問題と思われる事業について、総括審議の中で再度質疑が交わされた後、予算審査特別委員が別室にこもり長時間に渡り打ち合わせを行い、「3日間の審議を踏まえた上で、当局が予算案を再度検討したもの」を、改めて審議することになりました。
●民意はどこに?
残念ながら、昨年に引き続き、議会として予算の修正を求める形になりましたが、ここ数年、当初予算案がすんなりと採択されたケースはないとのこと。
代議制」を採っている以上、議員から再三にわたって修正を要求されていることは、民意を反映していないと言えるのではないかと思います。敢えてシニカルな表現をすれば、議会から修正案の要求は「民意が積極的に反映されていることの証明」と言えるかもしれません…。
●本来、行政がなすべきことは何だろう?
昨年一年掛けて、ずっと議論してきた事業が、ほとんど変わり映えのない形で再度上程されてきたり、「行革だ!民営化だ!(民で出来るものは民へ!)」と、声高に叫ばれている中で、明らかに行政がなすべきではない事業案が提案されたり…。
●Where is “打ち出の小槌”?
企業が必死にリストラ(再構築)を行っている中で、何故か時代に逆行し、拡大路線を突き進んできた行政運営。雪ダルマ式に膨れ上がってしまったツケは、「我」のみならず、それこそ「孫子」にまで回されつつあります。
まさか、我孫子で…。と思っていましたが、そうではない現実を目の当たりにし、それ相応の態度で挑まなければならないと感じています。
平成17年度予算案に対する「議会意思」は、連休明けの22日(火)に出ます。