已(や)むを得ざるに薄(せま)りて、
而(しか)る後に諸(これ)を外に発する者は花なり
やむを得ざるにせまりて
しかる後にこれを外に発する者は花なり『言志録』佐藤一斎
俺が俺が、私が私が
良い意味での個人主義ではなく、
利己主義が極まって来た世の中になりました。
花は何の為に咲くのか?
人に褒められるためか?
決して、そうではない。
止むに止まれず咲くのだ。
そこには見栄も、自己主張も、誇張も何もない。
ただひたすら咲くだけ。
ただそれだけ。
だからこそ、美しい。
かくありたいものです。
佐久間象山、横井小楠、吉田松陰、勝海舟、西郷隆盛、久坂玄瑞、高杉晋作、坂本竜馬…
幕末の英傑達の立志の源泉であり、その系譜のテッペンに位置する思想家・佐藤一斎。
折々に、自身の学び、戒めとして、我々の先人の言霊を記していきたいと思います。