2015年08月25日

言葉は魂。萩市立明倫小学校の「朗唱」の取組み

今日よりぞ幼心を打ち捨てて 人と成りにし道を踏めかし
世の人はよしあしごともいわばいえ 賎が誠は神ぞ知るらん
親思うこころにまさる親ごころ きょうの音ずれ何ときくらん

上記は、山口県萩市立明倫小学校一年生が日々唱和している朗唱文です。
http://edu.city.hagi.lg.jp/meirin-e/

どの言葉もグッと胸に刺さって来ます。

昼食中につけた『先人たちの底力 知恵泉(NHK教育)「やる気を引き出せ!〜幕末の熱血教師 吉田松陰〜」』にて明倫小学校の取組みを知りました。

こうした郷土の偉人の遺した言霊を声高らかに毎朝朗読する事は本当に素晴らしい取組みですね。

明倫小学校のサイトです
 ☛ http://edu.city.hagi.lg.jp/meirin-e/

『朗唱の手引き』という気合いの入った手引書がグッと来ます。


日本語を話すから日本人になる。
そして、その言葉は実体と成る(言霊信仰)。

どの地域にも魂の籠った先人達の言葉があります。

(私は・我が国は)かくありたい
(後進には・子孫には・未来は)かくあって欲しい。

強い願い、強い想いの籠った言葉が沢山遺されています。

身近な所では、市民憲章などもその一つだと思います。

我孫子市民憲章
わたくしたちは、利根川と手賀沼にかこまれ自然と歴史にはぐくまれた我孫子の市民です。
わたくしたちは、田園教育文化都市をめざす市民としての誇りをもち、明日への願いをこめて、ここに市民憲章を定めます。
水と緑と土のにおいがいっぱいの 住みよいあびこにします
心と体をきたえ 生き生きと働き 伸びゆくあびこにします
老人を大切にし 子どもの夢を育て 幸せなあびこにします
ふるさとを愛し 文化を高め 豊かなあびこにします
みんなで話しあい きまりを守り 明るいあびこにします
昭和56年1月15日制定


江戸時代に藩校や寺子屋等で行われていた「素読(そどく)」が、今、見直されています。

私は、こうした取組みを地元の学校や地域で広く普及したいと考えています。

posted by 久野晋作 at 13:27| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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