現職市長の4選不出馬を受けて、候補を予定している陣営の動きが表立って来ています。行く先々で「市長選はどうなるの?」と、市内外で聴かれる事が多くなり、関心の高まりを肌身で感じます。
■最高経営責任者
市長は自治体運営を経営に例えれば最高経営責任者にあたります。
先日のブログで少し触れましたが、来年度以降の財政状況(予算平成)には本当に厳しいものがあります。地方分権(自治分権)が本格的に進む中、私たちの選択は非常に重いものとなります。
■素人軍団が伝統的温泉地で大奮闘。
今日は、知人のツテで、とある社会人勉強会に参加させていただきました。
2日連続の都内です(^^ゞ
9月に行われた某市長選にて、劇的な勝利を挙げた集団の実態は…。
候補者自体は、その土地の出身ではなく、いわゆるパラシューター(落下傘候補)。殆どツテも何もない所での孤軍奮闘を支えていたのは素人軍団でした

私も最初は右も左もわからない怖いもの知らずの「ど素人」でしたが、今、振り返ってみると…的な面もあります。しかし、たった一人の首長を決める選挙における戦いの実態を聞いて本当に驚きました。
「え”っ!ホント?」と。
稀に見る接戦で勝利を掴んだ模様を時系列的に詳細にリポートしていただき、
地元の有権者の方は、候補者&陣営の「熱意と可能性」、そして「変化」に期待されたのだと感じました。
今、主権者が求めているものを的確に捉え、それを政策としてまとめ、しっかりと訴え、伝えていく。〜そのツールの一つがマニフェスト〜
あとは票に繋がるように目一杯動く

単純な作業ですが、本当に難しい作業です。
年明けの我孫子は熱いです

女性は票を集めることは可能かもしれませんが、弁護士又は中央官庁のキャリアならともかく、的確な判断力は現段階では少し不足しているように思います。
もちろん、批判だけではいけませんので、課題を指摘した上で、提案・提言を積み重ねていく事も重要な仕事だと考えています。
さて、市長選ですが、ご指摘のように市議の中から市長選に挑戦する人物が居ないというのは正直寂しいことだと感じています。それは、「それだけの人材が居ない」という証左になってしまうからです。もちろん、一概にそうとは言えませんが、市長選の場合、広く支持を求めていかねばなりませんので、その判断は市議選とは異なり、難しくなると思います。
ただ一つ、「目先の利益」や「自己の利益」そして、「自己を支える団体の利益」などを第一義に考えて行動するのは、時代錯誤も甚だしい本末転倒な考え方です。【本当にこれからの我孫子のことを考えて行動しているのかどうか?】私たちが見極めなければならないのはこのことだと思います。
自治体運営は「経営」に喩えられるようになっていますが、その意味では最高経営責任者としての資質が従前に増して必要かと思います。判断力のスピードが勝負を決するというビジネスの世界と同様、自治の世界でも、一つ判断を誤ると厳しい結果が待ち受けています。
マックス・ウェーバーの言葉に、政治家に必要な三つの要素として「情熱、責任感、判断力」があげられています。私は、首長の資質には、それに付け加えて、【行動力と人間性】を求めたいと考えています。