1.一括質問、一括答弁のスタイルは非常に判り難く、議論が深まらない。
2.市政向上の為、現地に赴き、相当の労力と時間を使い下調べをした上で原稿を書き上げ、しかも、詳細通告をした上で質問をしても、それに対する答弁のあまりの素っ気無さ、真摯な答弁のなさ。
3.市長の質問を聞く態度には呆れてものが言えない。また、思い余ってくると、早口となり言語不明解で意味不明になる答弁内容。
率直に申し上げて、今回の一般質問は「総体」として市政の課題について是々非々の議論を煎じ詰めて行う独特の緊張感が漂うものではなく、何か儀礼的に流れてしまったような感が否めません(※おことわり;全ての質問という訳ではなく、個人的に非常に興味深くお聞きした質疑応答が複数あったことは申し添えます)。
喩えが極端かもしれませんが、仕事でもスポーツでも「緊張感」の無い中では良い結果が出せる試しはないと思います。課題認識や問題認識を共有し、それらを議論し解決していく立場にある議員はもとよりとして、傍聴にお越しいただいている市民の方はなお更のこと「欲求不満」の思いを抱き、「また聞きに来よう」などとは(市政に関心の強い方で無い限り)決して思わないでしょう。
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今後の細かい議論は18日からの委員会審議の場で…となるわけですが、一般質問の形式面および内容面での課題は明らかです。現在、議会運営委員会で一般質問の形式について、議題として取り上げられ協議が行われています。その他にも、様々な「議会改革(審議の活性化)」をめぐる課題について議論を頂いていますが、本会議場のルールを含め、議会のルールは全て議会で決める訳ですから、我々の判断一つで如何様にも変えることが可能です。
私の勝手な解釈かもしれませんが、
「このままでも良い」と感じている議員は殆ど居ないと思います。
東葛圏内では、松戸市を除いて流山、柏、鎌ヶ谷、野田の4市は既に一問一答制を導入しています(検索情報;野田市の議員の方のHPにも「緊張感のある、わかり易い議論になった」との評価が記載されています)。
県内においても一問一答制度の導入は「明らかにトレンド」です。
参考;千葉市長に当選された熊谷俊人氏のブログでも「一問一答制」について紹介されています。
<一問一答制を導入している市議会>
銚子市、市川市、館山市、木更津市、野田市、成田市、旭市、習志野市、柏市、流山市、八千代市、鎌ヶ谷市、富津市、四街道市、袖ヶ浦市、八街市、印西市、白井市、富里市、南房総市、山武市
<導入していない市議会>
千葉市、船橋市、松戸市、茂原市、佐倉市、東金市、勝浦市、市原市、我孫子市、鴨川市、君津市、浦安市、匝瑳市、香取市、いすみ市
本会議場において、誰にもわかりやすく、かつ、市政の課題をシッカリと議論していく為に、9月議会から試行的にでも「一問一答制」の導入を行うことを切に希望したいと思います。
やれば出来ます。我々の決断一つで出来るのです。
大きな議論が横たわっている(正確には、市長から「基本構想の見直し」をはじめとして、まちを二分するような大きな議論が提起されてしまった)我孫子においては、本会議場での突っ込んだ議論、丁々発止の議論が必要です。
選挙も得ずに、まちの様相を一変させ、かつ財政状況を悪化せしめる重大な案件や大型事業を「なし崩し的かつ強引に進める姿勢(多数を得ればそれで良しという安易な姿勢)」は絶対に看過できません。