私は、1/6(土)に行われる市長立候補予定者による公開討論会の告知ビラの配布、そして、新年第一号となる市政リポート東光21(第11号)の「作成⇒印刷⇒折り畳み」に終われ、年越しの準備もままならないまま新年を迎えようとしています(^^ゞ
さて、今年一年を一言で振り返ると、「揺れた一年」だったと感じています。明るいニュースと言えば、トリノオリンピックの荒川静香選手の金メダルやワールドベースボールクラシック(WBC)の優勝と、スポーツの世界でのニュースが目立ちましたが、社会的には明るい兆しやニュースに溢れた年とはいえなかったと思います。
「いざなき景気」を越えたという景気循環を一般庶民が体感できることはなく、「格差社会」を表題にした書籍がベストセラーになってしまう。
「このままで良いのだろうか?」「自分たちの将来は大丈夫だろうか?」
「なぜ、こんなにも社会やモラルが低下してしまったのだろうか?」
と言ったような、陰鬱な空気が漂った一年だったような気がしています。
【当事者意識と具体的行動】
・政界のメール問題もありましたし、耐震構造偽造問題もありました。
・責任ある立場に居る知事や市長(首長)が談合により相次いで逮捕されました。
・いじめ問題や未履修問題など、教育界も大きく揺れました。
・ライブドア事件や村上ファンド事件も印象的でした。
先の見えない「不安」、壊れたモラル。何でもありの世界。
誰かがこの揺れを止めねばなりませんが、安易に「誰か」に期待するのではなく、自らが当事者としてこれらの問題に本気で向き合い、具体的な行動を起こして、それで初めて事態は変わってくると思います。
【ワンフレーズから曖昧なフレーズへ…】
内閣は、小泉政権から安倍政権へとバトンタッチしましたが、大きな疑問が残る復党問題や任命責任問題などが生じたり、「小泉改革を本当に引き継いでいるのか?」というような、改革断行路線がブレるような展開も見受けられました(「道路特定財源の一般財源化の先送り」などは象徴的)。
2005年の総選挙で「改革を止めるな!」と絶叫し、戦い抜いて、有権者の支持を得て、大幅に議席を伸ばしておきながら、「復党を許し、改革断行にブレーキを踏むようなこと」が、許されて良いはずがありません。
有権者が怒らなくてどうすのか?と思います。
【天下分け目の参院選】
来年7月には、誰もが天下分け目と位置づけている参議院選挙(の半数改選)が行われます。有権者がどのような判断を下すのかによって、「この国の将来は決まる」と言っても過言ではないと思います。
その前哨戦が、4月に行われる、全国一斉に行われる統一地方選です。※我孫子市においては、統一地方選の前半に県議会議員選挙が行われます。
この統一地方選の結果で一定の流れが決まると言われています。
【強い一票を!】
一連の選挙において、主権者である私たち一人ひとりが、「これからの社会のあり方」に関し、明確な政治意思をもった「強い一票」を投じていくことが求められていると感じています。
私にとっても、来年は任期最終年となりますが、最後まで全力で頑張ります。
終わりになりますが、今年一年、私の活動を暖かく見守って下さった皆様に、厚く御礼申し上げますとともに、ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
我孫子市議会議員 久野晋作