こんにちは、我孫子市議会議員の久野晋作です。
昨日をもちまして、6月議会の全日程が終了しました🙌
とはいえ、議会は「終わり良ければ全て良し…」の世界ではありません。
議会閉会後は、議事・議決機関から執行権限を持つ市長以下、執行部の皆さんの手に委ねられます。
6月議会は、政策的な条例が上程されることが多く、テーマを掘り下げて議論することが多いのが通例ですが、ご案内のとおり、不本意ながらも、懲戒免職処分となった元職員による公金横領事案について質疑を重ねる形になりました(こちらのBlog記事等をご参照いただければ幸いです)。
その他の重要案件も含めて、議論されたこと、決まったこと、課題として共有されたことが、着実に解決・消化(昇華)されることを強く願って止みません。
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さて、議会閉会後に市内在住の東葛飾高校一年生の生徒さんが議場に来てくださり、「🔴我孫子駅の発車メロディー🎶の変更」についてプレゼンをして下さいました
随分前のことになりますが…😅、私も、同じ内容を本会議場で提案したことがあり、親近感と強い共感を抱きつつ、プレゼンに聴き入りました。
🔴平成25年3月定例会…「郷土愛を育む取り組みについて」の中で、あびこ市民の歌等の利活用を提案
🔵平成27年12月定例会…「郷土愛の醸成に対する取り組みについて」の中で、改めて提案(進捗確認)
*下段に、当時の議事録を添付していますので、お目通しいただければ幸いです。
録り鉄?さん、ということもあり、本当によく調べていて、そして、何より郷土愛に溢れる素晴らしい提案で感動しました☺️
こうした機会って、あるようで今まで全く無かった…のですが、とても良い機会だと感じ入りました。
また、今回のような提案に関わらず、「市民の皆さんからの、まちづくりに関する提案等」を議会としてお聴きする場をもち、課題認識を共有化し、その実現(解決等)に向けて、力を合わせて歩んで行くような取り組みを促進して行きたいと強く感じた次第です。
また、今回のような提案に関わらず、「市民の皆さんからの、まちづくりに関する提案等」を議会としてお聴きする場をもち、課題認識を共有化し、その実現(解決等)に向けて、力を合わせて歩んで行くような取り組みを促進して行きたいと強く感じた次第です。
来年、我孫子市は市政施行50周年を迎えることもあり、何としてでも実現したいと思います。
署名活動は早ければ7月からとのことですので、多くの市民の生の声を結集して行きましょう😊
#abiko_city
#我孫子駅発車メロディーの変更
平成25年3月定例会(3月7日)会派代表質問より
郷土愛を育む取り組みについてであります。
まず1点目、我孫子市民憲章の活用についてです。有名無実化していると思われる我孫子市民憲章について、我孫子市民としての郷土愛を育むべく、積極的な活用をぜひとも図っていただきたいと私は思っております。そういう趣旨から質問させていただくものであります。
1点目は、市民憲章の制定理由と目的について。2点目、制定から今日に至るまでの活用状況について。3点目、今後の活用方針についてであります。市民憲章をどのように生かしてきたのか、生かしていくつもりがあるのか、またはそうでないのか、お聞かせをいただきたく思います。この問題につきましては、川村議員が平成16年、19年、23年と3回にわたりまして基本構想との位置づけ、絡みの中で、また文言等について見直すべきところがあるんではないか、また星野市長からも答弁がありまして、次期基本構想の抜本的な改正の機会があれば、それもあわせて見直していくよというところもありましたが、その点について御見解をお願いしたく思います。よろしくお願いします。
◎説明員(芹澤一夫君) 市民憲章は昭和55年7月に市制施行10周年を迎えるのを機に、市民の皆さんにまちに対する愛着やまちづくりへの参加意識を持っていただくために、昭和56年の1月に定めたものです。
市民憲章の活用状況としては、制定当初は現在の行政サービスセンターとなっている市民課の支所、それから小中学校などで、あるいは市内の公共施設に額で掲示をしてきました。現在は、市役所本庁舎、それから市民体育館などの一部の施設での掲示にとどまっております。また現在、「広報あびこ」の1面に、6回に1回の割合で掲載をするとともに、市のホームページでも掲載をしておりますが、十分に活用しているという状況ではございません。
今後は、より多くの市民の皆さんにまちへの愛着やまちづくりへの参加意識を持ってもらえるよう、学校教育あるいは生涯学習講座の場で活用するなど、その活用方法について検討してまいりたいと思います。
◆(久野晋作君) 細かく整合性云々というんじゃなくて、今あるんであれば、憲章として掲げているのであれば、これはちゃんと生かさないといけないと思うんですね。常に我孫子市民であることを意識をすること、これは非常に大事なことだと思うんです。この地に住んでいると。こういう理念に基づいて私たちは生きているんだというところを常々意識するのと、そうでないのとは雲泥の差になると思うんですね。ですから、この場で細かくは言えませんけれども、私はこの中でうたわれている田園教育文化都市、私は非常にすばらしい文言だと思います。古いけれども新しい、私たちが今、目指すべき私たちの目標であると。さらに、これに環境というところを加えるのが、我孫子市が目指すべきところではないかなと個人的には考えますけれども、しっかりと生かしてやるべきと思いますので、どうぞよろしくお願いします。時間の関係もありますので、次に行きます。
「あびこ市民の歌」の活用についてです。
これも同じですね。これも10周年事業で昭和55年に策定の検討がされて、昭和56年にできたものです。この質問につきましては早川議員が取り上げられて、その市長とのやりとり、とても興味深く、非常に関心を持って聞かせていただきました。改めてその質疑応答細かく見させていただきましたが、私からも改めて提案させていただきたいと思います。
夕方のチャイム、現在は「夕焼小焼」です。ですけれども、これを「市民の歌」にしてはどうかなと、私も思います。そしてさらに、JRの駅での発車音。これに「市民の歌」をメロディーとしてのせていただくように提案してはどうでしょうか。山手線などで、その地域に由来のある音楽をかけており、好評を博している、こういう報道等もあります。日常の中で、このすばらしいメロディー、歌詞のある「あびこ市民の歌」があるかないか、大きな差であります。話題性も抜群です。市のPRにもつながることと思います。ぜひ実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。答弁お願いします。
◎説明員(芹澤一夫君) 防災行政無線による夕方のチャイムは、親局のデジタル化の工事に伴う放送再開を機に、平成21年の12月から「夕焼小焼」に変更しました。変更に際しては、子どもたちに帰宅を促す曲目として放送時間も日没に合わせた設定としています。「夕焼小焼」は変更して3年が経過し、子どもたちや市民に親しまれ、定着していると考えております。
現在、「あびこ市民の歌」は生涯学習部で行う成人式など、各種イベントでの会場や終了時の曲として利用し、長寿大学では始業時に合唱を行っています。また、「あびこ市民の歌」に健康づくり推進員と保健師が健康体操として振り付けを行い、健康づくり運動教室やタートリンピックなどに活用をしております。
御提案のありました駅での発車メロディーに「あびこ市民の歌」を利用することについては、JR東日本に確認したところ、市のほうで発車メロディーの音源を作成し、駅の放送設備に組み込む際の設置委託料などがかかるということなんですけれども、さらに導入する駅の規模、それから使用している放送設備も異なるので、その辺の調整が必要であるというお話をいただいています。ですから、今後「あびこ市民の歌」が子どもたちの心に親しんで歌い継がれるよう、各駅の発車メロディーの導入についてもJRとよく協議をし、検討を進めていきたいというふうに思っております。
さらに、もっと広く活用されるよう小中学校を初め、各市民団体にも呼びかけをしていきたいというふうに考えます。
◆(久野晋作君) 御答弁ありがとうございました。非常に前向きな御答弁をいただけたものと思います。委託料がかかってしまうということでありますけれども、大いに、ターミナル駅ですから、我孫子駅だけでもやるだけで、かなり私は違うと思うんですね。
市長、私も青年会議所に入らせていただいて、セレモニーがありまして、毎回唱和する。あれを繰り返しやるから、その組織の一員だと意識が入っていくわけですね。我孫子市においては、その住民の一員だということがしっかりと入っていくわけであって、こんなにすばらしい憲章と歌、これを生かさない手は絶対にないと思いますので、ぜひとも。
答弁を聞いて、この健康づくりのところでやっていると、それはこの間と同じなんですね。もっともっと広げるように積極的に展開をしてください。デジタル化に向けて、市境とのやりくりはあると思うんですけれども、デジタル化するんですから、市境の部分は難しくても、いろいろとやりくりってできるんじゃないかなと思うんですね。アナログじゃないんですから。そういったところも踏まえて、ぜひ研究、前向きに展開をしていただきたく思います。
平成27年12月定例会(12月14日)〜4期目・改選直後の定例会にて再度提案〜
◆(久野晋作君) 来年度から本格的にやるということはわかりましたので、もうこれは徹底してやるという姿勢をぜひ見せていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
最後、大綱4点目、ちょっと駆け足ですみません、やります。郷土愛の醸成に対する取り組みについてです。
「選ばれるまち我孫子」とするための大前提は、今この地で住み、暮らしている我々自身が我孫子を郷土、ふるさとと感じ、そして我孫子の歴史、文化、伝統、風土、環境になれ親しみ、愛すること、誇りに思うことだと思います。その観点で質問させていただきます。
1点目、「ふるさと我孫子の先人たち」の利活用状況についてです。
平成24年度の中学校学習指導要領改訂に合わせて、ふるさとカリキュラムの一環でこの「ふるさと我孫子の先人たち」が作成されたものと思います。まさに、我がまち我孫子の先人たちを理解するに、非常に価値のある教材だと感じ入っております。広く頒布できるものなら頒布してほしいなと思いますが、なかなか難しいということも以前、ここのやりとりでわかりました。これはいたし方ないというところでありますが、郷土愛の醸成という観点からも、また道徳的な観点からも、大変すばらしい教材である、この「ふるさと我孫子の先人たち」の小中学校における利活用状況についてお聞かせください。
◎説明員(倉部俊治君) 現在我孫子市では、子どもたちのふるさとである我孫子に対する興味関心や、ふるさとを思う気持ちを高め、小中一貫教育が目指している郷土愛を育むために、補助教材「ふるさと我孫子の先人たち」を活用し、郷土の誇りである歴史上の人物や我孫子の発展に貢献した人物に学ぶ、ふるさとカリキュラムに取り組んでおります。
全ての小中学校において実践しており、小学校では飯泉喜雄、岡田武松、嘉納治五郎の3名について、社会科、理科、道徳などの時間を活用して学習しております。中学校では、飯泉喜雄、岡田武松、嘉納治五郎に加え、志賀直哉、杉村楚人冠、血脇守之助、中野治房、松岡鼎、村川堅固、柳宗悦、兼子夫妻の11名について、社会科、理科、国語科などの各教科及び道徳などの時間を活用して学習しております。
来年度以降は小中一貫教育の取り組み「Abi−ふるさと」として、特別な教科に位置づけ、小学校5年生から中学校3年生までの5年間で、現在学習中の11名に新たに、田口静、井上二郎の2名を加えた13名の先人について学習してまいります。
郷土を愛し、誇りに思う心を持ち、世界に羽ばたくことのできる子どもたちの育成を目指し、今後もこのふるさと学習を積極的に取り組んでまいります。
◆(久野晋作君) ありがとうございました。
活用がもうしっかりとされているということで、大変安心しましたし、やっぱり自分の言葉できちっと我孫子を語れるということ、景色や風景だけじゃなくて人物も含めて、非常に大切だと思いますので、引き続き取り組み推進していただきたいなと思います。
続きまして、2点目のところ、我孫子市民憲章とあびこ市民の歌の利活用についてであります。
我孫子市民憲章、内容は本当に時間があったら言いたかったんですけれども、割愛しますが、以前早川議員に言われて、私も改めて読ませていただいたときに、本当にすばらしい内容だなと感じ入っております。昭和56年1月15日に制定されましたこの我孫子市民憲章、そして、あびこ市民の歌でありますけれども、本当に大変すばらしいものだと思います。
この市民憲章にうたわれている内容は、道徳的な規範または健康文化を大切にするという強い指針があらわされており、大いに活用すべきであると考えます。人は言葉を日々目にし、耳にすることで、自然となじみ、行動や態度に反映していく生き物であります。郷土愛を醸成するという観点においてはなおのこと、我孫子市民憲章及びあびこ市民の歌を大いに活用すべきと考えます。
以前、同種同様の質問をしたことがありますけれども、さまざまな機会を通じて、より積極的に周知徹底活用をしていただきたいと考えます。それぞれの状況についてお聞かせいただきたいと思います。
アは、小中学校での指導状況、また利活用状況について、イは、市内のイベント、これは全般ですね、についての利活用について、そしてウ、これは以前この場で提案させていただきましたが、鉄腕アトムですとか、あの有名なチャイムのように、JRの発車音、これであびこ市民の歌をどうか提案してもらえないでしょうかと言ったら、かなり前向きにJRのほうも検討いただいているというような答弁をいただいた記憶がございます。その後の検討状況を教えてください。よろしくお願いします。
◎説明員(湯下廣一君) 私からは、アについてお答えいたします。
現在、本市で進めている小中一貫教育では、ふるさと学習を初めとした教育活動全般を通じて、ふるさと我孫子を愛し、誇りに思う子どもの育成を目指しております。我孫子市民憲章は、小学校3、4年生が郷土を学ぶ社会科副読本に、市としてのメッセージとともに掲載され、その趣旨を全小学校で指導しております。
また、あびこ市民の歌は、楽曲の音楽性ばかりでなく、我孫子で育つ子どもたちの郷土愛を醸成する教材として、非常にすばらしいものであると認識しております。今年度、市内全小中学校では、市制45周年を記念し、入学式や卒業式等、子どもたちや保護者、地域の方々が集まる場面で、BGMとして活用しています。また、音楽の授業において、市教委配布のCDを用い、鑑賞及び歌唱指導の教材として活用しております。
さらに、今後も教育活動を通して、我孫子の子どもたちにとって、あびこ市民の歌がより親しみのあるものとなるよう取り組んでまいります。
◎説明員(芹澤一夫君) イについてお答えをいたします。
市民憲章のイベントでの活用状況としましては、市制45周年、40周年、それぞれの記念式典の際に式次第に掲載するとともに、表彰者、来賓者への配布を行いました。また、イベントでの活用とは異なりますが、現在も広報あびこの1面に、6回に1回の割合で掲載するとともに、市のホームページでも掲載をしております。さらに、清掃事業概要と水道事業年報にも、毎年掲載をしてございます。
市民憲章につきましては、前文に制定当時の基本構想に掲げる都市像の田園教育文化都市が記述されており、現在の都市像「手賀沼のほとり 心輝くまち〜人・鳥・文化のハーモニー」と異なっております。しかし、これまでの都市像の持つよいところを現在の都市像も継承していますので、内容は共通するものが多くあると考えています。
今後は平成34年から新たにスタートする第4次総合計画の策定の中で、市民憲章の必要性やあり方を基本構想との関係も含めて整理し、検討していきたいと考えます。
市民の歌は、生涯学習部が行う成人式やコンサート、展覧会など、各種イベントでの開場時や、イベントの間のバックミュージックとして活用しております。また、保健師と健康づくり推進員が健康体操として振りつけを行い、健康づくり運動教室やタートリンピックなどで活用しています。さらに、近隣センターや鳥の博物館、水の館などの各施設でも館内で放送をしているところです。
市民の歌につきましては、引き続き広く市民の皆さんに親しんでいただけるよう、さまざまな機会で活用してまいります。
次に、ウについてお答えをいたします。
あびこ市民の歌の市内各駅での発車音への導入状況につきましては、これまでJR東日本と意見交換を行ってきましたが、実現には至っておりません。
現在、JR東日本からは、発車ベルは利用されるお客様に対して、電車の発車タイミングをお知らせするもので、メロディーが発車のタイミングに適した曲であること、高い認知度を誇ることが前提となること、また変更したメロディーに対して苦情等が出ないことなどの条件が示されています。この条件を前提に導入の可否が判断されることになります。
さらに、導入が決定した場合には、メロディーの音源作成や、駅の放送設備に組み込む際の設置料、それから日本音楽著作権協会の著作権使用料などの経費を市側で負担することになります。なお、詳細な経費につきましては、現段階では明らかになっておりません。
今後も引き続き、あびこ市民の歌の発車ベル導入につきまして、JR東日本と具体的な協議を進めてまいります。
◆(久野晋作君) 両部長から子細にわたる答弁をいただきまして、どうもありがとうございました。
本当にしっかりと利活用いただいている部分があるなというふうに感じましたし、最後になりますけれども、JRに対して働きかけも引き続き行っていただいていることもわかりました。
ちょっとあえてつけ足しさせていただきますと、小学校では3、4年時に市民憲章の理念を含めて教育をいただいているということですけれども、本当にこの内容を改めて見ていくと、老人を大切にするとか、本当に大切なところ、人としてもそうですし、それが、かつ我孫子市民としてもあるべき指針となっているように思いますので、年次を限定するのではなくて、どの学年も通じて、日々目に触れてそらんじてもらえるように、徹底指導をしていただきたいなと思いますのと、あとは各行事で配布をいただいているということですけれども、特にことしは市制施行45周年とありますので、これも改めて見直すというんですかね、感じ入るというか、みんなでかみしめるためにも、朗読したり、一緒に歌を歌うという機会もあってもいいんじゃないかなというふうに思いますので、より徹底した活用をお願いしたいと思います。これは最後、提案ですので答弁は結構です。
以上をもちまして、一般質問を終わります。どうもありがとうございました。