昨日から平成26年第3回我孫子市議会 定例会が開会されました。開会冒頭に市長が行う市政一般報告↓
を読めば、現在の市政の課題や取組み状況、今後の方向性等の確認が(一定程度カバー)出来ます

▼注目の論点は焼却灰の引き取りについて。
昨今では、高濃度放射性物質を含む焼却灰を搬入した3市(柏市・流山市・松戸市)が、その持ち帰りに関する補正予算を上程するとの情報が出ましたが、コトはそれだけで終わる話では有りません。
管理不十分かつ保管場所としての不適格性が明らかですので、「一刻も早く持ち帰らせるコトが大前提」であり、本来、持ち帰り期限一杯まで留め置かせる様な話をしてはいけないのです。
▼往復の運搬費は無駄ガネとなった。
「自分の所に置く所が無い」と言って、526tもの指定廃棄物を強引に持ち運び押し付けて来た訳ですが、結果的には引き上げる(本気でやろうと思えば、自区内処理が出来る)のです。「何をかいわんや」とはこのコトです。
本来動かすべきではなかったものを、動かしたのです。その結果として、案の定、往復の運搬費は確実に無駄遣いとなりました。国費が充てられるので自分の所は痛まないと思っているのでしょうか?
少なくとも、各市の市長さんには責任ある答弁をお聞きして欲しいものです。
▼もちろん、その他にも、市政にまつわる様々な論点があります。
近く公開される、各議員の一般質問要項を踏まえると、より多角的に「市政の今」を捉えるコトができます。一部の議員だけではなく、登壇する全ての議員の質問要項を是非チェックして見てください。
我孫子市議会は長年の議会制度改革の取り組みから、(当たり前ながら)議事録の全公開(→ネットでいつでも見られます)、採決表示システムの導入による全議員の採決動向の公開、そして、改選前の議会において、本会議だけでなく委員会のネット中継も整えるなど、現在各地の自治体議会で導入されている「ほぼフル装備の仕組み」が導入されて居ます。
もちろん、仕組みがあるから問題ないなどと申し上げるつもりもありません。
▼生かすも殺すも市民次第。
ただ、それらを生かすも殺すも市民次第だと私は思っています。
「民度を超える議会は生まれ得ない」と言われますが、逆を言えば、「(良くも悪くも)民度に見合う議会にも成り得る」ということです。
そうであるならば。
「一人でも多くの市民の皆さんに、生の議論を見ていただき、その上で、大いに批判し、多くの意見を出していただき、より良い議会・より良いまち・より良い市民の集う我孫子にしたい」と、私は思っています。