しかし、彼等の念頭にあるのは「自国の国益」の一点のみです。
当然の事と言えば当然ですが、彼等の謂う国益は、我が国の国益と一致する訳ではありません。我々国民は、このことを確りと理解しておかねばなりません。
●(米国)専門家「合意できないことに合意し改善を」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141108/t10013047691000.html
●米政府が日中合意を歓迎「米国が重要な役割」とも
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080022-n1.html
支那の主要メディアは、早速「尖閣諸島について、日本は譲歩した」と、騒ぎ立てて、「流れ(足がかり)」を作り始めました。
●中国各紙、4項目合意を1面トップ報道
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080038-n1.html
彼等は、サラミソーセージを少しずつ切り取るように、少しずつ、執念深く、年月をかけて領土領海を略奪して行きます。
領土領海は、何が有ろうとも、一ミリたりとも譲ってはなりません。
一言たりとも、それに繋がる様な「言質」を与えてはならないのです。
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皆さんもお感じになっておられると思いますが、報道の仕方も、本当に問題があると感じます。
なぜ、先方の論理(主張)をそのまま伝えるのだろうか?と。
「先方の報道官なの??」と、思しき論調が少なくないのです。
世界各国が共存共栄していうことは理想であり大切な事です。
しかし、国際政治(外交戦・情報戦)は、そんなに甘いものではない事を我々は好い加減理解しなければなりません。国連一つとってみても、「所詮、第二次世界大戦の戦勝国による組織」だという事を理解しておかねばなりません。ゆえに、国連の一機関の勧告の裏(狙い・組織・国)に、一体何があるのかを確りと見極めねばなりません。
「日中首脳会談をしないことはオカシイ」と謂わんばかりの一連の報道を聴くにつけ、我が国のメディアの「お人好し?代弁報道」は改めさせねばならないと強く思った次第です。
そんな事をしているから、他国から足元を見られるのです。
排外主義でも何でもありません。
国益を実現し、死守する核となるのは国民(の意識と覚悟)そのものです。