東北地方災害ボランティア活動報告(5/14-5/18)
〜「がんばろう、日本!」 日本と日本人の再生を懸けて〜
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2:現地入りの理由と目的、活動内容
個人的には「少しでも現地の復興の一助になりたい、役に立ちたい」という非常にシンプルな思いから現地入りさせていただきましたが、その一方で、私は地方議員(バッジをつけた主権者)という立場にもありますので、「各地での活動を通じて今後の行政や民間の支援のあり方についても改めて検討していきたい」と考え、2004年に発災した新潟中越地震での災害ボランティア活動に続いて、現地での災害ボランティア活動に入ることに致しました。
五日間の活動内容を以下、箇条書きで極々簡単に報告いたします。
●一日目:岩手県陸前高田市
深夜に我孫子駅で出田君と待ち合わせ。大事な忘れ物をして一時帰宅…。先が思いやられるが、旅は長い。気を取り直して柏インターへ。
常磐道・磐越道・東北道と出田君とひたすら喋り倒しながら夜通し走る。朝方(6時半過ぎ)にインターを降り、陸前高田市に向かう。現地入って暫くすると景色が一変。眠気も吹き飛ぶ強烈な惨状(場景)が辺り一面に広がっており言葉が出ない。慌てて隣で仮眠していた出田君を揺すり起こす。
予定より早く現地に入ることが出来たので、市内中心部の状況を確認。報道では見聞きしていたが、街が完全に無くなっている状況に2人して唖然とする。本当に想像を絶する世界。現場の状況の凄まじさは写真や映像、ましてや拙い文章では伝え切ることなど不可能。現地に行かないと絶対に判らない。自然の猛威には為す術もないことを肌身をもって知る。
その後、事前に調べてあった陸前高田市災害ボランティアセンター(以下、「VC」という。)に入るが、VCの駐車場には数多くの車が入っていた。下調べしていた時点では、県外のボランティアは受け付けていなかったが、受付で活動させてもらえることを確認。我孫子から約500kmの道程を2人で交替しながら夜通し走り、あまり休みは取っていなかったものの、少しでも活動したいという思いが先立ち、二人して気合を入れて、そのまま活動させていただくことに。
活動は田畑の瓦礫撤去・ゴミの片付け。
広大な田畑に大小問わず様々な瓦礫とゴミが散在。目が眩みそうに成るが、盛岡市から災害ボランティアバスで入って来ていた方々と力を合わせて片付けていくと一面また一面と見違えるように綺麗になっていく。
大型の漂着ゴミ等も散乱している為、一定程度は重機が入らなければ作業が出来ない現場でもあるが、人力(人海戦術)抜きにこの作業は完遂出来ない。今後とも継続的かつ圧倒的な人的活動が必要とされる作業である。
余談になるが、単純な作業ではあるものの、様々なゴミ(鉄屑やビニールハウスの残骸など尖った物が少なくない)が散乱しているだけに比較的危険な現場でもある。よって、しっかりと装備し、周囲の動きにも気を使いつつ、慎重に作業を進めなければ怪我をすること請け合いの現場であった。足元の備え(安全長靴・くぎ等の貫通防止中敷)から、防塵タイプのマスクなどの装備は必須である。
ゴミの撤去後には土壌の入れ替えや改良が必要となる。
田畑の復旧には相当程度の時間が掛かることが容易に想像できる。
本当に長く厳しい戦いである。
活動終了後、もう一度、陸前高田市の市内を目に焼きつけ、
そのまま翌日の活動予定地の宮城県気仙沼に向かう。
(「二日目@気仙沼編」に続く)
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