2010年02月17日

危機管理と組織体質

お隣の柏市が昨日「管理職を対象に、緊急時に記者会見に対応するという内容の危機管理研修会を開いた。」との報道です。

今回の「模擬記者会見」は、秋山新市長の発案によるものか、内発体なものかは判りませんが、万が一を想定して行動する(備える)ということはとても大切な事だと思います。

勿論、万が一がないようにすることが一番大切ですが、行政は絶対に間違わない(行政の無謬性:むびゅうせい)ということはありません。人も行政も企業も組織も、間違うことがある生き物であり存在です。厚生労働省の「薬害エイズ問題」などは最たる例といえます。


問題は、コトが発覚したあとの行動だといわれています。

まずは事実をしっかりと確認すること。
その上でどのように対処するか?
キチンと問題点を洗いなおすか?

表面的な対処ではなく、本質的な部分にまで切り込んで初めて、その問題が解決の端緒に付いたことになります。幸いな事に、現在の所、我孫子市においては「不祥事」的な問題は表立っていませんが、どこかに問題点が潜んでいたとしたら、しっかりと対処しておく事が肝要です。

「他人事、ことなかれ、隠蔽、喉もと過ぎれば…」ということであれば、組織的な体質が改善されないばかりか、市民サービスに直撃していきます。今回の柏市での取り組み。お隣さんの事例に学ぶべき点は多いと思います。

posted by 久野晋作 at 09:03| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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