2009年01月25日

ゲバラの伝言。

090119_2339~0001.jpg待望の映画『チェ・29歳の革命』を何年かぶりにスクリーンでみました。

『信義誠実』を地で行くゲバラの生き様に静かに心を打たれました。

革命のアイコンとなったゲバラ。

でも、映画で描かれた彼はスーパーマンでも何でもありませんでした。信念に対して、どこまでも愚直で、義に生きる人物として描かれていました。ゲバラ役のベニチオ・デル・トロの演技は秀逸です。

大変難しい時代に突入していますが、『カリスマ(救世主)の出現に期待するのではなく、一人一人の責任を自覚し、出来ることから始めていく以外に明日を切り開く術ははいのだ』というメッセージを私は受け取りました。

「祖国か死か」というセリフがあります。

このセリフを現代に生きる日本人がどのように感じるのか?
非常に興味深い問いであり、尋ねるのが怖い問いでもあります。

「独立と平和」は祈っているだけでは実現し得ない永遠のテーマです。


映画はドラマチックな構成にはなっていません。

史実に忠実に淡々と進んでいきます。

若い世代こそ見るべき作品だと感じました。


後編の『チェ★39歳別れの手紙』は今月末にロードショーされます。
posted by 久野晋作 at 23:48| 千葉 | 携帯ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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