
気が付けば環境破壊。振り向けば、長年にわたり汚染度日本一だった手賀沼(現在はワースト5位)。その手賀沼をきれいにしようという市民運動から生まれたのが「粉せっけん」でした。〜詳しくはNPO法人せっけんの街、または、我孫子市CBネットの紹介ページをご参照下さい〜
当日は理事長の比戸さんから、様々な課題についてお話をいただきました。要点は下記の通りです。
・市民の意識が最大のポイント
⇒お金を払う事で意識が変る⇒意識をして使う⇒考える
・環境に良い面(コト)は得てして見えない
⇔自分に負荷(手間暇)となって還る…臭い・ぬめりなど。
・PRの難しさ、販売戦略・マネジメント能力が法人としての課題。
・せっけん(の普及活動)は、まちづくりの道具のひとつ。
⇒せっけんを通じて見えてくるものがある。
・「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」の一過性気質
・「足るを知る」ということ。⇒稲盛和夫さんのHPへ

トップの写真の大釜(直径2m!)が連日フル回転し、原料である使用済み食用油も足りない位の時期が有ったのは、今や過去の話。現在では月に一度しか釜が稼動しないことも有るそうです。現在、使用後のぬめりを抑えるための商品開発を進めており、近々新製品が発売されるそうです。
「利便性」や「快適さ」を取るか?それとも、環境を取るか?
今一度、私たちが考え直さなければならない根源的な課題です。