スコットランドにとって、分離独立を求めた方々には本懐達成とは行きませんでしたが、【税源移譲の獲得をはじめとして、一定程度の成果があった】コトは確かだと思います。この背景には、中央に独占的な権限が集まるコトへの批判、そして、それらを生み出した歴史的な経緯があります。
【スコットランド独立せず 背景は〜NHK NEWS WEB〜】
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0919.html
性質も性格も歴史的な経緯も異なりますが、国と地方の関係やあり方は、我が国においても整理整頓して行かねばならない喫緊の課題です。
【東京に政治・行政・民間が一極集中する国のあり方】は、国家の運営上、様々な点において明らかに弊害を生み出しています。首都一極集中の国造りが、少子高齢化や人口減少の原因になっているコトは間違いないでしょう。
地域のコトを一番理解している当該地域が、自らの身の回りのコトや未来について、「オカミ頼み」の現状も変えて行かなければ、足腰の弱い地域が右肩上がりで増えて行きます。
中央集権型から地方分権型への社会への移行は、大きな時代の流れと言えます。今回のスコットランドの分離独立を問う住民投票は、この流れを象徴的する出来事の一つとして歴史に位置付けられることになるでしょうね。