2011年03月22日

被災された方々の受入れについて

我孫子市は3/19に「我孫子市における東北地方太平洋沖地震の避難者の受け入れについて」というプレスリリースを行いました。内容は以下のとおりです。
我孫子市プレスリリース2011/03/19



今回の東北地方太平洋沖地震により、我孫子市も甚大な被害を受け被災地となりました。
市は、これまで被害を受けた市民の支援と復旧に全力をあげて取り組んできました。そのため、避難者の受け入れ体制が整っていませんでした。
現在は、ライフラインも復旧し、市民の避難所も当初の10カ所から2カ所になりました。そのため、3月21日から避難者100名を受け入れることにしました。

【受入れ方法】
希望者は、必ず次の受付日時に受付窓口へ電話で連絡してください。
※電話受付をしていない方は、入所できません。

■受付日時:3月20日(日)から100人に達するまで、毎日午前9時から午後5時 
・受付窓口:市民生活部市民安全課 TEL:04−7185−8357
■受入人数:先着100人
■受入期間:3月31日まで
■受入の条件:ご自分で我孫子市内へ来られる方
■毛布あり。食事の提供はなし


この内容を見て、皆さんはどのようにお感じになられますか?

この内容で、果たして良いのでしょうか?
この対応に、果たして誇りを持てるでしょうか?

このまちの住民であることに誇りを持てるでしょうか?


「言うは易し、行うは難し」と言いますが、

もう少し違った形で。もう一歩踏み込んだ形で。
市民との協働を存分に活かした「受入れ」を出来ないものでしょうか?

私はそう感じますが、皆さんいかがでしょうか?


「これから」という時に、腰を折るような発言になってしまい恐縮ですが、
私以上に問題意識を持っている方が沢山いらっしゃいます。


「市は、これまで被害を受けた市民の支援と復旧に全力をあげて取り組んできました。そのため、避難者の受け入れ体制が整っていませんでした。」という理由で、被災者の方々を受け入れる後発自治体となった訳ですが、後発自治体だからこそ、もう少し、知恵を絞る、独自の支援策を提供するなど、有ってもいいのではないか?と思います。


ここまで来たら、「実績を作らんが為に慌てる必要は無かったのでは?」と思います。

市民の皆さんは、本当に多くの関心と問題意識を持って、市の対応を注視してきました。
市民の皆さんには、本当に多くの知恵とお力があります。


「それでも非難させて欲しい」という切迫した方々もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今後の対応については再考していただきたいと思います。


このまちに住む一人の住民として、このまちの一議員として。


以下、ツイッターでの呟きを添付させていただきます。

kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
いわきの老健施設丸ごと鴨川に避難 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/lAI7CvK via @yomiuri_online at 03/21 23:50
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
福島から避難668人に  : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/wMpp58i via @yomiuri_online 受け入れについては、各市の対応は様々。ただ、その市の姿勢がハッキリと現れてくる。後発組の本市の対応はどうだろうか? at 03/21 23:56
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
東日本大震災:14自治体、被災者652人受け入れ /千葉 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/nysssm7 via @mainichijpnews 今年度で廃校となる湖北高校の校舎等の利活用は出来ないものだろうか?その可能性を探ると共に、現職県議にも働きかけたい。 at 03/22 00:16
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【被災された方々の受入れ】http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001103180001【上小阿仁村は、廃校を利用した被災者の受け入れに手を挙げている。】とのこと。我孫子には【県立湖北高校】がある(今年度限りで廃校)。 at 03/22 00:21
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
【被災者の受入れ】 校舎の利点は様々→【教室の利用→プライバシーの確保が可能。校舎内に調理施設がある。暖房設備もある…などなど】。上小阿仁村は「被災地からの要請があれば、村がバスを出して迎えに行く考え」とのこと。財政的に余裕はないと思われる(失礼)村でこの対応。う〜ん段違いだ…。 at 03/22 00:29
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
「情けは人のためならず」というが、今は、まさに非常事態。「お世話様、お互い様、お陰様」の日本精神を全国各地の自治体、市民が発露させ受け入れ態勢を整え、実施している。そんな中、本市の被災者受け入れ内容を鑑みると、とても悲しい。もう少し、心の通った人道的な対応は出来ないものだろうか。 at 03/22 00:46
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
〜受入れ期間は11日間(3月末まで)、食事なし。ご自分で我孫子市内へ来られる方。毛布アリ〜この内容を見て、私は受け入れる自治体としての温かみは感じられないこの件については、本当に多くの方々からご意見(ご叱責)を頂いています。一肌も二肌も脱がんとしている市民が我孫子には沢山います。 at 03/22 00:53
kunoshin / 我孫子市議会議員 久野晋作
@murozonovsky ご意見ありがとうございます。市が受入れを決定するにあたっては、様々な議論があったことと思います。おっしゃるように、受け入れる側(〜行政のみならず、市民も〜)の物心両面の支援と深い理解が問われると思います。シッカリとフォローしたいと思います。 at 03/22 01:03

posted by 久野晋作 at 01:21| 千葉 ☁| ■震災・災害関連情報■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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