2007年11月10日

私の挑戦2007-11

11/11(日)から18日(日)までの期間は、現行の公職選挙法の規定上、残念ながらブログの更新が出来ません。19日(月)より再開いたしますので、どうぞご容赦下さい。

今回の選挙に当たって、私の「率直な想い・考え・課題認識・政策」等をまとめた「私の挑戦2007-2011」を掲載させていただきます。

一週間の戦いは、大変厳しい戦いになるものと予想されますが、「情報発信・問題解決型の当たり前の政治」や、「地域のことは、地域で責任を持って決める責任ある社会」を実現するため、私の市政にかける情熱を「一声入魂の心意気」で有権者の皆さんに訴えていく所存ですパンチ

【挑戦者・久野晋作】に、熱きエールをお願い致しますexclamation×2

●私の挑戦とは?
私の挑戦とは、バッジをつけて活動してきた4年間、様々な事象に触れていく中で、自分なりに考え、そして、温めてきた「私の行動理念と重点政策目標」をまとめたものです。

また「議員が何を考えているのか判らない」という声を真摯に受け止め、市政リポートにまとめ、駅頭や街頭で訴えて続けてきたことも、このベースとなっています。

(4年前に初めて立候補した時の)初心の通り、「おかしい事はおかしい!」と、声を大にして言い続けること。そして、批判や中傷を恐れず、怯まず、自分の信じた道を真っ直ぐに、勇往邁進(ゆうおうまいしん)していくという強い気持ちも込めています。

※詳しくはこちらからどうぞ!
次項有◆私の挑戦2007(久野晋作 市政リポート 第17号;pdf)◆

<私の行動理念>
一、市民の皆さんの意見を代理・代弁する議員であり続けます。
二、常に市民の皆さんと向き合い、膝を突き合わせ、活動し続けます。
三、責任ある発言・提言・行動をする議員であり続けます。

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私の挑戦2007-2011
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1.はじめに
●私の挑戦とは?
「私の挑戦」とは、バッジをつけて活動してきた4年間、様々な事象に触れていく中で、自分なりに考え、そして、温めてきた「私の行動理念と重点政策目標」をまとめたものです。

また「議員が何を考えているのか判らない」という声を真摯に受け止め、市政リポートにまとめ、駅頭や街頭で訴えて続けてきたことも、このベースとなっています。

(4年前に初めて立候補した時の)初心の通り、「おかしい事はおかしい!」と、声を大にして言い続けること。そして、批判や中傷を恐れず、怯まず、自分の信じた道を真っ直ぐに、勇往(ゆうおう)邁進(まいしん)していくという強い気持ちも込めています。

●今、議員に求められていること
今、我々議員(バッジをつけた主権者)には、「責任を持って発言し、その発言を行動に変え、日々実践していく中で、結果を出していく」という当たり前の事が求められていると思います。

また、併せて求められているのは、「耳聞こえの良い、バラ色の未来を語ること」ではなく、「これから迎える厳しい現実を直視した上で、未来に向けた覚悟を語ること」だと私は思います。

●政治は、一体誰のモノか?
政治は政治家のモノではありません。

また、政治に直接携る者の考えや、一部の利益(団体)の意思だけで動くモノであってはなりません。本来政治とは、みなさん自身のもの、みなさんの思い考え行動で変わるものだからです。

憲法にも規定があるように、「どんな街にしたいのか?どんな地域にしたいのか?」を決めるのは、主権者である住民に他ならないからです。これが私のポリシー(行動を律する一貫した方針)です。

2.公正・公平・透明な市政の実現
●本来あるべき社会・政治の実現に向けて
公正・公平・透明な市政の実現のため、聖域なき徹底した情報公開を行い、市民・議会・行政が「情報を共有」し、「本来あるべき社会、政治」の実現に向け、一人ひとりが当事者意識をもって行動していくことが必要です。

私は、そのための絶えざる働きかけやチェックを行い、「情報発信⇔問題解決型」の当たり前の政治を実現すべく行動し続けます。

◆聖域無き、徹底した情報公開を行います。
◆市民・議会・行政の情報の共有を図ります。
◆市民参加のルールを明確に規定する為、「市民参加条例」の制定を目指します。


3.今、そこにある「財政危機」への対策
●財政危機への抜本的な対策が急務の課題!
我孫子市は約13万5千人を抱えるまちとなりました。しかし、人口は増えても市税収入は伸びていません。むしろ、減少傾向にあります。

住宅都市である我孫子市の市税収入の根幹は、個人住民税です。平成5年度の約111億円をピークに減少傾向にあり、平成18年度は約85億円と、その差は何と26億円です(※この間、人口は約1万人増えています)。

2007年度は、団塊の世代の方々(高額納税者)が一時に大量退職される初年度です。来年再来年と、厳しい財政状況を迎えますが、2010年以降も同様かそれ以上の状況に陥ることが想定されています。

今、我孫子市は財政的な危機を迎えつつあります。行政がアレもコレも何でもやる時代は終わりました。限られた財源の中、これ以上、行政サービスの領域を拡大することは不可能です。

●「泣きっ面に蜂」;追い討ちをかけるような大型事業が数多く積み残っています
財政事情が非常に苦しい中、追い討ちをかけるように、多くの大型公共事業が待ち受けています。

全ての事業を積み上げれば、100億円を超える規模になってしまいます。しかし、同時進行で全てに着手することは不可能です。万が一、その選択をすれば確実に借金漬けの自治体に陥ります。

借金を全て悪いものだとは言いません。しかし、「して良い借金⇔してダメな借金」、「して良いタイミング⇔してはいけないタイミング」があります。

●「事業の優先順位付け」が今後の課題です
私は、市民の生命・財産・身体と市民生活に直結する事業から優先的に着手すべきであり、事業の決定には、慎重の上に慎重を期すべきと考えています。

●市内小中学校耐震補強工事(大規模改修工事)で20億以上(※10校が未実施、体育館は含まず。)
●布佐地区の水害対策工事で20億(〜30億以上?)
●焼却炉の立替に伴うクリーンセンター内の全体工事費用で約80億(市の負担は1割以上)…現在、何年後に実際に立替が必要か現在調査中です。
●湖北地区図書館(中央図書館)の建設で約20億〜
●市民会館(中規模ホールの会館)の建設で約30億〜
●我孫子駅舎の改修で20億〜?(JRとの負担割合は不明)
●この他、右肩上がりを続け、財政を圧迫している医療費問題もあります。

●歳入構造の強化見直しと雇用環境の創出のため企業誘致を
平成18年度の法人住民税は、個人住民税の10分の1以下でしたが、東葛圏内において最低の割合です。

これから減少し続ける個人住民税に、これ以上依存するわけには行きません。また、市の重要課題である【若年世代の定住化】を図るには、市内で一定程度の雇用環境を整えることが必要です。

そこで、歳入面の強化と雇用環境の創出を併せ持つ「企業誘致」を積極的に働きかける必要があると考えます。誘致する企業は、環境へ負荷を与える「工場系」ではなく、我孫子市のイメージやまちづくりにマッチする企業が望ましいと考えています。

◆企業誘致を積極的に働きかけます…ただし、誘致対象としては、環境へ負荷を与えない、かつ、我孫子市のイメージやまちづくりに見合う企業とします。

4.持続可能なまちづくりへの市民参加
●市民の皆さんのご協力とご理解が必要です!
「持続可能なまちづくり」を行うには、行財政改革をより一層進めなければなりません。その為には、市民の皆さんのご協力とご理解が必要不可欠です。

◆コスト意識の徹底; 「費用対効果」等、コスト意識を徹底し、仕事や事業の「ムリ・ムダ・ムラ」を徹底的に排除します。
◆行財政改革;行政効率を徹底して追求し、市民のご理解とご協力をいただき、既存の行政サービスの領域を見直します。
◆市民を含む専門家等で構成された「財政問題を審議する常設の第三者機関」の設置を目指します。

●「自立したまち」にしたい。〜私は、共に悩み、共に考え、共に行動する市民社会の確立を目指します〜
行財政改革と同時に、地域力を高めるための仕組みやキッカケを作り、その仕組みを維持・発展・継続させることが必要です。

一人ひとりが自らの責任で(出来る範囲で)、社会(地域や公共)に関われば、解決・カイゼン出来ることが多分にあります。社会的公共心を高め、地域社会への参画を促すことが必要不可欠です。

◆市民参加条例の制定を目指します。
◆市民活動や地域支援等への行政のコーディネイト(調整・連携)機能を高めます。
◆地域力強化への取り組み(地域防犯・地域防災・自治会活動等)に関し、積極的に支援します。

5.真の議会改革の実現
●議会を討論する場に変えたい
「地方議会は八百長と学芸会のままで良いのか?」大変刺激的な言葉ですが、前鳥取県知事の片山善博氏の弁です。議会は本来「討論」の場。異なる意見や利害を「討論」を通じ合意形成を図り、民意を集約することが本来の役割です。

しかし、現在の議会は市長以下執行部に「アレヤレ、コレヤレ」と陳情しているだけで、どうするのかは執行部に「お任せ」状態です。これでは、これから本格的に迎える厳しい財政事情の中で、施策の優先順位付けの議論は出来ません。

●広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
これは明治維新政府の掲げた五箇条の御誓文の第一条です。今後、国民が望もうが望まないが、地方分権は益々進んでいきます。

その時に、議会と市長による二元代表制が真に確立されていなければ「地域主権」は確立しません。また、その地域の統治構造はゆがんだものになってしまいます。

議会と市長の二つの機関の本来あるべき関係とは、「互いが互いをチェックし、地域課題の解決のために、建設的かつ緊張感のある議論を行うこと」です。

その意味において、形式的な議会改革を行うのではなく、議論の活性化や議会への信頼回復のため、真の議会改革が必要であり、私はその実現に尽力したいのです。

◆議会(議員)に本来求められている責務は何か?を明確に規定する為、「議会基本条例」の制定を目指します。※この条例の中で、議員同士の討議、行政側からの「反問権」など、新たな議会活性化の仕組みを規定します。
◆私個人の取り組みとして;引き続き、議会終了後に「市政リポート」を発行します。また、市政報告会の開催、ホームページ等を十分に活用して、活動状況の報告を逐次行います。
※報告会には、是非お気軽にご参加ください!

6.コミュニティーの再興
●挨拶と笑顔の絶えない街にしたい
地域ですれ違っても挨拶が交わされない光景をよく目にするようになりました。「挨拶の行き交う街に空き巣なし」という標語がありますが、全くその通りです。

他者への無関心は、社会との繋がり(関係性)を希薄にし、結果として犯罪者に「隙」を与えてしまいます。現在は、「知らない人に挨拶をしてはイケナイ」と教えられることが多いと聞きます。

しかし、以前は「地域で人に出会ったら、元気よく挨拶をしなさい!」と教えられていました。当時は、道行く人との挨拶を通じ「地域の誰かと繋がっている」という安心感(共同体意識)がありました。

私は、「家庭・地域・学校で挨拶運動を徹底する」ことで、大人から子どもまで「顔の見える関係」の基盤作りを行い、コミュニティー(共同体)再興への土台作りを推進していきたいと考えています。

◆「あいさつ運動」の積極的な推進を図ります。
◆地域力強化への取組みを積極的に支援します。

7.安全安心に暮らせる街の実現
●地域一丸となった「地域防犯力・地域防災力」の向上を図ります
行政組織(警察・市役所)だけで地域の安全を守ることは不可能です。よって、市内各地で展開されている「地域防犯パトロール」を筆頭にした、「地域防犯力」を強化することが必要不可欠です。そのための仕掛けや仕組み作りを推進します。

◆「公用車をパトロールカーのような配色にする」など、今ある設備を活用し、極力お金をかけずに出来る防犯対策を推進すると共に、地域防犯力強化への取組みを積極的に支援します。
◆同様に、地域防災力も高めていきます。

8.豊かな自然環境の保全・継承
●守るべきものはシッカリと守り、継承すべきものはシッカリと継承する。
都心から近い割に、水と緑に恵まれた我孫子市。この豊かな環境は、市民の明確な意思と積極的な保全活動があって初めて守られるものです。しかし、今、この環境が少しずつ破壊されています。

このままで本当に良いのでしょうか?先人たちが守り抜き、私たちに引き継いで下さった豊かな環境を、次代を担う子どもたちに引き継ぐことが出来るでしょうか?

●我孫子市の財産は手賀沼を含む周辺環境だけ?
我孫子市の環境は、南の手賀沼、そして、北の利根川・古利根周辺の環境があって初めて成立っています。このことは全市民の共通認識としなければなりません。

しかし、現在、国道16号のバイパスルートが利根川沿いで検討されており、豊かな自然環境、静かな住環境が破壊される危機を迎えようとしています。

●時代は環境保全型社会へと向かっている。
生活の利便性を追求し、後先を考えない開発を行えば、取り返しのつかない未来が待っています。「便利になるから良いではないか」と安易に考えていると、後で手痛いしっぺ返しが待っています。今こそ立ち上がる時です。

◆豊かな自然環境、静かな住環境を破壊する「国道16号バイパス利根川沿いルート案」には反対します。
◆多くの市民の労力、そして、オオバンあびこ市民債を使って守った古利根沼周辺の自然環境を守ります。
◆緑を守るボランティア活動への支援を強化すると共に、市民の積極的な参加を求めていきます。

9.成田線利便化の実現
●成田線の問題は我孫子市の将来を左右する
動脈の詰まっている体に新しい血液は流れ込みません。市の重要課題である若年世代の定住化は市内中心部に偏っており、地域全体には広がっていません。また、我孫子で育った多くの若者が市外へと流出しています。

成田線の問題は沿線地域のみの問題ではなく、我孫子市の将来に関わる非常に重要な問題ですが、この認識は市民全体には共有されていません。

地域住民や議会の長年にわたる働きかけにより、交通問題の総合的検討がなされ、コミュニティバス(あびバス)が一部区間で運行されていますが、これにより、抜本的に課題が解決されたわけではありません。

行政に対しては、引き続きJRとの協議を重ね、その協議内容を住民に逐次シッカリと報告していくことを課し、利便化実現に向けた行動・提言を行います。

これらの活動と併せ、市民・議会・行政が課題認識を共有し、一丸となって行動していくよう働きかけます。

◆情報の公開と共有;成田線利便化促進への市の取り組み状況を逐次公開し、沿線住民に対する行政の説明責任を果たさせます。
◆成田線増発の実現に努めます;実現可能性の高い成田駅の改修案(約5億円)の早期実現を図り、増発に伴う沿線自治体の費用分担の確定を目指します。
◆駅施設の利便性の改善を図ります;「新木・湖北・東我孫子駅」の上屋(屋根)の延伸、(最後に残った)新木駅のエレベーター・エスカレーター設置等。

※最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
共に我孫子をもっと良いまちに、持続可能なまちにしていきましょう!
posted by 久野晋作 at 01:23| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする