2010年04月22日

禮和保育園の開園

本日午前、4月に開園した禮和保育園の開園式に教育福祉常任委員としてご招待をいただき、参列させて頂きました。配布された園の説明資料のトップには「知・徳・体の調和のとれた教育を目指し、自国に誇りの持てる日本人を育てます」とあり、保育園の理念としては珍しい方針ではあるものの、理事長さんの並々ならぬ「国家」「国民」そして「教育」への想いを感じました。

名は体を表すと言いますが、【禮和】の園名は「論語」から引かれており、「和は大切な事であるものの、和だけではいけない。礼節が大切である。」という理事長の強い想いの込められた園名であることが紹介されました。

「論語」学而第一 012
有子曰、禮之用和爲貴、先王之道斯爲美。
小大由之、有所不行。知和而和、不以禮節之、亦不可行也。


このご時勢何かと、判りやすく、伝わりやすく…と、「易き」に流れる傾向が有る中で、理念をシッカリと掲げ、それを堂々と世に問う(伝える・ぶつける)という姿勢に、特に、政治の場に身を置かせていただいているものとして、身の引き締まる思いがしました。

また、特色の一つとして、
○「美しい日本語に接す機会を多くし、国語力(語彙力)を高め、コミュニケーション力を養います。」
とありました。

「我々は単に日本に生まれたから日本人なのではなく、日本語を扱い、歴史・文化・伝統をシッカリと学びそれを体現していくことで初めて日本人となるのだ」と、私のお師匠さん(林英臣先生)に教えていただいています。

こうした考えがしっかりと入った保育園や幼稚園が増えていることを大変心強く感じると共に、良い流れだと受け止めています。保護者も預けさせていただいた子供を通じて、何らかの学びや気づきを得ていくことになると思います。

現在の所、定員60名に対して12名の園児が入園されているとのことです。多くの若い世代が居を構えている南新木地区および西部地区(我孫子・天王台)の保育ニーズの受け皿となることへの期待と、地域に溶け込み、地域との「和」を大切にしつつ、地域の「礼」や地域への「礼」を創出していただけるような保育園となられることを祈念しています。

▼追晋▼
見よう見まねで、最近、2歳半を過ぎた息子に論語を読み聞かせして、復唱させています。判らないなりにも必死に復唱してくる息子を逞しく感じると共に、なるほど…こういうことか…と妙に感心し、納得している今日この頃ですわーい(嬉しい顔)

既に実践されておられる方も多いかと思いますが、おススメです。
自らの学びにもなります(笑)



posted by 久野晋作 at 14:31| 千葉 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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