2017年12月07日

花は何の為に咲くのか

已(や)むを得ざるに薄(せま)りて、
而(しか)る後に諸(これ)を外に発する者は花なり


やむを得ざるにせまりて
しかる後にこれを外に発する者は花なり


『言志録』佐藤一斎

俺が俺が、私が私が

良い意味での個人主義ではなく、
利己主義が極まって来た世の中になりました。


花は何の為に咲くのか?

人に褒められるためか?

決して、そうではない。

止むに止まれず咲くのだ。

そこには見栄も、自己主張も、誇張も何もない。

ただひたすら咲くだけ。
ただそれだけ。

だからこそ、美しい。


かくありたいものです。


佐久間象山、横井小楠、吉田松陰、勝海舟、西郷隆盛、久坂玄瑞、高杉晋作、坂本竜馬…

幕末の英傑達の立志の源泉であり、その系譜のテッペンに位置する思想家・佐藤一斎。

折々に、自身の学び、戒めとして、我々の先人の言霊を記していきたいと思います。
posted by 久野晋作 at 23:59| 千葉 ☁| 先人の言霊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする