2008年09月15日

劣化の極み。でも、政治をあきらめるわけにはいかない。

本会議での三日間の質問、そして、総務企画常任委員会・教育福祉常任委員会での審査を終え、明日から9月議会も終盤戦を迎えます。初日の代表質問の冒頭でも、委員会の場でも「緊張感のなさ」に対する指摘がありましたが、このことを執行部が本当に真摯に受け止めているのだろうか…?と、気になっています。

久方ぶりの更新でいきなりこのように書くと、何が何だか判らないと思いますが、現在の状況を表しているのは、この言葉に尽きるような気がしています。法令遵守(コンプライアンス)や危機管理(リスク対策)の重要性が叫ばれている中で、お粗末な事務処理が続いていることや答弁内容や審査に臨む姿勢・態度が非常に気になっています。
(参照;6月議会閉会時のブログ


■底なしの劣化現象
事故米のニュースの波紋や影響は「底なし」の様相を呈していますが、社会保険庁の杜撰な年金管理の実態や耐震偽装問題と同様、行政機構の制度疲労やモラルの欠如等、「劣化現象」は限界を通り越して、制御不能の領域に入っています。

2年連続、日本の政治における最高位ポストである総理大臣の職責を放り投げているにもかかわらず、「華々しく総裁選を・・・」などと無責任極まりない発言をする神経には驚きを禁じ得ませんが、当該政権の重要なポストに就いていた方々による「国民が直接介入できないリーダー選び(≒国民不在のデキレース)」が連日続いています。

様々な問題が山積し、かつ次から次へと「制度疲労の膿(うみ)」が現出している中、「総裁選挙の余勢を駆って解散総選挙になだれ込もう」という考え方が国民に理解されると思っている所に末期的な症状を窺い知れます。期待していた「観客の入り」は今ひとつのようですが、当たり前のことだと思います。

早晩迎える総選挙を意識して、日本各地を転戦し、勝手に行っている街頭演説では「責任政党」であることを声高に主張していますが、政権政党としての自らの統治責任を棚に上げ、管理監督対象である行政機構(官僚・公務員含む)の批判に終始する候補者等の厚顔無恥さと責任意識の無さには呆れ返ります。

私たち有権者が目先のショーに惑わされず、揺るぎ無い責任ある判断を下す時、劣化していくこの国を変える「第一歩」が踏み出せると思います。
posted by 久野晋作 at 22:24| 千葉 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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