2006年01月20日

「帰宅困難者」問題

■「帰宅困難者」とは…。
通勤・通学・買物中等に突然の大地震に見舞われ、 交通機関がマヒしてしまった場合のことを考えたことがありますか?

その時は「歩いて帰る」しかありません。

しかし、「どうやって、どんなルートで、そして、どれくらいの時間を掛ければ無事自宅に辿り着けるか」を考えた事がありますか?その際に、食料・水は大丈夫ですか?革靴・パンプスで、長い長い道のりを帰れますか?

結論から言って、歩いて帰れる距離は高が知れています。しかも、その道程でどんな困難に出くわすか分かったものではありません。それらを総合勘案して考え出されてしまった有り難くないネーミングが「帰宅困難者」問題です。

■なめたらアカン…
私ことですが、終電が無くなって天王台駅から1時間半位掛けて歩いて帰ってきたことはありますが、距離にして13km程度です。流石に東京都内から帰るとなると中々難しい問題です。私は都内で営業をしていた関係で、何となく道のつながりは頭に入っていますが、それでも不安が付きまといます。

橋が倒壊していたら、道(幹線道路)が不通になってしまっていたら…。トイレは?寝泊りする場所は?…etc

不安になった皆さん。この問題に関して大変よくまとめてある新宿区のサイトを是非一度ご覧下さい。そして、今すぐ、出来ることから準備をしましょう。

自分の身は自分で守る。これが災害時の鉄則です。

■帰宅困難者の心得10か条
…コメントを付け加えてみました。

@つくっておこう帰宅地図
…参考「震災時帰宅支援マップ」

A歩いて帰る訓練を
…一度に帰る訓練をする必要は有りません。「分割」でやるのがいいのでは。

B事前に家族で話しあい(連絡手段、集合場所)
…「○○小学校」で。など明確に。

C携帯ラジオをポケットに
…今は携帯とラジオが一緒になったものもあります。

Dロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
…革靴やパンプスでは帰れません。キケンです。履きなれたモノであることもポイントです。長距離を歩く事になるのですから…。

E机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
…ロッカー開けたら、スニーカーとスニッカーズ

F季節に応じた冷暖準備(カッパ、携帯カイロ、タオルなど)
…あるかないかで意外と変ります。

G安否確認、災害伝言ダイヤルや遠くの親戚
…災害伝言ダイヤル「171」
 ⇒「いない!いない!」と慌てる前に。先ず伝言!

Hあわてず騒がず状況確認
…慌てても何もはじまりません。パニック厳禁。深呼吸。

I声を掛け合い助け合おう
…「共助」の精神で。

何か一つでも備えをする事で、展開が変ってきます。
posted by 久野晋作 at 18:16| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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