明るいニュースではなく誠に残念ですが、補助金交付申請の事務処理誤りに関する懲戒処分について、お知らせいたします。
1.子ども相談課の「特別支援学校等の臨時休業に伴う放課後等デイサービス支援事業補助金」の交付申請
2.子ども支援課の「千葉県子ども・子育て支援補助金」の実績報告
以上の手続きに関する積算誤り等により、本来県を通じて受けるべき補助金の交付額よりも、少ない額での交付となる事務処理誤りが発生し、
1.「特別支援学校等の臨時休業に伴う放課後等デイサービス支援事業補助金」の不交付額は、495,000円
2.「千葉県子ども・子育て支援補助金」の不交付額は、104,000,000円
合計10,895,000円が不交付となり、市の一般財源を充当する形となりました。
以前にも類似する事務処理誤りがあり不交付となった補助金がありましたが、今回の事案によって生じた不交付額の桁は一つ異なり、一千万円の大台に上ってしまいました。
額の多寡だけを殊更問題にする考えはありませんが、深刻に受け止める重大な誤りであり、今回の事務処理誤りにかかる市長・副市長以下、関係職員に重い処分が下されたことは不可避であったとだと理解するところです。
→その他、くわしい経緯につきましては、事務処理誤りに関する報道資料または市のウェブサイトをご覧ください。
***
また、教育委員会から「電子メールの送信方式の誤りによるメールアドレスの流出について」一斉送信時に全員のメールアドレスが表示される形式で配信されていたことについて報告がありました。
我孫子市教育委員会生涯学習部文化・スポーツ課(我孫子市我孫子1684番地)において、市内小中学校体育施設開放団体説明会開催について電子メールを送信する際、団体の登録されているメールアドレスを、他の受信者のメールアドレスが判別できない方式(BCC)に設定して送信すべきところ、全員のメールアドレスが表示された状態(TO〔宛先〕)で一斉送信してしまいました。
→その他、くわしい経緯につきましては、メール送信方式の誤りに関する報道資料または市のウェブサイトをご覧ください。
***
今回の事務処理誤りに関して、共通しているのは確認の不徹底であるとともに、ここ数年繰り返されていた事務処理誤りの際、再発防止のために徹底されているはずのことが未実施であったことです。
<事務処理誤りに関する記事>
◆「17件の専決処分の報告漏れ」、そして、第三回市議会定例会に向けて(2017/8/17付けブログ記事)
◆「生活保護費と児童扶養手当に関する事務処理誤り」について(2017/11/24付けのブログ記事)
ここ数年、特にこうした事務処理誤りが重ねて発生していることは事実です。悪意があって、行われたものではないことは理解していますが、ここまで重なると、従来と同様「再発防止策に努めます…」という有り体の対応で済む問題ではないと考えています。