今夏の決戦に向けて各党・各候補予定者の陣営の動きが活発になっています。先週まで、この選挙をめぐるネーミングの如何が各紙面や報道で論じられましたが、「わが国初の国民の手による政権選択選挙」という歴史的な位置付けであることは論を俟(ま)ちません。
もう、一ヶ月前の提言になりますが、21世紀臨調(新しい日本をつくる国民会議)から『来る政権選択選挙に向けた与野党間の競争・政策論争のあり方』に関する緊急提言が出されています。
改めて読み返してみますと、さすが21世紀臨調。
本当によく整理されていると思います。
今回の総選挙は、この国の未来が掛かった選挙であることは間違いありません。双方とも互いの政策の揚げ足取りといった瑣末な議論に終始するのではなく、「この国の課題が何であると認識していて、それらの問題をどのように整理し、どのように優先順位付けした上で解決して行こうとしているのか?」について、マニフェストを掲げ正々堂々と国民に訴え、信を問うて欲しいと思います。
国民が聞きたい(問いたい)のはその部分です。
私たち主権者は、そうした舞台が用意されるのを、ただ待つのではなく、自らが主体性を持って舞台を準備していくことが歴史的な総選挙の何相応しい行動だと思います。
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本日、民主党からマニフェストの発表があります。
後だしジャンケンは意図していないと思いますが、政権与党である自民党のマニフェストの発表が待たれます。四年前の政権公約の検証および総括を含めたマニフェストの早急な発表を強く求めたいと思います。