午後2時開会、討論の後、採決となります。
注目の補正予算審査特別委員会でしたが、懸案の「日秀新田地区の養豚場建設予定地の購入」の案件では予想通り様々な観点から質問が繰出されました。
・「一連の流れ」をどのように捉えるのか。
・開発に対する市としての事前(次善)の策。
・農業委員会のあり方、そして、連携の中身。
・公金の支出に際する考え方。
・市民や議会に対する情報開示のあり方。
昨日、予想される「論点」を以上のとおり挙げましたが、納得の行く(腑に落ちる)答弁は少なく、むしろ、この間、一体何をしていたのだろうか?と首をひねりたくなるような状況が明らかになった感があります。
結果として、委員会採決にいたっては、久方ぶりの可否同数により委員長による裁決が行われ、「委員長は可」としたことで多数により可決すべきものと決定されました(参考;この間になされた「委員長裁決」)。
委員会の審査の中で「政治的な判断」という言葉が度々繰出されましたが、執行部の答弁を聞けば聞くほど、十分な対策、検討、働きかけ、情報提供がなされてきた結果の「政治的な判断」とは言えないのではないか?という強い疑念を覚えました。素で聞いていた傍聴者の皆さんの感想をお聞きしたい思いに駆られました。
そもそも、血税を投入することの重さについての深慮がないのではないか?
こうした判断の甘さ、緩さ、責任意識の無さがこれから先の類似案件を産み出したり、土地改良等に関する新たなコストが生じたりと様々な影響を及ぼしていく可能性についての想定(精査)が非常に甘いのではないか?
そうした想いを強くした訳です。
◆
議会総体として、地域の皆さんから寄せられた陳情に対して「賛成」の意思を表明している訳ですから、「養豚場が建設されても構わない」などとは決して思っていません。重要なのは、それを防ぐ手立てを全て尽くした上での結論なのか?ということです。
そうでなければ、投じていくコストや、市民の皆さんを含めた労力が無駄になってしまう(本来必要がなかった)可能性が出てくるのです。行政も議会も説明責任を大きく問われる案件だと私たちは考えています。
9月議会は
諸般の事情もありまして、10月末までは一息つけそうにありません