近隣住民の方を中心に約80名の市民が参加されており、布佐地区での開催と同様、(一時保管問題に関する)この間の市に対する批判をはじめとして、本当に様々な意見が出されましたが、参加割合としては少ないながらも子供を持つ世代のお母さん方から【子供の健康問題について】多くの質問・意見・要望が出されました。
◆
明後日から再開される3月議会においては、本会議にて一般質問が行われます。
【手賀沼流域下水道終末処理場への高濃度放射性物質を含む近隣3市の焼却灰の一時保管問題】について、以下の通り、会派代表質問の冒頭に取り上げる旨、議長に発言通告しています。
1.手賀沼流域下水道終末処理場への焼却灰一時保管問題等への対応について
(1)焼却灰一時保管問題への今後の対応について
ア.安全性の確保(危機管理対策)について
イ.コンクリート製側溝と排水処理施設の設置について
ウ.施設内に焼却灰等をこれ以上搬入させない対策について
エ.既に搬入された焼却灰の引き取りについて
(2)風評被害対策について
(3)手賀沼の底に蓄積している高濃度の放射性物質を含むヘドロの浚渫について
ア.環境省と県が実施した水質と底質の測定結果について
イ.国および県に対し、ヘドロの浚渫を必ず実施するよう継続的に要求を
先順位で質問を行う「会派:あびこ未来」の質問項目とかなり重なっていますので、出来るだけ重複しないようにと考えていますが、2回に渡って開催されたタウンミーティングにおいて市民の皆さんから出された意見、それに対する答弁内容を踏まえて質疑して行く所存です。
◆以下、一昨日と同様に、私が会場でメモして(iPadに打ち込んで)いた当日の速記録です。
なお、「あくまでもメモ代わり」のため、発言内容を一言一句正確に記録したものではありません。その点、ご留意いただければ幸いです(※年齢は「推定」です…大幅にずれていたら臥してお詫び致します)。
<配布資料の説明後、14時35分から意見交換スタート>
▼(1)つくし野(女性:60代)
・つくしの第四公園(あびこビレジ隣接)街区公園…0.7haある比較的大きい公園
・24年度の除染対象になっていないが、夏祭りを行う大きな公園。
・公園のセンターの数値は0.21μsvで除染対象にならず。
・児童の保護者が(端々で)測ると高い線量が出ており、公園緑地課に何度も掛け合っているが対象にしてくれない。
・センターで測ることを基準としており、譲らない。
・児童は端っこの方で(こそ)遊んでいる。
・是非、細部で計測し除染対象にして欲しい。
<海老原・環境経済部長>
・公園中央では、確か放射線量は0.2を切っていると思う。
・公園は定期的に計測しており、基準値以上が出れば対応して行く。
▼(2)布佐平和台(男性:70代)
・明日にでも想定外の災害が起こらないとは言えない。
・蒲鉾型のテント保管は、直ぐに止めていただきたい。
・昨日も建築基準法上問題がないとしていると説明していたが、(通常の建屋は崩れても建て直しが効くが)、建屋(テント)が壊れて焼却灰が散れば、環境は元には戻せなくなる。
・(一時保管自体容認できないが、保管するのであれば)保管建屋については、原子炉を覆う建屋と同等の物を建てるよう県に要請して欲しい。
<今井・建設部長>
・確かに、不安があるんだろうと思う。
・明日にでも要請して行きたい。
▼(3)つくし野(女性:60代)
・(一時保管に関して不安がある)保管期限は平成26年度末までとのことだが、引き取りに関しては、口頭ではなく書面で交わして欲しい。
<鈴木参与(環境経済部)>
・(引き取りに関しては)県と(搬入自治体と)の協定書の中で明記されている。
・我孫子市として、確約させるので大丈夫だと考えている。
▼関連質問
▼(4)栄(男性:70代)
・引き取りを要請する(権限がある)のは、印西市ではないか?
<鈴木参与>
・確かに、現在、搬入された焼却灰が置かれているのは、印西市である。
・よって、印西市と共同で(県及び3市に)要請して行きたい。
<男性>
・焼却汚泥は550tではない(→実際は、もっとある)のではないか?
・環境省のホームページにも記載されている。
・4月以降の県の測定でも8000ベクレルを超えている汚泥焼却灰の数値が報告されている。
・つまり、550tプラスαがあるのではないか?
・以前から疑問を持っていたが、市としてどのように解釈しているのか?
<後藤・下水道課長>
・23年6月以降〜24年6月まで
・当初保管していたもので、出せているものもある(?)。
・これまでの累計が550tと、聞いている。…※要確認
・環境省(平成24年3月末)では、550tだといっている。
・(実際は550tではなく、もっと)増えている筈。
・どちらが正確なのか?(正確を期さねばならない)
※この間、汚泥焼却灰は外部には出せていないのでは?…※要確認!
▼(5)栄(男性:60代)
・この間、千葉県のペースで、ずっと進んでいる。
・早い段階から、搬入された場合、どのような要求をしていくか?
・など、諸々と対策を練っていたものと思うが、実質的にどのような検討がなされてきたのか?
<鈴木参与>
・調停会議の中で協議して行くことは「確約」されている。(?)
・今後、協議(話して)行きたい。(?)
<男性>
・市(内部)の検討に関して、第三者(専門家)は入っているのか?
→入っていない。
▼(6)不明(女性:60代)
・協定書があるから大丈夫だと言っていたが、協定書は県と3市のもの。
・期限が来たら、本当に持ち出すと(本当に)決まっているのか?
・協定書の(市の)解釈に疑問がある(協定書の第3条第2項など)。
・焼却灰が、印西市に置かれていようが、我孫子の問題として実質的に対応すべき。
・総務省の公害処理調停委員会の調停に参加している市民(8人の議員含む)を、我孫子市が支援する必要があるのではないか?
・形式的な対応をするのではなく、実質的な対応をして欲しい。
<鈴木参与>
・協定書は、お持ちのものと同じ。
・(引き取り時期に関しては、市として、搬入自治体と)今後確約をする。
▼(7)我孫子(女性:40代)
・(不本意ながら搬入されてしまった以上、)保管テントの安全性の確保が一番大きな問題。
・市民グループで活動しているが、県は逃げている。
・県からの回答は、全く答えになっていない(まともに対応をしていない)
・東海原発を見学したことがあるが、非常に堅牢な施設。
・現在のテントのようなもので良いのか甚だ疑問。
・市として、専門家アドバイザーを雇って対応して欲しい。
・遅きに失した感は否めないが、今からでも対応をして欲しい。
・御用学者ではなく、市民の立場に立つ専門家を。想定外では済まない。
・このままでは、我孫子は貧乏くじを引かされ、(結果として)「それみたことか」ということになってしまい兼ねない。
<星野市長>
・ご提案を含めながら、検討して行きたい。
・健康被害については、国立がんセンター、慈恵医大に相談してやって来た。
・建屋のことについては、今まで相談したことがないので、今後検討して行きたい。
・県議会、千葉県知事選挙、そして、我孫子市議会(3月議会)等、議会開催の関係で、日程調整が難しいが、対応して行きたい。
▼(8)布佐(男性:60代)
・本日の朝刊:「福島が、1μsvなら帰っていい(戻っても良い)」という記事が掲載されていた。
・我孫子の「基準の根拠」は何に基づいているのか?
・シックリ来ない。十分安全だと言い切れるのか?その点を明確に説明願いたい。
<海老原部長>
・0.23μsv/毎時以上なら除染する。としている。
・この数値は、ICRPの勧告を受けて、設定した数値基準となっている。
<男性>
・「根拠は?セーフなの?アウトなの?」
・(一時保管場の)敷地境界の数値であれば、そこで住んでも大丈夫だと言い切れるのか?
<海老原部長>
・国の基準よりは下回っている。
<男性>
・言い切ってもらわなければ安心出来ぬ。
・説明がクリアーではない。
<青木副市長>
・放射線の指標(安全性)については難しい所。
・市民の皆さんの不安を解消する為に、市独自の対応もしている。
・我々が宣言(断言)するのは難しい。ご理解いただきたい。
▼(9)並木5丁目(女性・40代)
・甲状腺調査について。
・視診触診ではなく、エコー調査をしていただきたい。
・財政的に厳しければ、東京電力に請求をして欲しい。
・側溝清掃の調査や除染工事について
・事前の案内を。目に見える形で対応願いたい。
・市民皆で一緒にやって行こうという機運になる。
・業者の作業表(調査票)などもオープンにしていただきたい。
・北口の駅に向かう直線道路(砂が溜まる)も測っていただいたと聞いているが、市だけではなく、自治会と共に対応してはどうか?
<今井・建設部長>
・側溝清掃:事前の案内はしていたが、対応して行きたい。
・道路清掃についても同様に行う。
・調査結果については、聞いて頂ければ対応します。隠す考えはありません。
<星野市長>
・学校保険会の医師会の先生方に協力をいただいて実施している。
・甲状腺調査については昨年秋から実施。先ずは視診触診から実施。
・学校の教室で実施している為、エコー調査をする場合、(大がかりな)機器が必要になる。
・どのように対応するか検討必要となる。もう少し検討させて欲しい。
<女性>
→健康診断のような形で、対応することは出来ないか?
<星野市長>
・義務教育を受けている子供達は市内に11,000人いるので、どのように対応するか実際難しい所。
・視診触診をして、疑わしい場合、健康保険の適用となるが、ダイレクトにエコーとなると保険適用外となる。
・周知を含めて協議をして行く必要があると考えている。
・もう少し、医師会と協議をしながら対応して行きたい。
・東京電力に対して、この間、放射線対策に生じた費用を請求したが、未払費用(損害賠償)が生じている。
・(東電に請求しても、未払いが生じる可能性があることも)覚悟した上でやらなければならない。
・体育館の耐震など、(児童の安全安心の確立の為に)他にもやらねばならないこともある。
・その中での予算組みとなることをご理解いただきたい。
▼(10)布佐平和台(男性:60代)
・搬入の監視活動をやっている。四点質問がある。
@ 泥焼却灰の件
・保管形状は?(→今井部長:灰の状態です。)
・まずは、現実を知らねばならない(→同上:県は安全だと言っている)
A3市からの搬入焼却灰について
・焼却灰の搬入時に「聞き取り調査、車の周りの空間線量の測定」をしているが、搬入物については、先方の言う事を聞き置くしかない状況にある。ややもすると、申請している内容と違うものを搬入している可能性もある。よって、市として、搬入内容のサンプル調査をして欲しい。
<鈴木参与>
→各市に問い合わせていく。
・流山市から2月21日に搬入されたものは「8,003ベクレル」とのことだが、本当に間違いないか疑問。
・柏市は剪定枝の混合割合を1割だと言っているが、ベクレル値は高いままである。
・流山市は4割。実際の混合率を確認して欲しい。
B一時保管テントの一棟当たりの容量は170tまでかと思うが、(軟弱な地盤で)「重量」に耐えられるのか?
<鈴木参与>
→専門の職員が現地に出向き、確認し報告する。
Cタウンミーティングにおける質問と回答について、ホームページ上で公開して欲しい。
<湯下・秘書広報課長>
→要旨について公開する。
3月10日説明会(報告会)を市民プラザで行う。ご参加ください。
▼(11)天王台(女性:40代)
市長に問いたい。
●放射能汚染についての市長の考え方について。
・「お母さん方が不安がっているだけだ」という報道もあった。その後、認識はどう変わったか?
<星野市長>
→当時、測定器も専門家もない中で右往左往した。
→色々な見識に相談して来た。
→ICRPの考え方は踏襲せざるを得ないと思っている。
●「子供・被災者生活支援法」について。
・対象地域に指定されるよう、もっと積極的に取り組んで頂きたい。
<星野市長>
→「子供・被災者生活支援法」について、(現段階では)支援の中身が具体的になっていないと感じている。
→具体的になってから、要望していこうと考えている。
<女性>
・結果が出てからでは遅い。自治体からプッシュして欲しい。
・市民の意識にも差がある。心無い言葉を投げ掛けられていて辛い。
<星野市長>
・大量に要求しても中々難しいのが現状。
・一つずつ対応して行きたい。
●初期被曝について
→まだコメントできるレベルには至っていない。
●実施計画を作るつもりはありますか?
→(海老原)総合計画自体を実施計画だと考えている。
→状況に応じて対応して行く。
▼(12)並木5丁目(男性:70代)
●手賀沼終末処理場の汚泥焼却灰の一時保管状況について
・一番びっくりしたのが、灰がそのままの状況で保管されているとのこと。
・どのように安全を確認したのか?
・「海老原部長」→「クリーンセンター」→「県の担当」…と、たらい回しにあった。
・結果、「液状化の不安なし」とのことだが、本当に大丈夫なのか?
・耐震、耐風害は実際どうなっているのか?
・私は技術屋なので詳細を見れば、ある程度分かる。明確に提示して頂きたい。
▼(13)新木野(男性:60代)
・市長が、一生懸命やっているようには見えない。
・リードして行かねばならない立場。今は、立場が逆になっている。
・情報は即座に議会に通知していただきたい。
・結果が良ければ良いが、結果的に後手後手になっている。
・ちぐはぐな対応になっている。
・見透かされて、足元を見られている。我孫子市はバカにされている。
・これからは、信念とポリシーを持って突き進んで頂きたい。
<星野市長>
・ゴミの収集が止まるかもしれないという中で、厳しい判断をせざるを得なかった。
・諸々対応して、何とか抑えることが出来た。我孫子市は、処分の方法を見出すことが出来た。
・(他の自治体にあっても)「ゴミ収集を止めるということは出来ない」と、理解をしている所。
・だからと言って、一時保管を容認しているということではない。
・引き続き、「自区内処理をしてくれ」と、言い続けるしかない。
・私としても力不足を感じているが、これからも色々な形で対応して行く。
・議会に対しては、公平を期している。全くの誤解。
▼(14)天王台(女性:40代)
・初期被曝として、5〜10msv被曝している可能性がある。
・その為、これ以上の被曝は何としてでも抑えたい。
・1万ベクレル、10万ベクレルのスポットが、実際に点在している。
●ゲルマニウム半導体検査について
・検出限界値は5ベクレルまでとなっているが、1ベクレルまでやって欲しい。
・横浜市の対応が参考になる。
●甲状腺検査について
・「視診触診の結果、異常なし」という間違った報道(安全キャンペーン)がなされた。
・しかし、「所見なし」が正確であって、「異常なし」とは言えない。
<星野市長>
・検出限界値を下げられるかどうか検討する。
・側溝清掃は、徐々に拡大して行く方向で検討している。
・通学路を優先して対応しているが、ご指摘頂ければ急ぎ対応していく所存。
・合わせて自治会や皆様にご協力頂ければ幸いです。
・視診触診の結果については、おっしゃる通り「所見なし」が正しい表現です。
▼(15)60代(女性)
・今日、聞いて、一定程度安心出来た。
・世代によって、関心対象が異なるが、分けて考えるのではなく、合わせて対処して欲しい。
・全ての我孫子市民が立ち上がらなければならない。
・我孫子北口の住民が現地を訪れるのは難しい。現地見学を企画して欲しい。
・説明会は、今後も定期的に開催して頂きたい。
<星野市長>
・我孫子市は、「流域7市の汚泥焼却灰」と「3市の焼却灰」を抱えている。
・県への依頼要望を継続すると共に、3市には減量をお願いしなければならない。
・当初、3市からは「2、3ヶ月しかもたないと言われていたが、1年頑張ってもらった。残念ながら、(結果的に)持ち込まれてしまった。
・本市のクリーンセンターの汚染土壌の一時保管テントは、3ヶ月、8回の説明会を行うことによって近隣地域の皆さんのご理解をいただくことができ、全市的な道路側溝清掃が再開出来た。
・近隣地域の皆さんに対しては、「いつでも見ていただいて結構です。」と伝えており。隠しだては一切ない。
・終末処理場は県の施設のため、「やる」とは言えないが、これから対応(要望)させていただきたい。
▼(16)青山台(男性:60代)
・永久保管場(最終処分場)は、恐らく決まらないだろう。
・焼却灰に関して:昨年12月20日に搬入をやめてくれと市長が直々にお願いに行っているのに、翌日搬入されてしまっている。期限後の引き取りは必ず確約させて欲しい。
<星野市長>
・3市長とも(期限後の)引き取りを約束している。
・市のクリーンセンター(の一時保管場)についても、同様に26年度末と約束している。
▼(17)布佐平和台(男性:60代)
・質問するまで、一時間待たされた。
・市長の見解と、市民の意識がつながっていない。
・私が、打開する手法を伝授します。
・「調停委員会に名を連ねよ。」
・この問題の打開に向けて、市民の先頭に立って引っ張ってもらいたい。
<星野市長>
・6年市長をやって来た。
・市長は市長としての立場で関わって行きたいと考えている。
・調停の中にはいると、その中の一人となってしまう。
・外で対応させて頂きたい。
▼(18)布佐(男性:72歳)
・毎日テントを眺めている。やり切れなくなる。
・調停34名で頑張っている。
・(千葉8区選出の)櫻田さんは県連会長に就任した。
・直接、石原環境大臣にあって下さい。一番偉い人に会って事態を打開して下さい。
<星野市長>
・井上副大臣…放射能問題担当
・石原大臣も気にしていると聞いている。
・何とかお会いしたいと考えている。
・自民党県議団と一緒になりながら、精一杯対応して行きたい。
16時20分終了
【関連する記事】
- 不条理の中で今も生きる。けれども、明けない夜はない。
- まさかに備えて「ハザードマップ」 あびこハザードマップが更新されました
- 🔴🏣特別定額給付金の申請手続きは郵送で〠
- 4月10日および17日に会派として市長宛に提出した要望に対する回答書が届きました..
- 医療崩壊を防ぐための医療体制の整備は急務の課題
- 今、問われているのは、私たち自身でもある。
- まちの機能を止めないために、医療崩壊を起こさぬためにも。月末までの2週間、がんば..
- ソーシャル・ディスタンスってなんぞね…(・・?)
- コロナ禍の中、見失ってはいけないことが山ほどあります。「向こう三軒両隣」の意識で..
- 🔴非常時には、市民・県民・国民がどこまで協力できるか?が厳しく問われ、求められる..