その中から、大綱3点目で取り上げた「地域コミュニティの活性化等」の冒頭の発言内容を以下記します。
大綱3.地域コミュニティの活性化等について
私ことですが、今、現在進行形で、地域(自治会単位)の“夏祭り復活”プロジェクトに関わっています。
私は高度成長期に我孫子の地に居を構えた新住民の2代目ですが、新興住宅地域の自治会では珍しく、かつ、誇りだった「神輿巡業」がなくなり、地域の有志が全てボランティアで行ってきたヤグラの組み立ても中止され、昨年、ついに「夏祭り」までなくなってしまいました。
しかしながら、地域のため、子供達のために、なんとか復活しようじゃないか。この夏は、その想いで集った地域の先輩方と夏祭りに変わる「秋祭り」の実施に向けて、話し合いが重ねられました。仕事と子育てに追われる現役世代として、時間的な制約(カベ)もあり、全ての活動には関われていませんが、復活にかける先輩方の心意気と執念に強い感動と共感し、そして、我々現役世代としての責任の重さを痛感している所です。
また、「市民活動団体の担い手が本当に見つからない…」。このような話も、よく耳に入るようになりました。市は、平成25年10月に「地域コミュニティ活性化基本方針」を策定しました。策定後間も無く満4年となりますが、各種コミュニティの現状と課題等についてお聞きしたいと思います。
<以下、質問項目です>
(1)自治会・町内会について
(ア) 加入率の推移
(イ) 役員の担い手・成り手の状況
(ウ) 情報の共有化の促進(基盤整備)
(2)市民活動団体・NPOについて
(ア) 母体数の推移
(イ) 役員の担い手・成り手の状況
(ウ) 情報の共有化の促進(基盤整備)
(3)地域会議について
(ア) 設置・運営状況
(イ) 成果と課題
(ウ) 市の関わり状況
(4)職員の地域担当制(地域担当職員制度)の導入について
(5)節目を活かしたまちづくりについて
(ア) 成人式の開催に際しての市の関わり
(イ) 若年世代を対象とした同窓会の開催支援
上記質問についてはこちら(我孫子市議会議会録画中継)からご覧いただくことができます。
当たり前に存在していたものが、一つまた一つとなくなっていく。
一度無くしてしまうと、再び立ち上げることは本当に困難を伴うものです。
地域の繋がりや活動に暑苦しさや、面倒臭さを感じることもあるかもしれません。
でも、ふとした瞬間に、そして、いざという時に、近隣の方ほど頼りになる存在はありません。
向こう三軒両隣
遠くの親類より近くの他人
これらの言葉は古くから使われてきた言葉ですが、今現在、とても重い言葉として我々に大きな示唆を与えているように思います。
単純明快で即効性のある解決策はなく、一人一人の思いや心がけ、間断なき行動の積み重ねの上にしか、地域の紐帯を太く強くすることは出来ません。
他人事ではなく、我が事としてどれだけの人が取り組んでいくことができるか?
本格的な人口減高齢社会を迎えた中で、今は、胸突き八丁の試され時だと考え、この質問を取り上げました。
みなさんの地域では、いかがですか?
防犯・防災の取り組みの濃淡は、地域コミュニティの状態とほぼ連動します。
ぜひご確認ください。
どんなことからでも構わないと思います。
ゴミ拾いからでも、あいさつ運動からでも。
一人一人の具体的な行動が、地域を変えていく大きな一歩に繋がるはずです。