基調提起は「分権時代における議会の役割」と題して、四回大会において議会を代表してパネラーとして登壇された文京区区議会議長を務めている成澤廣修議員が行われました。
成澤さんの講演は、拓大の夏季セミナーのものとほぼ同じ内容でしたが、改めてお聞きする事で、より理解が深めることが出来ました。今後、その内容を我孫子市議会内外の活動においてどのように活かすか?が課題です。
ポイントは議員という点を線で結ぶこと。
つまり、議会における合意形成を如何に図ることが出来るか?に掛かっているということです。この【当たり前】が、今問われています。
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議員は一人ひとりが市民の代表であるとともに、議会(=合議制の機関)を構成する一員でもあります。
合議制の機関である議会においては、多数の合意(賛同・共感)を得ない限り、どんなに正しい事を言ったとしてもそれが議会の意志とは成り得ません。
そして、議会意志とならない限り、それを担保するものは生じません(少数意見である限り、発言や提言の実効性は担保されません)。
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そのことが試されるのが、25日(月)の自治基本条例審査特別委員会だと感じています。地方分権化(地方主権化)における二元代表制の一翼を担う議会としての意志をどのようにまとめていくことが出来るか?
これなくして、たった一人で強大な権限を持つ首長(=独任制の機関)に対峙する事は出来ません。
この【好機】を逃さず、真正面から取り組む事で議会の存在価値と意義を市民の皆さんにお伝えして行きたいと考えています。