2010年12月23日

聖徳太子の憲法十七条

昨夜は幕張で行われた「政経倶楽部連合会 千葉県支部」第2回例会★pdf.gifに出席致しました。

政経倶楽部は、私が参加している林英臣政経塾(過去のブログ記事はこちら)をご支援いただいている中小企業経営者の皆さんで組織されている団体です。

本年より本部(東京での)開催(活動)に留まらず、千葉支部、そして、福岡支部を立ち上げて各地で政経一体となって日本再生を目指しています。
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→ご関心、ご興味のあられる方はこちらからご連絡いただければ幸いです



さて、本日の例会の講演テーマは日本人なら誰もが知っている聖徳太子。

講師は我が師、林英臣先生です。


「聖徳太子は、日本の政治史上、最大の人物」

「聖徳太子は人間力、引いては、願いの大きさ、スケール観が全く違う」

「太子がいなければ、今の日本はない」


誰しも、学校でここまで明確に教えられたことはなかったと思います。


ゆえに、なぜ、太子が旧一万円札(五千円札)の表紙を飾っていたのか腑に落ちていなかったと思います。


私自身が正にそうでした。


ちなみに会場で雑談で出た意見ではありますが、【一万円の表紙を飾る人物が「福澤諭吉」に代わってから、景気、さらに日本の情勢を取り巻く環境は年々悪くなっていったような気がする…?】というコメントは強ち間違っていないような気がしたのは私だけではなかったようです(笑)。



太子の業績として「冠位十二階」や「憲法十七条」を制定したことを「単語」として頭には入っているものの、お恥ずかしいことながら、今の今まで、その原文に触れたことはありませんでした。皆さんは如何でしょうか?

当日の配布していただいた資料で、初めて原文(原文は漢文のため、書き下し文)に触れ、原典(原点)に立ち返ることの重要性を改めて感じた次第です。

味わい深さが断然異なります。



備忘録として。そして、自らへの戒めとして。


以下、取り急ぎ、抜粋(略)部分を記します。


どれもこれも、胸に突き刺さる教えです…。

日々精進あるのみです。

憲法十七条(抜粋)
第一条 和を以て貴しと為す
第二条 人、はなはだ悪しきはすくなし
第三条 詔を承けては必ず謹め
第四条 禮をもって本とせよ
第五条 明らかに訴訟をさだめよ
第六条 悪を懲らし善を勧めよ
第七条 人にはおのおの任あり
第八条 早くまいりて、おそく退れ
第九条 事毎に信あれ
第十条 共に是れ凡夫のみ
第十一条 賞罰を明らかにすべし
第十二条 百姓より斂(おさ)めとることなかれ
第十三条 同じく職掌を知れ
第十四条 嫉妬あることなかれ
第十五条 私に背きて公に向かえ
第十六条 民を使う時をもってするは、古の良典なり。
第十七条 事は独り断ずべからず




迷走、逆送、さらに、展望の開けない現状において、聖徳太子のような大人物の出現が待たれるところですが、メシア(救世主)の出現を待っているだけでは現実は何も変わりません。自らがデキルコト、直ぐに実践できることを一つでも二つでも実行に移していくことが何よりも肝要だと思います。


他律依存からの脱却。

国においても、政治家、政党、そして、国民一般の精神構造においても。

好い加減に目を覚まし、こうした精神構造から卒業しなければなりません。


まずは自ら。日々の生活の中で、発言の中で実践して行きたいと思います。

posted by 久野晋作 at 01:42| 千葉 ☀| 林塾・哲学・思想・政治信条・世界観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする