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さて。議会初日に当たって画期的?な出来事が起こりました。
6月15日から始まる代表質問から、『議会「が」率先して、エコスタイル(「エコルック・クールビズ」とも言います。)を導入しよう!』と、議会運営委員会で同意されたのです。大したことではないとお感じかもしれませんが、「議会改革」という見地からは『小さくとも大きな一歩』だと思います

我田引水的な発言となって大変恐縮ですが、「とある動き」があった関係で、今回予定している一般質問で、急遽この問題を再度取り上げる事にしましたので、宣戦布告?の意味合いも込めて申し上げます。
この問題は、昨年の9月議会における委員会審議、及び、12月の代表質問において取り上げた問題でしたので、自分自身、今議会において何らかの目に見える動きをしようと思っていた矢先でした。つまり、「ルール」に触れない範囲で、如何に合意形成をし、如何に「先例」を作るか…?あれやこれやと腐心していました。
委員会の「英断」には心から敬意を表すと共に、感謝申し上げる次第です。
ということで。我が我孫子市議会の本会議での審議も、時代を反映した服装での審議となります。お見知りおきの上、議会中継をお楽しみ下さい♪
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【地球温暖化防止を目的にした】夏の軽装化(愛称・クールビズ)が1日から霞ヶ関「でも」始まりました。内閣官房長官の定例記者会見での服装や、国会中継をみて「あれっ?」と思った方は多いことと思います。が、やっと来たか…と感じています。
軽装にする事が目的ではなく、ノーネクタイ・ノー上着は義務でも何でもありません。
「環境に合わせた服装をする」
ただそれだけの事で、なんら難しい話ではないと思います。
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しかし、そうは言っても、長年染み付いた慣習です。私も5年ほど会社組織に席を置かせて頂いて居た身ですし、外回りの営業職でしたので、熱かろうが寒かろうが、年中ネクタイにスーツで動き回っていました。
また、現在の職業柄(議員&行政書士)、「常に、ちゃんとした身なりをしなくてはならない」という、意味不明な強迫観念で、せっせと背広をしたて、ワイシャツを買い揃え、連日嬉々として愛用の「あっとアイロン」を駆使しています…。嗚呼。
まったくもって、いくらのお金をつぎ込んでいるのだろうか?一体なんになるのだろうか?疑問を感じることはあれども、そこから出ることが出来ない。
そんなもどかしさを覚え、悶々とし続けていましたが、気づいてみれば、お出かけ時には、スーツが一番着心地が良い「楽な服装」になっている…。よそ行きのカジュアルウェアが殆ど無い…。嗚呼…。
そんな私にとって、今回の流れには、衝撃的というか青天の霹靂ともいえるものでしたが、心底嬉しいものがありました。
「やっと気づき、行動に移し始めたんだな」って。
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確かに、「服装の乱れは生活習慣の乱れに繋がる(表れ)」という古の教えは現在にも生きていると思います。でも、要は、格好ではないんです。中身が問題なのです。
目的としているのは、身なりではない。話題づくりでもない。ファッションで物言いしているツモリは毛頭ないのです。
ただ、外見的にそれを明らかにする事で、行動に移す大きな原動力になるということ。行政が率先垂範して実践する事で、「バタフライ・イフェクト(より大きな効果)」を狙っているのです。
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しかし、それに逆行する動きが庁内で起こった事を知り、正直ガッカリしました。
関係諸課が「時代の要請」を汲み取って、6月スタートで準備していたエコルックの導入を、誰が、何を血迷ったのか「7月1日からとする」としてしまいました…。6/3付けで庁内に急遽「回覧」が配信されたのです。それを知ったとき、体の力が抜けました。
目が点。青天の霹靂とはマサにこのこと。
●●かな?とさえ感じました…。
時代と社会の要請に逆行する「明らかに本末転倒的な動き」である事を、お触書を発信してしまった当事者が気づいていないのでしょう。残念!
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大学時代のゼミの教授が、折りに付け口にされていたお言葉を紹介します。
木を見て森を見ず。
もう一つおまけに。
クールビズと掛けまして、地球温暖化対策と解きます。その心は…。
Be cool !