう一つの「与党」である公明党は、この厳しい選挙で「立候補した23名全員当選という離れ業」をやってのけ、落選者は一人として出しませんでした。地方選挙における非常に手堅い組織力を顕示した形になりが、この程度の投票率ではびくともしないということが明確になりました。
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54.49%
今回の投票率は「決して高くはありません」。
当日の有権者数は10,469,729名
投票者数は5,705,441名
棄権者数は4,764,288名
です。
50万人近くの方が「棄権」しているという現実が一方であるわけです。やはり、投票率は少なくとも60%以上の数値が当たり前のように出るようにしていかなければ、「民意」が正しく反映された政治にはならないと思います。
以下、「がんばろう、日本!」のメルマガを転記いたします。
いざ、堂々たる政権選択選挙へ!
都議選は「日本再生」で提起(〜pdfが開きます〜)したとおり、投票率10ポイントアップで、自公を過半数割れに追い込み、民主党は54議席、第一党となりました。この民意が「奇策」「やけくそ」の道を封じ、7月21日解散、8月30日投票という日程も決まりました。
これから投票日まで40日余り。
「そのまんま劇場」に続く茶番は、これからも一幕、二幕あるかもしれませんが、「政権交代が必要だ」という民意の底固さは、基本的には揺るがないでしょう。
この総選挙を堂々たる政権選択選挙とするために、投票までの期間をどう使うべきなのか。「表紙」を変えようと右往左往するヒマがあったら、一日も早くマニフェストを国民の前に示し、二大政党間の堂々たる政策論戦を国民に見せろ、と私たち有権者は要求すべきでしょう。
05年の「小泉劇場」では、刺客騒ぎがメディアをにぎわせましたが、有権者はもうそんなものに踊らされてはいない。マニフェストを検証し、読み比べて政権を選ぶ、そういう舞台を準備しようではありませんか。