昨日のblogでご報告のとおり、先週木曜日、政府からの小中学校休校要請を受けて、我孫子市においても3月3日(火)から3月23日(月)まで一斉休校とすることが決定されました。
昨夜に行われた安倍首相の臨時記者会見の中で、
現状においては感染の拡大のスピードを抑制することは可能である。これが今週発表された。専門家の皆さんの見解であります。そのためには、これから1、2週間が、急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際となる。こうした専門家の皆さんの意見を踏まえれば、今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきである。そのように判断いたしました。
集団による感染をいかに防ぐかが、極めて重要です。大規模感染のリスクを回避するため、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントについては中止、延期、または規模縮小などの対応を要請いたします。スポーツジムやビュッフェスタイルの会食で感染の拡大が見られる事例がありました。換気が悪く、密集した場所や不特定多数の人が接触する恐れが高い場所などでの活動も、当面控えていただくとともに、事業者の方々には、感染防止のための十分な措置を求めたいと思います
と発言されましたが、WHO=世界保健機関などの専門家チームが行った共同調査の報告書によれば、「🔴子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳以下の感染者は全体の2.4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずかであること。🔴子どもの感染について報告書では、主に家庭内で大人から感染」していて、子どもから大人への感染例は調査をした中では確認されていないと指摘しています。
これから1、2週間が、急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際となる。こうした専門家の皆さんの意見を踏まえれば、今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきである。
と、安倍首相が本気で考えているのであれば、むしろ、昔ほどではないものの、未だに超過密状態の通勤電車の改善こそが急務の課題ではないのか?と考えるのは私だけではないと思います。
ですから、学校休校(だけ)という判断自体について非常に違和感を覚えるところですが、国民の安全安心を担う最前線で様々な事業を差配するたった1人の首長さんは、諸々難しい判断そして対応を迫られる展開になって居ます。
こうした緊急事態だからこそ、最終最後のセーフティーネットを張る立場にある自治体のリーダが、「なんとかする」という強い意思と判断ができるか否かは非常に大きいことだと痛感します。
こうした中で、
茨城県つくば市は3月6日から24日までを臨時休校としたうえで、登校は可能とし、希望者には給食も提供すると発表した。仕事を休めない保護者の準備期間として3月5日までは通常登校としたが、出席することが不安な場合は登校しなくても欠席扱いにはしないという。
開校時間は午前8時から午後3時までで、登校した場合は教員が対応し、授業はせず自主学習となるという。放課後の学童保育も通常通り実施する。
という報道がありました。
これから一体どうなって行くのだろう?
という不安に押しつぶされそうになる保護者の皆さんも少なくなかったと存じます。
そんな暗闇の中、一筋の光明がさしたようなニュースでした。
つくば市の五十嵐立青(たつお)市長の決断は、英断だと思います。
セーフティーネットの最後は自治体。
よくぞ決断されたものです。
朝食もろくに食べない(朝食がない)
給食が成長と生きる命綱…。
嘘でしょう?と思われるかも知れませんが、
そうした子供達が少なくありません。
ちなみに、学校を休校したことによって、
給食への食材を提供してくださっている方々(卸業者さん、農家の皆さん、委託業者さん)への対応もあります。
だから…
今回の決断は、首相の英断なの⁉️
本当にそうなの?
本当に子供達の為なの?
私はアンチでも何でもありませんが、一連の安倍首相の判断に対して、まったく腑に落ちていません。
だから。
つくば市の五十嵐立青(たつお)市長の決断は、英断だと感じるのです。
セーフティーネットの最後は自治体。
よくぞ決断されたと私は思うのです。
🔴自治体のトップによって、差がつく対応(対応力・訴求力)
五十嵐市長の判断に対しても、是非はあるかも知れません。
物凄いスピードで事象がクルクルとかわる今世において、唯一無二の絶対解など有りはしません。
しかしながら、今回の新型コロナウィルス問題に伴い、本当に様々なことが顕になってきました。
恐ろしいほどまでに。
これらのことは見方によっては、この騒動(惨禍)の最大の利点なのかもしれないと私は捉えて居ます。
自らの保身しか考えぬ、人心がわからぬ、人の痛みが分からない為政者には、退場を願うチャンスなのかもしれないとも。
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