これは孔子の言葉です。
(見利思義…『論語』憲問篇)
まさしく、人としてあるべき道であり、人民を指導するリーダー(君子)としてあるべき姿勢です。
自身が得ようとする利益が、誰かの損失に繋がって居ないか?
その利益は、道理に叶うものと果たして言えるのか?反するものと言えないか?
孔子は、『人として、道(「義」=正しい行い・筋道)を踏み外してはならない』と、強く強く訴えたのです。
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得られる時に、得られるだけ分捕ると言う浅ましさ
寄付金の見返りとしてアマゾンのギフト券を100億円分提供。
「ルールの中でやっていることであって問題はない」
この性根の腐った、浅ましい意識こそが問題だと私は考えます。
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地方分権一括基本法が施行され、国と地方は上下の関係ではなく、水平の関係と位置付けられ、(名目では)上意下達・主従の関係ではなくなりました。
間も無く20年近くになろうとしており、自治体の意思を尊重することは大切です。
しかしながら、こうした制度の趣旨を大きく履き違えるようなやり口は論外です。
総務省においては、反発する自治体が得た不労所得ともいる過去の実施分も含めて、徹底的に断固対処していただきたい。
望むらくは、この制度を廃止して欲しい。本来の「寄附」に戻して欲しい。
そう願って止みません。