本日(平成31年3月2日)の産経一面で、台湾の蔡英文総統が産経新聞の単独取材に応じ、「強まる中国からの脅威を念頭に、安全保障問題やサイバー攻撃に関して日本政府と対話したいとの意向を表明」したとの記事が取り上げられました。
リンク切れにならないウチに、ぜひお目通しいただきたく存じます。
(中面にインタビュー「中国に誤った判断をさせない」についての詳細が掲載されています:web有料記事)
台湾では、来年の年明けに総統選を迎えます。
昨年(2018年)11月に行われた統一地方選で民進党は大敗を喫し、蔡英文総統は党主席を辞任しており、背水の陣を敷いての総統選となります。
台湾は、とても大きな岐路に立っています。
この間、蔡英文総統をはじめ台湾から陰に陽に様々なSOSを送られていましたが、今回の単独インタビュー内容に詳細を拝見すると、かなり踏み込んだ発言をされており、それだけ厳しい現状認識があるということだと思料します。
様々な歴史、親交、友情関係のある台湾であることは元よりとして、万が一にも有事に至れば、対岸の火事では済まされない厳しい問題が我が国に突きつけられる事は間違いありません。
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極めて残念なことですが、我が国を取り巻く環境は、非常に劣悪になっていることは間違いありません。
朝鮮半島の状況を観てください。
ロシアの変わらぬ、いや、それ以上の姿勢を。
そして、絵に描いたような膨張路線を突き進むChinaを。
だからこそ、地球儀を真に俯瞰し国益を守るとともに、世界の共存的繁栄・持続可能な発展に寄与すべく、我が国は否が応でもリーダーシップを取らねばなりません。
マレーシアのマハティール首相
フィリピンのドゥテルテ大統領
インドのモディー首相
台湾の李登輝元総統
アジア同胞のリーダー達が、
異口同音に日本のリーダーシップに期待する発言をしています。
それらに応えなくてどうするのか?
今応えなくて、いつ応えるのか??
胸突き八丁の時を迎えつつある事を痛切に感じます。
だからこそ、声を大にして言いたいのです。
大切な友人である台湾からの要請に応えよ!日本!と。
我が国や同朋の存亡の危機に立ち上がり
命をかけて国を護って下さった先人達が草葉の陰で嘆いている。
そう思えてなりません。
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本日の産経新聞で、私は他国と協力して台湾の民主主義を守る決意を示しました。台湾は近年、「特定の国」からの世論操作や偽情報攻撃を頻繁に受けていますが、どの国も次の攻撃対象になり得るのです。台湾は、日本とこの問題について話し合えるよう願っています。https://t.co/zBmUDKT9DO pic.twitter.com/JhxEo2g7Nt
− 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2019年3月2日
🔴義を見てせざるば勇なきなり
昨日夕刻、蔡英文相当が「日本語」でTwitterで我々日本人に語りかけておられました。
●他国と協力して台湾の民主主義を守る決意を示したこと。
●台湾が近年「特定の国」からの世論操作や偽情報攻撃を頻繁に受けていること。
●どの国もが次の攻撃対象になり得ること。
●台湾が日本とこの問題について話し合えるよう願っていること。
この要請に、この切実な訴えに、我が国が応えなくてどうするのか?と言う事です。