2015年04月09日

パラオと日本。…歴史を学び、先人の無念を受け継ぎ、子孫には勇気と誇りを与える生き様を残すこと…

天皇皇后陛下が大東亜戦争の戦没者の慰霊などのためパラオを訪問されています。

ミクロネシア地域は第一次世界大戦後、国際連盟の下で、日本の委任統治領になりました。パラオには、南洋庁が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。クニオ・ナカムラ元大統領始め、今日貴国で活躍しておられる方々に日本語の名を持つ方が多いことも、長く深い交流の歴史を思い起こさせるものであり、私どもに親しみを感じさせます。
(天皇陛下の晩餐会でのご答辞・一部抜粋)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150408/k10010042231000.html

現地パラオでの天皇皇后両陛下の歓迎ぶりを見れば、「日本軍」が現地でどう迎えられていたか良く解ります。

「アジアは、北東アジアだけではない」ことも良く解ります。


パラオのペリリュー島は、戦争末期に日米の苛烈な戦いが繰り広げられた激戦地です。

米軍は、圧倒的な火力と人員をもって「当初3日で戦闘を終わらせる算段」でしたが、日本軍の徹底抗戦を受け2ヶ月半の戦闘を余儀なくされました。

この戦いについて、私たちはよく知りません。
知らされて来なかったと言っても過言ではないでしょう。

ニミッツ提督の碑文が、その戦いが如何に凄まじい戦いであり、我々の先人達が如何に勇敢に戦って下さったのかを物語っています。


"Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island. Pacific Fleet Command Chief(USA) C.W.Nimitz"
「諸国から訪れる旅人たちよ この島を守るために日本国人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い そして玉砕したかを伝えられよ 米太平洋艦隊司令長官 C.W.ニミッツ」


先人達の死闘・奮闘があって、私たちの今があることを改めて痛感します。

敗戦後70年目を迎え、今まで、知らなかった事、知らされていなかった事にも光が当たって行く事でしょう。


歴史を学び、先人の無念を受け継ぎ、子孫には勇気と誇りを与える生き様を残すこと

戦争をことさら美化する所存はありませんし、出来得る限り避けるべきと考えます。

しかしながら、歴史を確りと辿り、先人達の様々な想いに触れ、それらを胸に刻み、立派な国民となり子々孫々に繋いで行く事。

これこそが、今を生きる我々の使命だと改めて感じる次第です。


posted by 久野晋作 at 07:00| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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