敗戦後70年の節目の年にあたり、安倍内閣に於いて検討されている首相談話に対する各国の反応が非常に興味深い。
【ワシントン=加納宏幸】米国務省のサキ報道官は5日の記者会見で、安倍晋三首相が今年発表する戦後70年の首相談話について、過去の植民地支配と侵略を謝罪した村山富市首相談話や慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話を評価する形で、安倍内閣として歴代内閣の方針を維持することが望ましいとの認識を示した。
sankei web 2015.1.6 09:19
http://www.sankei.com/world/news/150106/wor1501060018-n1.html
とのこと。
これぞ、内政干渉の極み。
いやはや、凄いコメントである。
今なお、支配下にあるという事が良く解る。
東京大空襲を代表とする大都市への無差別爆撃や、広島や長崎への原爆投下による無差別大量虐殺を棚に上げ、あれこれと注文を付けて来る。
そう、曲がりなりにも、我が国の最大にして最強の同盟国がである。
▼マッカーサーのアメリカ議会証言録▼※wiki調べ
連合国軍最高司令官だったダグラス・マッカーサーは、引退後の1951年5月3日、上院軍事外交共同委員会で朝鮮戦争における中華人民共和国へ対しての海上封鎖戦略についての証言の中で、
There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm.
They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.
They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan.
Their purpose, therefore in going to war was largely dictated by security.
蚕を除けば、日本原産のものは実質的に何もありません。
彼らはウールを欠いている、綿を欠いている。彼らは、石油製品が不足している。彼らは、スズを欠いている、彼らはゴムを欠いている、彼らはアジア地域に存在する多くの物資を欠いている。
彼らは、それらの供給が断たれた場合、日本では1千万から1千2百万までの人々が失業するだろうと恐れていた。
戦争に突入した彼らの目的は、主に安全保障(security)上の観点からのものであった。
− General Macarthur Speeches & Reports: 1908-1964
心してかからねば足元をすくわれる。
国民が覚悟をもって臨まねば、必ず「問題化」してくる。
不必要に事を荒立てる必要は無い。
ただし、媚び諂い阿る必要は一切ない。
真に日本を取戻す為の決意を覚悟を語ればよい。
「歴史なき民族は滅びる。歴史力なき民族は誇りを失い、自己への信頼を抱けず、遂には心が萎え精神的な滅びに至る。我々は歴史を知らないが故に、相手国の言う通りに問題を突きつけられ、相手の土俵で議論してしまう。」(『日本よ、「歴史力」を磨け―「現代史」の呪縛を解く』櫻井よしこ著 より
祝日の本来の意味とは(2014/11/4:blog『晋作の歩み』)http://shinsaku.seesaa.net/article/408281182.html
歴史を軽んじた民族に未来は無い。
慌てず、騒がず、どっしりと構えて。
敗戦70年目の節目に当たり、来し方行く末を考えて行きたい。