協議会が終了したのは3時半過ぎでしたが、正味2時間少しという限られた時間であること、かつ、議会開催前の「事前審査は出来ない」ということから、質疑には気を使わざるを得ませんでした。しかし、各会派から満遍なく発言がなされましたことは良かったと思います。
■詰めが甘いと言わざるを得ません。
条例そのものに対する是非は別として、「条例上程に際しては、もう少し詰めるべき点があるのではないか?」「他の条例との整合性や、位置付け等を明確にするべきが多々あるのではないか?」というニュアンスの発言が多かったように思います。
自治基本条例を「まちの憲法」と、大上段に構えて「最高規範性」を謳うのは結構ですが、他の条例との「整合性」や「波及性」をどのように図るのか?について充分に整理ができていません。
特に、「市民の定義」の範囲を大きく取った事が要因となっています。
また、市議会の項目に関しても、各会派とも「大なり小なりイチモツ抱えている」ということが発言内容から察する事が出来ました。議会の基本的な捉え方が策定委員会と議会とでは隔たりがあることは否めません。
「議会権限を広げるのか?そうでないのか?」がチグハグであることも気になる点です。
■それでも上程されます。
「ことここに及んで、未だ整理出来ていないのか…」と、思うところ大ですが、それでも9月議会に上程するとのこと。そうなれば、出てくるものを待つしかありません。
明日は13時より、最後のタウンミーティングがアビスタで行われます。
参加者からどのような意見が出てくるのか?想像に難くありませんが、新たな参加者が数多く参加される事を「市民関心度」の一つのバロメーターとしてみたいと思います。
■市長の任期は結局どうなるの?
本日のもう一つの論点は、「これ(市長の在任期数の問題)」でした。
先刻ブログでも報告したように、この件に関しては新聞報道をにぎわせてしまいましたが、市長の考えは判然としません。
ご本人の心意気?は、まさに本人と神のみぞ知ると言った所で、全ては条例の可否に掛かっている?ということでしょうか?
政治家の出処進退、引き際去り際という観点からして、「往生際の悪さ」「潔さのなさ」を強く感じます。
継続する(したい)なら、「する」とハッキリ明言すべきです。
そうでないなら、ここまで焦らす理由がよく分かりません。
末節を汚すことは得策ではないと思いますし、「立つ鳥あとを濁さず」という言葉もあります。
さてさて。一体どうなるのでしょう…。