本年7月9日「電子メールの送信方式の誤りによるメールアドレスの流出」が発生( http://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/shinososhiki/jinji/mail_ayamari.html )しましたが、ちょうど同じ時期(7月16日)に、市の委託事業(我孫子市ファミリーサポートセンター事業)で同種同様(対象件数は、312件)の「誤り」が発生していました。
この件については、この間、市としての開示・報告はされておらず、お恥ずかしいながら不知の情報でしたが、31日(月)深夜、匿名の方からのフォームメールを通じての連絡により知り、翌朝市(総務部長)に照会をかけ、報告を待っていたところで、さきほど概要報告を受けました。
通報された方が匿名であり、連絡先が不明につき、対応状況について都度ご報告申し上げられないのが歯がゆいところです。
昨年度末の子ども部にかかる事務処理誤り(報告は本年7月17日:http://www.city.abiko.chiba.jp/shisei/shinososhiki/jinji/abk10001000.html) はもとよりとして、直近の約10年間の報告を求めましたが、いわゆる不祥事案件が重なっています。
人が行う事務ゆえ、完全無欠の事務は不可能ですが、対策マニュアル等を作成しても、その内容が確実に履行されていないことに起因して事務処理誤りが発生しています。
もちろん、事務処理誤りがいたるところで発生しているわけではありません。1000を超える事業の中で、年間を通じてみれば数件です。事務処理誤りに関しては、悪意があってやったことではないということは十分理解する所です。
さはさりながら、被害を受けた方からすれば、また、その事務処理誤りによって被った損害は取り戻すことはできません。
行政事務(公務)の根本は、市民からの信頼にあり、それが崩れると成り立ちません。これしかない!という秘策や結論・決定打は、おそらくありませんが、「何事も基礎・基本をしっかりと守ること」が何より肝要だと痛感します。
2020年07月17日blog記事
補助金交付申請の事務処理誤りに関する懲戒処分について
http://shinsaku.seesaa.net/article/476366492.html