「目抜き通り」という訳ではありませんが、市役所下という市の玄関口に当る場所で、平成18年3月に閉鎖された後、約4年間大変心苦しく見苦しい状態が続いていました。此処の所、現場で動きが出てきただけに、この報道を確認し一安心しました。
売却に当たって、諸々と不手際が続いた事も確かですが、3度目の正直に当たる受け入れ先での最後の問題が解決したことは喜ばしいことです。市民の暮らし・安全安心に大きく寄与する施設と成ることを心より祈念しています。
我孫子に救急病院開院へ
2010年04月03日 朝日新聞(ちば東葛欄)
県は2日、我孫子市の旧市民会館跡に、医療法人社団蛍水会が計画する救急病院「名戸ケ谷あびこ病院」に対し、104床の病床を認める通知をした、と公表した。この病床配分を受け、同病院の新規開設が事実上、決まった。来年3月までに着工し、2012年春の開院を目指す。
蛍水会は、柏市で「救急患者を断らない」ことで知られる名戸ケ谷病院を運営。我孫子市でも救急医療を手がける病院を計画し、旧市民会館の跡地を市から3億2千万円で購入、3月から会館の解体工事に入っている。
県の保健医療計画に定められた「基準病床数」に100以上または100近く足りない医療圏について、県は今年1〜2月、新たな開設(増床)申請を受け付け、県医療審議会病院部会で意見を聴取し、配分を決定した。東葛北部保健医療圏(野田、流山、柏、我孫子、松戸市)では、128床の配分枠に対し、11機関から691床の申請があった。
このほか印旛保健医療圏には、医療法人緑生会が印西市に計画する「(仮称)千葉ニュータウン病院」に対し、81床が配分された。周産期医療に力を入れる計画という。
市民会館の跡地利用の課題
我孫子市HP(市民会館跡地の利用についてより)
市民会館の閉鎖後、現建物は早急に撤去する必要がある。新しい市民会館の建設着手までそのままの状態で置いておくということになれば、防犯・防災上好ましいことではなく、また防犯対策等の費用が発生する。
このため、早急に撤去を行う必要があるが、撤去に要する費用は概算で2億円程度(杭の撤去費は除く)が見込まれる。
しかし、現在の市の財政状況から2億円を超える一般財源を新年度予算に計上する余裕はないと考えられる。
この撤去に要する費用は、新たな市民会館の建設と一体に行うことになれば、起債対象事業として起債の充当が可能になるが、直ちに一体として行うことは現実的には不可能である。
新しい市民会館の建設着手までには、基本設計・実施設計等を行う必要があり、これに要する期間は最短でも2年程度である。ホールの性格や導入機能にも検討期間が必要であり、設計業務期間と併せると建設着手までには3年程度の期間が見込まれる。
こうした撤去と着手までの期間を考慮すると、全く別な場所での建設についても検討すべきである。
現在の市民会館用地を売却し、その売却益で建物の撤去費用と新たな用地取得の費用に充てることが可能かどうか、また、ホールの性格の検討と並行して用地の選定、取得を進めることで、現行敷地での建設に要する時間とほぼ同様な時間で建設着手が可能かどうか、検討する必要がある。