集団的自衛権行使に関する報道も相まって、メディアでは大々的に取り上げられませんでしたが、本来、国民の祝日にすべき位の日だと思います。
私は、沖縄返還の年に生まれましたので42歳になりますが、未だに米軍が沖縄をはじめとして全国各地に基地を展開し、首都の上空など領空までをも管制している状況が一向に変わらず、「自立した国家として本来あるべき形」にはなっていません。
先人達の無念を受け継ぎ、子孫に責任ある国家を繋いでいく為に、何としてでも、この歪な状態を変えて行きたいと思っていますが、「何故、未だにこうなってしまっているのか?」「本当にこのままで良いのか?」について、私たちは良く良く考えて行かなければなりません。
沖縄が本土に復帰したことを心から祝うと共に、その沖縄が置かれている現状について、そして、我が国の来し方行く末について、もっともっと真剣に考えて行かねばなりません。
その意味でも、正に国民の祝日にするに相応しい日ではないかと思います。
憲法を守れば全てが大丈夫なのだという思考停止状態、また、憲法を改正すると戦争ができる国に成るというヒステリックかつ飛躍した議論に終始するのではなく、好い加減に現実と未来を見据えた議論をして行かねばならないと思います。
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ちなみに、昨年の5月15日は私にとって屈辱の日でもあり、生涯忘れられない日でもあります。
そうした意味も含めて、今日も明日も明後日も、「本来あるべき正しい姿・社会・国家」を取戻すべく、歯を食いしばり、眼差しは真っ直ぐに前を見つめ、捲土重来を期して頑張って行くと決意を新たにした所です。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い致します。
平成26年5月15日
久野晋作
久野晋作