
議会は休会中の議案審査日ですが、会派室で質問原稿を作成しています。
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さて、表題の件です。
お昼前に役所入り口にあるATMで引き落としをしようと並んでいた時、一台の車がスッと入ってきて、そのままATMの脇に停車しました。その場所は駐車スペースではなく役所の入り口に当たる場所です。
まさかと思いましたが、運転席から出てきた中高年の女性(私の見立てては「60代」の方でした)は、何食わぬ顔でそのまま庁舎に入ろうとしました…

そこは通路です。
しかも庁舎への入り口です。
さすがにマズいでしょ…と思い、「ここは駐車場ではないですよ!」と一声かけましたが、即座に逆切れされて、帰ってきたお言葉は「ちょっと位良いじゃない!

(・_・)エッ....?
久々に目が点…でした。
たまたまその一部始終をご覧になっていた「シルバー人材センターの方」は、すれ違い際に「まったく厚かましい○だ…┐(´ー`)┌」と、呆れ顔で一声ポツリ…。
以上、脚色抜きのお話です。
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年齢や性別という問題ではありませんし、
上記の例など可愛い部類の話でしょう。
「自分さえ良ければそれでいい」とか、「ちょっと位良いじゃないか」とか、「今が良ければそれでいい」・・・といった無責任極まりない、自分勝手な行動の積み重ねが明らかに今の社会を形作って来たのです。
地域に一人必ず居てくれた雷オヤジ(怖いおじさん)が減ったことを嘆く声を聞きますが、その前に私たち大人が襟を正さなければ話になりません。
私は電車への乗り降りの際や、車内で動き回る子どもを注意します。その親にキッとにらまれることもありますが、誰かが注意してやらなければ、その子は自分のしでかしている所業の良し悪しがいつまで経っても分からないでしょう。
そして、その子は親になり、子どもを育てていきます。
全ては連関の中にあるのです。
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『菊と刀(1946)』でルースベネディクトに「日本の文化は恥の文化」と言われましたが、今やどこ吹く風…。
「この民にして、この政治あり」
政治の信頼は地に堕ちてどうにもならない状態になっていますが、その政治を形作っているのはこうした日常の積み重ねであり、一人一人の国民です。
いい加減、何とかしなければ立て直しの効かない所まで来ていると皆さんもお感じになっていると思います。思い立ったが吉日と申します。ちょっとしたことから、身の回りのことから勇気を出して始めてみませんか?
具体的に動けば、必ず具体的に変わってきます。
私はこの言葉と心ある人たちが其処彼処で立ち上がってくることを。
そして、その間断なき活動の結果として、あるべき社会を取り戻せる日を信じています。