私は市議会議員であり、行政書士&FPであると共に、塾講師としての顔も持っています。
一体、本業はなんなの?
そんな事も聞かれますが、これも私なのです。
現在、二年連続で、中学三年生を担当させていただいており、今日は、受験生にとっては天王山である、冬期講習の前半戦の最終日でした。
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冬期講習中は、中1&中2も担当することとなり、すべての学年を一度に受け持つこととなりました。議会終了後から、間髪入れずに講習に突入したので、今年を振り返る暇もなく、忙しさと年齢?から来るシンドさを感じていましたが、無事、前半戦を終えることが出来、ホット一息ついています。
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議員活動にのみ専念してはどうか?
そんな声があるのも確かです。しかし、生の生徒に触れる機会は、そうはありません。
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発言一つ、身なり一つとっても、「子どもたちの今」を知る事が出来ます。
教壇に立つものの端くれながら、言うべきことはシッカリと言うようにしています。
それは、本来塾講には求められていない?かもしれない、躾の部分です。
総体的な印象ですが、今の子どもには「メリハリ」が掛けているように感じます。
やる時はやる。静かにすべき時は静かにする。遅刻しない…etc
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もちろん、中には本当にシッカリしてるなぁ〜と、感心させられる子も居ますし、授業に必至に喰らいついてくる子、真剣な子も居ます。が、多数ではありません。
だからこそ、気付いた時点で、都度しっかりとフォローする必要性があり、それが「周りの大人」の当然の役割だと思います。
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「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだっ!」と、度々引用している踊る大捜査線の有名な台詞がありますが、生徒に触れずして、生徒の現状を雄弁に語ることは出来ないと思います。
その意味で、とても貴重な場に立たせていただいていると感じています。
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元来、教職に憧れていましたが、憧れは憧れに過ぎず、自分の将来について漠然としか考えていなかった私は、川の流れに身を委ねるが如く、就職氷河期で有るにも拘らず、愚かにも、就職戦線に身を投じ、短期決戦で就職先を決めてしまいました。
そして、周り回って、今の自分が居ます。
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連日、受験を控える彼らに、発破を掛けて続けていますが、実は、それだけではなく、何かを伝えたい。そんな想いもあったりします。
今頑張らなくて、いつ頑張る?と。
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受験テクニックはある程度のレベルに達してさえ居れば、誰にでも教えられます。
私は一番大切な、気持ちの部分をしっかりと伝えたいのです。
ややもすると、「うるさ型の講師」と思われているかもしれません。
でも、彼らが笑って春を迎えられるように、また、それだけではなく、今後に繋がる何かを、残された時間内にシッカリと伝えたい。そう思って教壇に立っています。