2006年12月18日

事業選択の重さ。

総務企画常任委員会の審査は5時20分に終わりました。いつもよりも、議案や陳情請願の数自体は多くありませんでしたが、それ相応の時間を要すものが多く、一部の採決(陳情2件、議案2件)は最終日に持ち越す形となりました。

さて、昨日の日記でお話した市民会館の問題です。

『陳情された方々や署名された方々の気持ちは充分理解でき、議会として、重く受け止めている。しかしながら、現在の市の財政状況や、今後抱えている事業を鑑みると「早期実現」という陳情者の願意を叶えることは非常に難しい。』

委員会での審議は、大方上記のような結論に至りました。

もちろん、委員により温度差はありますが、責任ある立場に居る議会として、現在の市の財政状況や、今後予定されている事業の数々を冷静に考えれば、当然の考え方であろうと思います。

■これから待ち受ける(既にある借金の償還)事業の山々。
@成田線増発…概算予算上、一番安くて5億(うち我孫子の負担は?)
AH20我孫子駅舎大改修(2.2億〜;西口の新規開設を含めれば、おそらく倍以上になると予想される)
BH22湖北地区図書館の整備(H22開館?)
CH24クリーンセンター(全事業費約78億。うち、市の負担は8-9億。基金残高は5.3億)
D校舎大規模改修工事(まだ半分以上残っています…)
EH19〜湖北駅北口整備(エスカレーター・エレベーター設置工事含む)
FH21〜新木駅エスカレーター・エレベーター設置工事(2008基本計画、2009実施計画)
G布佐水害対策(大割土地取得;数十億?〜ポンプ設置)
H若松水害対策
I天王台流域水害対策
J市民会館(800人規模のホールで30億〜)…取り壊し費用だけでも2億円!

こうして並べてると、如何に大型の事業を積み残しているかが分かりますが、昨日(ざっとですが)整理をしていて、目が点になりました。

うち、Iの天王台流域水害対策には、既に「○十億」のお金が投入されています。この事業については、私が議会に入る前に既に決まっていたもので、どうにも出来るものではありませんでしたが、「優先順位や事業規模・内容に関して、果たして正しい選択だったのだろうか?」と、疑問が残っています。

■今年もやります!
そんな中ではありますが、昨年に引き続き、今年も予算編成過程を公開し、市民からの意見を募集するとの発表がありました。

2007(平成19)年度予算の編成状況(新規事業)(第1回)

「各部署からの要求額に対し、現在一般財源充当可能額は、約4億8,000万円しかありません。」というコメントがオチのようになっていますが、これが今の我孫子市の偽らざる現状です。
posted by 久野晋作 at 19:16| 千葉 ☀| Comment(6) | 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
優先順位は本当に大切ですがそれに対して市民への説明責任を果たさなければなりません。説明責任と簡単に言いますが相手(市民)に納得のいく説明でなければならないと、思います。市民会館だけの話ですが市内団体の掲示板など見ていると悲観的なコメントが書かれていたりして、このコメントを読むことで何が何では、早期再建だ!的な発想になるんじゃないかと思ってしまっています。

理想と現実を見極めないとならないと思います。

私の意見としては、市民会館を第一優先に考えるべきではないと思っています。やっぱし国民の利益として衣食住に関わる問題を最優先とすべきだと思います。
Posted by 院生 at 2006年12月25日 13:53
成田線を私鉄に売却するというのは、考えとしてどうでしょうか?そういう話は出ていないのでしょうか?
Posted by 新木人 at 2007年01月07日 16:36
院生さん、コメントありがとうございます。

当たり前の事ですが、今後はより一層、「事業選択」そのものに政治家(具体的には、執行権限を持つもの;市では市長)の理念そのものが投影されていく事になると思います。

どんなに市民要望が高かろうとも、市全体の利益(市益)という観点が欠落してしまったとしたら、何の為の政治家なのか判らなくなります。もし、市民要望の高い順位で予算をつけることが正しいとなれば、政治家は要らないということと同義であり、アンケート調査会社にでも仮に鎮座してもらえば良いという話になります。

そこで、政治家に問われるのは、「何故、そのような事業選択をするのか?したのか?そして、結果・効果はどうか?」を徹底して説明していく事だと思います。


新木人さん、コメントありがとうございます。

今のところ、私はそのような話を耳にした事はありません。やはり費用対効果を考えた場合、成田線を買い取るには難しい判断を強いられる事と思います。

ご意見の中には、「自治体で買い取るべき」というお声があることは確かで、いわゆる「第三セクター鉄道」の形式も研究することも一考かもしれませんが、詰まるところは「その財源と決断」だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E9%89%84%E9%81%93

5年後を考えると、住民の人口もピークを越え、下がり始めることが容易に予想されます。福嶋市長は、「定住人口の拡大策に取り組んできた」と胸を張っておっしゃっていますが、このことが現実になれば、明らかに失政であったことが明確になることでしょう。

もちろん、そうなることは当然望ましくないことですので、何としてでも、市の運営方法(手法)を転換していかねばならないと思います。

有態の言葉にはなりますが、福嶋市政下で明確に欠落していた【経営的な視点】を明確に持ち、自治体間競争に勝ち抜いていかねば(最低限、生き残る)、単独で市政運営をしていくなどとは、夢のまた夢であり、「貰い手先の確保」さえ難しい状況に陥りかねません。

これから先の5年は本当に正念場だと思います。
Posted by 久野晋作 at 2007年01月09日 17:17
若いひとに、我孫子にいてもらうには、交通の便(鉄道)を良くする以外にないと思うのですが・・・小手先の政策を打ち出してもあまり意味がないというか
Posted by 新木人 at 2007年01月12日 16:55
続き・・・ 第3セクターとおっしゃっていましたが
運賃が上がれば、結局は人は出て行くような気が・・・する
Posted by 新木人 at 2007年01月12日 17:02
さらに続き・・・また働く場(企業)がないというのも大問題ですね
Posted by 新木人 at 2007年01月12日 17:20
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