2013年08月11日

第四回公害等調整委員会に参加して

8月7日(水)に霞が関の総務省合同庁舎において開催された手賀沼終末処理場への放射性物質を含む焼却灰一時保管問題」に関する【公害等調整委員会 http://t.co/glCGGuwgFz 】の第四回調停に申請人の一員として参加しました。

その時の内容等につきましては、ツイッターで下記の通り呟いた通り、公害等調整委員会委員長より『調停の性格から「かん口令」が敷かれた』関係で詳しく報告することが出来ません。委員長の仰る意味合いも判らなくはありませんが、公害等調整委員会のそもそもの設置理由や今回の問題の性質や危険性からして、調停に関する内容については正に「公にしていくべき事柄」であり、関係する住民が須らく共有すべき事項だと私達は考えています。その意味でも、何とも言えない想いを抱きながら熱い日差しが照りつける霞が関を後にしました。
公害紛争処理制度の特長
公害紛争処理制度は、公害紛争を民事訴訟で争った場合、その解決までに多くの時間と費用がかかるなど、被害者の救済の面では必ずしも十分でなかったことから生まれた制度です。このため、この制度には民事訴訟に比べ、(1)専門的知見を活用できる、(2)機動的な資料収集・調査を行うことができる、(3)迅速な解決が図られる、(4)低廉な費用ですむ、など様々な特長があります。


福島第一原子力発電所の事故に起因する高濃度の放射性物質を含む焼却灰の保管に関する問題は、誰にとっても望ましくない事柄ですが、だからと言って、一方的にどこかに押し付ける類の問題では決して無い筈です。現地への説明も不十分な状況下で、千葉県が一方的に保管期限と決めた平成27年3月末まで一年半を切ろうかという段階に入りました。保管に関する安全性は未だに担保されていません。また、千葉県および関係三市のこの間の対応状況を鑑みるに保管期限を本当に守る気があるのか甚だ疑問に感ずる所です。

この間も、松戸市が急きょ再開した焼却灰の搬入を阻止すべく、有志の市民の皆さんが猛暑の中で監視活動を続けています。我孫子市民の戦いは今尚続いています。








posted by 久野晋作 at 00:35| 千葉 | ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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