1.市議会報告会の開催
2.委員会インターネット中継
3.請願および陳情者へのアンケート実施について
4.基本構想、総合計画などについての勉強会の開催
結論から申し上げますと、全ての項目について「継続」して協議していくことになりました。三歩進んで二歩下がると言っては語弊があるかもしれませんが、「必要なし」という後ろ向きな判断が全くなかったことは何よりでした。
1.市議会報告会の開催
2.委員会インターネット中継の実施
については、「開催」や「実施」が目的ではなく「開かれた議会への市民の要請や広義の意味での市民の負託に応える議会であるための手段」であることを改めて確認しました。また、それらの点について、共有の認識を持つことの必要性や、「議会とは何ぞや?」という根源的な部分を今一度問い直し、シッカリと定義づけることを狙いとして、今後、議会基本条例の制定研究・検討していくことを決定しました。このことは非常に大きな一歩だと思います。
私たち議員は本来「会議のプロ」であるべきですが、様々な「意見」や「考え方」なども相まって、実際の議論が効率的かつ円滑なものになっているとは残念ながら言えません。シッカリとした準備、理念、責任意識の下に会議に臨まなければ、会議の果実は「相応」のものになって行きます。
しかしながら、現在の議会運営委員会は、従来からすれば協議時間は(良くも悪くも)非常に長く、議論が非常に活発に行われていることは事実であり、このこと自体は大変良いことだと思います。議論をすることにより「気づき」が生まれ、「意見の相違点」も明確に成っていきます。解決できるものは互いに妥協し納得の上で前に進めていくことが肝要です。決して、スマートな議論とは言えませんが、この当たり前のプロセスを私たちは協議を通じて(改めて)勉強し、改革項目を実行に移そうと足掻いています。
私たちが議会運営委員会で議論しているのは「まちの課題」ではなく、「まちの課題」を如何に効率的に効果的に議論する場を作れるか、そして、その場に出来るだけ多くの市民の皆さんに(直接的にも間接的にも)参加していただきくことが出来るか、議論の結果を判り易くかつ広く伝えることが出来るか?です。
よって、「好き嫌い(アイツの意見は気に喰わない)」「面倒くさい」などといった下世話なレベルからの判断することはモッテノ外(論じるまでもないこと)ですが、「イデオロギー的な視点」からの判断であってはならないと私は考えています。端的に言えば、我孫子市議会という「機関」が、市民の視点で見たときに「評価に耐え得る」機関なのか?どうか?この観点から判断していくことが大切であり、改革(カイゼン)の議論を進めていく必要があります。
私は「議会改革に終わりはない」と考えています。
少しでも、ホンの一歩でも改善していくことが結果として市政の向上に繋がるものと確信しています。まだまだ積み残しの議題は沢山ありますが、一つ一つ合意を見出して、できることから速やかに実行に移して行きたいと思っています。
「牛歩の歩み」につき、市民の皆さんからすれば非常にモドカシイ議論になっているかもしれませんが、議会の構成は4年間変わりませんので一気に変えることは現実的には出来ません。しかし、私たちは今後の市政運営上、とても大切な事項を協議しています。議会人としての責務と自覚をシッカリと持ち引き続き議論の場に臨んで参ります。市民の皆さんの議会改革や議会活動へのご理解ならびに更なるご関心をいただきますよう、よろしくお願い致します。