2018年12月21日

12月議会採決結果一覧および最終日の録画中継について

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日、12月議会(平成30年第4回定例会)が閉会いたしました。

大きく賛否の別れた市長他3役の給与増額改定議案(第3号議案)につきましては、昨日ブログ記事に記しましたが、本日12月議会採決結果一覧が公開されましたので取り急ぎご報告いたします。

→12月議会採決結果一覧 https://goo.gl/pYb5st(*クリックすると、pdfが開きます)

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また、最終日の本会議(12月議会に上程された議案や請願の「審査結果報告→討論→採決」の模様につきましては、議会録画中継(速報版)が公開されましたので、合わせてリンク先をお知らせいたします。

🔵議会録画中継(速報板)13分過ぎから討論が始まります。

→12月議会最終日(本会議)録画中継(速報板) https://goo.gl/ZudfAJ


余談ながら…

当日、討論原稿を読まずに臨もうと考えていたのですが、数字に間違いがあってはいけないと考え直し、原稿を読むことにいたしました。執行部と向き合って質疑を行う「対面式」にしてから、議長や委員長を除いて、全議員を前にしてお話する機会というのは少なく、何気に緊張するものです。原稿に釘付けになっているように見えるかもしれませんが、時折議場に目をやり、各議員のご尊顔を拝見していたりします。

苦虫を噛み潰しながら聞いている方も入れば、合いの手を打つように諾きながら聞いて下さる方もいます。

腕組みしながら踏ん反り返って聞いている人も入れば、正対してキッチリと聞いて下さっている方もいます。

時折、執行部席に目配せして薄ら笑いを浮かべている方も中には居て、二元代表制(議決機関vs執行機関)が具現化された議場において、あり得ない光景に隔世の感を覚えていますが、実際は真摯に耳を傾けて下さる方が殆どです。


緊張感のある議会にする。

これが今期立候補した大きな理由の一つでした。

志半ばというより、実現のとば口にも立っていない感もありますが、持続可能な市政運営の確立に向けて鋭意努力して行く所存です。

引き続きのご支援、ご指導、そしてご鞭撻のほどお願い申し上げます。

我孫子市議会議員  
久野晋作 拝


posted by 久野晋作 at 19:08| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についての反対討論

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

本日2時から、12月議会(平成30年第4回定例会)最終日となる本会議が開会され、今定例会に上程された各議案や請願についての「審査結果報告→討論→採決」が行われました。

私は、会派を代表して、市長他3役(副市長・教育長・水道局長)の給与の増額改定の議案(議案第3号:我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定)に対して、議場の議員の賛同を得るべく反対討論を行いました。

残念ながら、多数の議員の賛同を得ることは出来ず…😓

第3号議案については「賛成14人、反対9人」で多数をもって可決承認されました。


今定例会に上程された議案は全て可決承認されましたが、細かく見ていくと賛否が別れた議案が少なくありません。

議員別の採決結果の詳細につきましては、明日我孫子市議会web-siteにて公開されますが、当該議案も含めて二つの議案、継続審査となっていた請願について反対し、その他の議案については賛成いたしました。

🔴追記 12月議会採決結果一覧(12月21日公開)*別画面にてpdfが開きます

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🔵議会録画中継(平成30年第4回定例会 委員長報告・討論・採決)
 →8分過ぎから討論が始まります。


賛否は問わず非常に頭を悩ませましたが、どんなに悩んだとしても、上程された議案(予算案含む)や請願・陳情に対する最終的な議員の意思表示は、賛成か反対かの二択です(退席という裏技…もあります…が😓)。

正しいか、間違っているかということではなく、それぞれの信念と時々の判断に則って結論を下した結果であり、その判断に説明責任と議決責任を負うのが議員です。

今後厳しい財政状況を迎えていく中で、益々判断が難しい議案や事案が多くなっていくものと予想していますが、持続可能な自治体経営のため、そして、選ばれるまちに向けた最適解を目指して悩み、考え、伝え、議論し、行動して行く所存です。


以下、討論原稿です。

ご一読いただければ幸いです。

議案第3号:我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、会派を代表し、反対の立場で討論いたします。

@まず初めに「財政面の理由」です。

この議案は一般職の職員にかかる人事院勧告による「給料月額等の引き上げ」を考慮して、過去4年分の人事院勧告を尊重し、その積み上げ分として来年1月1日から給料月額を約1.1%引き上げ、期末手当の支給割合を改定するため提案されました。

★★★    増額分  改定後の月額
市長   9,000円  846,000円
副市長  8,000円  724,000円
教育長  7,000円  662,000円
水道局長 6,000円  643,000円

次年度予算では、4役合計約85万円のアップとなります。現在、来年度の予算編成が進められていますが、厳しい状況に変わりはなく、理事者が給与を上げられるような財政状況にあるのでしょうか?

直近では、半世紀に一度迎える大きな事業となるクリーンセンターの更新工事を控えており、第1期工事において、約140億円もの事業費を想定しているところです。また、クリーンセンターのみならず、各種公共施設等の更新時期を迎えていくにあたり、今以上に厳しい事業選択を迫られる環境を迎えていくことは間違いありません。

補正予算審査において、市の貯金である財政調整基金の年度末残高は18億2,050万円になるとの報告も受けた所であり、目減りの傾向は顕著です。

こうした状況を鑑み、理事者の給与改定は、果たして今行うべきことなのか?

非常に違和感を覚えます。


A次に「職員の士気」の問題です。

厳しい財政状況を踏まえ、平成22年度から、1級を除く一般職の給与の独自削減を行なっています。

この間、数次の延長が重ねられており、平成25年度の改正においても、

2級(主任)から4級(主査長)まで   2%
5級(課長補佐)は           3%
6級(課長)および7級(次長・部長)は3.5%

と、当分の間、減額を行うこととしています(人件費換算で総額約1.8億円以上になると思われます)。

一般職の職員の皆さんに独自の給与減額を受け入れていただいている中で、市の4役の給与改定を行うことについて、職員の士気への影響が非常に懸念される所です。

余談ながら、昨年度の専決処分事項の未処理案件17件、生活保護費・児童扶養手当に関する事務処理誤り、今定例会においては、湖北地区公民館の指定管理者・募集要領の不備により、指定期間の変更についての条例が上程されるなど事務処理誤りが続いています。

こうした中での給与改定の提案には疑問がぬぐえません。


B最後に民意についての認識です

今回の市長提案に対し、賛成の人もいれば反対の人もいます。常任委員会および予算審査特別委員会の審議において、市長からは昨年10月に開催した報酬審議会の諮問結果、そして市長が対話した市民の声などを踏まえて判断したとのことですが、逆に「今、上げる時なの?」と考える方々も少なくありません。

市議会は二元代表の一翼を担う本市の意思決定機関です。当該議案の審査が付託された所管である総務企画常任委員会においては、芹澤委員長からの報告のとおり「多数をもって否」と決しています。

最終的にはこの後に行われる、採決で賛否が決しますが、賛否が拮抗するもの、とりわけ人事に関することや自らの処遇等に関わる議案については慎重に対応するべきです。

もし、「多数の賛同が見込めるから押し通そう」と考えているのであれば、それは民主主義の曲解です。

議案を提案するものは、原則として、可能な限り多くの議員の賛同を得られる内容と環境を作るべきではないでしょうか。

これから本格的に迎える厳しい財政状況の中で、何を選択し何を諦めるかという局面が益々増えてくることでしょう。

その中で、全会一致・全員一致ということは、より難しい状況になると考えますが、それでも、人事編成権・予算編成権・議案上程権・予算執行権という強大な権力をもつ市長は、可能な限り多くの議員の賛同を得られる内容と環境を作るべきです。

昨日の予算審査特別委員会の質疑において、「総務企画常任委員会の審査結果を踏まえ減額修正を行う考えはあるか」とお聞きしたと、残念ながら「その考えはない」との答弁でした。

よって、意思決定機関である我々議会として、給料改定の根拠条例となる本議案を否決すべきと考えるものです。

江戸時代中期、領地返上寸前に陥った米沢藩再生のきっかけを作った上杉鷹山公は、自ら率先垂範して節約に努めたと言われています。

上杉鷹山公は多くの意見に耳を貸し、お金の出入りを明確にさせ、財政の全体を明らかにし、役人や領民の協力と理解を求めた名君
と言われており、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが尊敬する日本人政治家としても有名です。

指導者の生き様、背中、言行を部下や市民は見ています。

議員各位の賢明なる判断を心から願い、討論の主旨にご賛同賜りますようお願い申し上げます。


🔵議会録画中継(平成30年第4回定例会 委員長報告・討論・採決)
 →8分過ぎから討論が始まります。

(*壇上における言い回しは、原稿と若干異なる部分がありますがその点ご容赦ください)

こちらの写真は平成30年9月議会における討論時のものです
posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月18日

問題の本質から逃げない 〜中学校における「完全給食」の実施の議論を通じて〜

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

ネットおよびSNS上で話題にのぼっている「町田市における中学校完全給食実施についての請願」にかかる和光市長の松本武洋さんのFacebookへの投稿記事を拝見し、思うところがありましたので私のFacebookページにてシェアさせていただき、本年6月議会から我孫子市議会において議論されてきた【請願:学校給食の完全無償化】についての所見と合わせて記しました。

ご一読いただければ幸いです。
10月19日に保護者ふれあい給食でいただいた新木小学校の給食です


本質にキチンと言及する。
問題の本質から逃げない。

あとは判断の問題。


SNS上の情報から、町田における議論を注視していました。
噂の現場も録画して拝見しました。

学校給食だけの問題ではありませんが、「財政的な見地が抜け落ちた議論」は絶対に避けないといけないと痛感しているところです。

結果的に(回り回って)子供達にツケを回すことになりかねないからです。

本市では、約20年以上前から中学校(6校)も自校式で提供していますが、その導入に当たっては様々な議論がなされたことを議事録(平成7年度以降から電子記録がスタート)から確認することができます。

http://www.kaigiroku.net/kensaku/abiko/abiko.html
(「中学校給食」で検索してみてください)

20年以上も経てば、設備の更新、安全衛生管理上の問題など、課題は決して少なくないところです。


同種の議論が、我孫子市でもこの間行われて来ました(現在進行形です)。

6月議会において「学校給食の無償化」を求める請願が提出され、6月議会、9月議会では「継続審査」となり、今議会において賛否を決することになります。


請願の願意は
・我孫子市の学校給食の完全無償化をめざすこと
・我孫子市の学校給食自校調理方式と栄養職員の全校配置に引き続き努力すること
・国費として学校給食無償化を実行するよう、国に意見をあげること

の3点です。

教育委員会学校教育課からの情報提供によれば、小学校(6,310人分)・中学校(3,192人分)ともに、保護者の負担分を無償化する(完全無償化)には概算で約4億8千万円の財源が必要になります。

これに市の負担分…給食運営費・給食施設維持管理費・正規職員人件費(栄養士9人・調理員4人)・扶助費(就学援助費・特別支援教育就学奨励費)が、約6億1千5百万円。

ここには光熱水費は含まれておらず、これから必要になる学校給食施設の老朽化に伴う更新費用は含まれていません。


上程された議案(予算案含む)や請願・陳情に対する議員の意思は、賛成か反対かの二択です(退席という裏技…もありますが)。

「願意を妥当と判断し、その方向に向けて取り組む判断」をするか、「厳しい財政状況を踏まえた判断」をするか。

正しいか、間違っているかということではなく、それぞれの信念と時々の判断に則って結論を下すことになります。

これからは益々、こうした厳しい判断を行うことになりますが、持続可能な自治体経営のため、そして、選ばれるまちに向けた最適解を目指して悩み、考え、伝え、議論し、行動して行く所存です。

posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月17日

年末恒例!自治会大掃除〜「結のあるまちづくり」

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨日は毎年恒例の自治会大掃除の日🍂

家族総出で自宅前の掃除と大通りの側溝を清掃した後、近隣公園の落ち葉の清掃を自治会の会員、老若男女問わず行います。
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9時から10時まで約1時間の作業時間が設定されていますが、実際問題として参加されない方も少なくありません。

今年の自治会だよりには「全世帯参加でお願いします」の一言も添えられましたが、掃除の最中に車でお出かけになられる方もチラホラ散見され…。高齢化だけが問題ではありませんね😅

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たったの1時間ながら、自分の住み暮らす街を綺麗にすることは元よりとして、お互いの息災や安否を確認する意味でも本当に有益な取り組みだと改めて感じています。

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今年はエクストラステージ…で、公園脇の側溝の清掃に取り組みましたが、側溝内に根っこが浸入しており、小さなスコップ一丁では手に負えず…作業は難航(๑˃̵ᴗ˂̵)٩

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昨年のエクストラステージでは、自治会入り口の坂道脇の落ち葉拾いに繰り出しましたが、些少ながらも、やらないよりも役に立つと信じて…😅


夕方からは、夏祭りで獅子奮迅?の活躍をしている”やぐら隊”の忘年会🍶

地域の大先輩がたと、元気に和気藹々と酒を酌み交わせる機会はありがたい限りです。

議員活動や市政について様々なご意見もいただき、身の引き締まる思いでした。

虚心坦懐、引き続き頑張ります!

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posted by 久野晋作 at 18:00| 千葉 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

河川敷で萱採り〜お正月の恒例イベント「あわんとり」に向けて〜

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

昨夜は「ふたご座流星群」のピークということで、9時過ぎ家族を連れて利根川河川敷に

ピークと言われていた時間帯に行ったこともあり、思いの外、たくさんの流れ星を子供達に観せることが出来、何よりでした🙌


今朝は昨夜に引き続き、利根川の河川敷にて地元の正月イベントの「あわんとり」用の「萱」を採りに🏃‍♂️💨
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新木まちづくり協議会の皆さん、有志の中学生、そして、お父さんと一緒に参加したお子さん助っ人と共に2時間ほど作業に没頭しました💦

老若男。一致団結しての年末恒例の取り組み。「結のあるまちづくり」を具現化した活動です
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さて、温暖化?の影響か、植物生態系の変化か?萱の生息域と成長(丈の長さなど)が変化しているようで…(๑˃̵ᴗ˂̵)

気のせい…であれば何よりなのですが、生息域が明らかに減ったように感じました。

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河川敷の萱は茅葺きには使用出来ないと思いますが、この作業をしていると、「屋根の葺き替え」が如何に大変なのかが分かります。


新木ふれあいあわんとりは、来年13日(日)に開催が予定されています。

あわんとりは、地域によっては「どんと焼き」など、様々な呼び名がありますが、お正月の松飾り・注連縄・書き初めなどを家々から持ちよってを焚き上げし、その後の残り火でお餅を焼き、皆で食し、五穀豊穣・無病息災を祈ります。

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今年も残り2週間と少しになりましたが、インフルエンザも猛威を振るいつつあるようですので、体調管理には十分留意いたしましょう!



posted by 久野晋作 at 19:33| 千葉 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

特別職の給与改定(給与up)の議案は委員会にて「否」と認定

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

本日から、12月議会も中盤戦(議会日程はこちら)。

各常任委員会にて個別議案等の審査に入りました。

所属している総務企画常任委員会に付託された、【議案第3号】「常勤の特別職(市長・副市長・教育長・水道局長)の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定(給料up)」について、多数をもって否決すべき議案であると認定しました(*私も反対しました)。

給料の見直しについては、様々な見解があるところですが、厳しい財政状況を踏まえ、一般職の職員の給与を独自削減(2%〜3.5%)している中で、執行部(4役)の給料をあげることには賛同できません。

江戸時代中期、領地返上寸前の危機に陥った米沢藩の改革に当たった上杉鷹山公を引き合いに質疑を行わせていただきました。https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/yozan.htm?fbclid=IwAR36IN_1UxeTnXGTOgcQwBksBCAQqMr9AWz4pKoOQoxChV6t27AUawiogSM

週明けの審査は、教育福祉常任委員会です。

私は19日の補正予算審査特別委員会にて再び審査に臨ませていただきます。





posted by 久野晋作 at 21:04| 千葉 | 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

反問権は、何のため、誰のため?

こんばんは、我孫子市議会議員の久野晋作です。

暖房もなかなか効かないような底冷えする寒い1日となりましたが、本日から本会議場における一般質問が始まりました。平成30年第4回定例会(12月議会)一般質問日程・要項はこちらです。一般質問は、水曜日までの三日間行われます。

一般質問は本会議において、議員が個別の議案とは別に、市政の諸課題や市長以下執行部の考え方・執行状況に対して質疑や提案・要望を行うものであり、我孫子市議会においては、6月と12月議会については個々の議員からの質問(個人質問)が行われ、3月と9月議会においては会派を代表して行う代表質問と合わせて個人質問が実施されています。

*ご参考:我孫子市議会における「会議の流れ


さて、表題の件です、

2番目に登壇した飯塚議員に対して、星野市長から反問権が行使されましたが、「当該反問権(二つ目)の行使内容」について議会が紛糾し、議会運営委員会が急遽開会され、約1時間ほど議事が止まるという事態になりました。


「反問権はどこまで許されるのか?」が論点でした。


我孫子市議会では、平成26年第4回定例会において我孫子市議会基本条例を全会一致で制定していますが、「執行部への反問権の付与」については、平成23年第一回定例会から行なっていました(〜我孫子市議会における主な議会活性化に関する歩みはこちら〜)。

反問権の導入初期にも、その行使について混乱があったことから、反問する際のルールを明確化しており、議会基本条例の逐条解説(p7)においてその旨を明記しています。

第4章 議会と行政の関係

(議会と市長の関係)
第7条 議会は、市民の意思を代表する合議制の機関として、二元代表制の趣旨を踏まえ、常に市長と健全な緊張関係を保ち、市政発展に取り組まなければならない。

2 議長から本会議及び委員会に出席を要請された者は、議長又は委員長の許可を得て、議員の質疑及び質問に対して、論点を明確化し議論を深める目的で反問することができる。


※第7条は議会と市長との関係における議会の責務を定めるものです。平成23年3月定例会から我孫子市議会会議規則・我孫子市議会委員会条例を改正し、市長等に反問権を与えていますが、反問する際のルールを明確にしました。

※反問とは:市長等は、本会議または委員会において、議員の質疑及び質問に対して答弁を行いますが、議員の質疑及び質問に対して論点を明確化し議論を深めるため、市長等が逆に質問できることです。


記載のとおり、反問権付与の目的は「質疑の論点を明確化」させ「議論を深める」ためなのですが、市長が行なった2回目の反問は、その趣旨とは明らかに異なるものであったことから、議会運営委員会における協議の結果、市長が行なった反問は認められず質疑が再開されることになりました。

ちなみに、その後の飯塚議員とのやり取りにおいても、穏やかならぬやり取りとなり、後味の悪いものになったことはとても残念でした。

「聞かれたことに答える」

これが基本であり、議会答弁における大前提です。

この前提を抜きにすると、互いに噛み合わない「意見表明」を繰り返すだけとなり、何ら生産的なものになりません。


この世に自分と全て同じ考えを持つ人は先ずいません。

政治の場においては尚の事です。

価値観も様々ですから、意見や考えの相違が出る事は当然です。

でも、だからと言って、好き嫌いで物事を判断し、態度を決めるとしたらどうなるでしょう?


物事が好転するはずはなく、むしろ、その溝はますます深くなる一方です。


相違がある中でも、意見は意見として真摯に受け止め、誠実に回答した上で自身の意見を述べる。

こうした横綱相撲を期待したいところでしたが、残念ながら叶わぬ夢のようです。



直接議場で傍聴されていた方、インターネット議会中継を拝見されていた方は、協議の経過や、反問権に関する「この間の経緯」が分からないため、さぞや困惑されていたことと思います。

議会の運営は「ルール」に基づいて行われるものであり、「制度の主旨」から逸れる運用を認めていくと「何でもあり」になってしまう為、そうしたことは厳に慎まねばなりません。

本会議や委員会における運用(ルール:条例や規則等)についての解釈について疑義が生じるものについて、議長の諮問機関である議会運営委員会において協議に諮られることがままありますが、常識的な見地から、「それはないだろう…」というものもあるわけです。

我孫子市議会における反問権は、我孫子市議会議会基本条例および当該逐条解説に明記しているとおり「議員の質疑及び質問に対して論点を明確化し議論を深めるため」に行われるべきものであり、議員個人の政治姿勢を問うものとして設定したものではありません。

年明けに市長選が行われることから、勢いこうした対応になってしまったのかも知れませんが、とても残念な対応でした。


最後に質問を行なった内田議員とのやり取りも、非常に残念でした。

自治体の代表者であり顔である市長には、「君子」であって欲しい。

議会人としてだけでなく、
ひとりの市民としての切なる願いです。

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posted by 久野晋作 at 23:55| 千葉 ☀| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

12月議会(平成30年第4回定例会)が開会

寒くなったり、初秋のような天候になったり…と、気候が落ち着きませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今週月曜日から12月議会が開会されました。
会期は20日(木)までの18日間となります。会期日程については、こちらをご覧ください。

今定例会に上程された議案は18議案ですが、私は、会派を代表して補正予算審査(審査は19日に開会予定)に臨む予定です。

(議案第1号)我孫子市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について
(議案第2号)我孫子市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第3号)我孫子市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第4号)我孫子市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
(議案第5号)我孫子市ひとり親家庭等の医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第6号)我孫子市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第7号)我孫子都市計画事業我孫子駅前土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例の制定について
(議案第8号)我孫子市議会議員及び我孫子市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(議案第9号)指定管理者の指定について
(議案第10号)指定管理者の指定について
(議案第11号)指定管理者の指定について
(議案第12号)指定管理者の指定について
(議案第13号)指定管理者の指定期間の変更について
(議案第14号)平成30年度我孫子市一般会計補正予算(第3号)
(議案第15号)平成30年度我孫子市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
(議案第16号)平成30年度我孫子市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
(議案第17号)平成30年度我孫子市介護保険特別会計補正予算(第2号)
(議案第18号)平成30年度我孫子市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)


現市長の任期中最後の定例会となりますが、我々市議会議員にとっては、これより一年の任期となります。持続可能な自治体経営が図られるよう、引き続き鋭意活動して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

なお、お陰様をもちまして、これにて11月上旬から開始した市内各駅各駅頭における市政リポートの配布活動は11月30日(木)の天王台駅南口での活動をもちまして、すべて終える事が出来ました🙌

夏から各地をポスティングで回らせていただいておりますが、引き続き、可能な限り、各地にお伺いさせていただく所存です📬🏃‍♂️

〜今月の格言(『荀子』修身編より)〜

志意修 則驕富貴
道義重 則軽王公

 志意脩まれば 則ち富貴を驕り
 道義重ければ 則ち王公を軽しとす


我孫子市議会議員
 久野晋作 拝


※以下、日々更新しているFacebookの登録記事の一部です。




posted by 久野晋作 at 17:00| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

ふるさと納税の影響について〜過度な返礼品競争が本市にもたらしていること〜

「ふるさと納税による、市税収入への影響(支出過多)について、市民に対するお知らせを」という定例議会における数次の提案や発言内容を受け止めていただき、本日の広報あびこ(平成30年12月1日号)の一面(クリックするとpdfファイルが開きますに取り上げて下さいました。

広報あびこ平成30年12月1日号ふるさと納税制度の本旨は、理解するところながら。行き過ぎた返礼品競争や返礼品目当ての制度利用は問題が多いと考えるところです。

年末は駆け込みで制度利用される時期となるので、時宜を得た広報だと思います。

一人ひとりが立ち止まって考える。

こうした機会につながれば幸いです。

*平成29年度の本市における実績(我孫子市website)

▼平成29年4月1日から平成30年3月31日までの寄附金の実績
 寄附件数 462件
 寄附金額 7,405,000円

▼我孫子市民が寄附したことによる我孫子市の個人住民税減収額
 ※平成28年1月1日から12月31日までに寄附をしたことによる平成29年の税額控除額)
 ※個人住民税減収額には、我孫子市民が我孫子市へ寄附したことによる額も含む。

 個人住民税減収額
 3,071件
 124,453,000円

*平成30年度の減収額は約1億7千万円です。

平成30年9月総務企画常任委員会での質疑

◆委員(久野晋作君) ふるさと納税について手短にやります。
 澤田議員から本会議場でやりとりあって、非常に部長の答弁もすばらしくて、自分さえよければそれでいいといった、いわゆる高額返礼品目当てのちょっと行き過ぎた、制度の趣旨を超えたことに対して、総務省からこれから規制をかけていくということがありました。もっともなことであるというふうに思っております。本市においては、その制度趣旨をわきまえて、趣旨にのっとる形で、さまざまな参加型を返礼品として対象にしたり、工夫したり、それは本当にすばらしいことだと思います。
 昨日のニュースで非常に気になったのが、本市の場合、支出過多になっているわけですけれども、この報道がされたことによって駆け込み需要が出ているということがありました。残念ながら、人は利益、利で動いてしまうというのは常だと思うんですね。この本来的な志、心意気というんでしょうかね、自分のふるさとを応援しよう、頑張っている自治体を応援しようというところで反応していただくべきところを期待したいところですが、逆に注目を集めて、そこに流れががっと行っているというところが気になりまして。以前も指摘、ほかの議員の方からもありましたけれども、今の市の現状ですね、出入りの現状を、いわゆる不交付団体の東京都内のとは全然額も件数も違いますけれども、とはいえ現状、支出過多になっていますので、この現状も正しく市民の皆さんに御認識いただくことも必要ではないかというふうに思っておりますが、その点についてはいかがでしょうか。

◎財政課長(山元真二郎君) 今現在、ふるさと納税の実績の報告の際に、そのときに逆に市民税のほうの減収額についてもお知らせするような形をとっているんですが、今後もそれを引き続き、あとはより市民の方に伝わるような形で周知をしてみたいなというふうには考えております。

◆委員(久野晋作君) わかりました。
 東京都の区内は大変厳しい状況で、世田谷区ですとか、一番大きく毀損されているのは横浜市ということですね。杉並区がこのふるさと納税で住民税が流出していますと、もうこれダイレクトに市民の皆さんに訴えられていました。もう額が、けたが違いますので、確かにそれはそうだよなというふうに思いますが、ここまでやるかどうかは別として、現状はやはり出ていけば、その分市民サービスに与える財源がなくなっていくのは事実ですし、75%交付税措置ということは言われているけれども、本当にそうかなという部分もありますし、75%措置されるとはいえ、25%も結構な額になります。一生懸命担当課で精査をして、財政措置して予算を組まれている中で、決して安い額とは全く言えないと思いますので、より具体的な案内も今後検討すべきところはあるのかなというふうに思いました。
 というのは、この本当に県内においても結構激しく近隣の自治体も結構やっているんだなということを改めて知りました。この東葛圏内もありましたので、その点は市民の皆さんの志に本当にきちっと訴えていくように、制度趣旨がきちっと図られるようにというところで対応していただきたいと思います。最後答弁お願いします。

◎財政課長(山元真二郎君) ふるさと納税本来の趣旨に沿って正しい運用がなされるように、今現在の現状についてもホームページだけではなくて、昨年度も広報で一度お知らせしているんですけれども、今後も引き続き現状の市がもらっている額と、市から出ていっている税金の額の差ですかね、そこの辺も含めて幅広く周知をしていきたいというふうには考えております。

◆委員(久野晋作君) よりイメージしやすいように、例えばこれだけあればこういったサービスに充てられますよ、これだけの分がなくなったけれども、本当はこういったこともできたんですよというような、そうするとイメージが非常にしやすいかなと。制度趣旨の本旨は理解は十分するところなんですけど、明らかにもう行き過ぎていると思いますので、その点、引き続きよろしくお願いします。


平成30年9月決算審査特別委員会での質疑

最後に、ふるさと納税のところだけちょっと触れたいと思います。
 決算書は18ページになるのかなと思うんですけれども、これはいわゆる繰り返し出てきているというか、我孫子市民が他市に寄附したことによる我孫子市の個人住民税減収額ということで、これは常任委員会でもやっておりますし、予算委員会でも重ねてやっている部分ですけれども、平成29年度の減収額は1億2,445万3,000円、非常に大きい額であります。そのものずばりが丸々引かれるかというと、75%が交付税措置されるということではありますが、交付税はちょっとブラックボックス的なところもありますので、どうかなと。万が一丸々ちゃんと75%交付税措置されたとしても、25%市の持ち出しとして計算すれば、3,113万250円ということです。これも本当に大きい。
 今年度に関しては影響額がもっとふえるわけで、単純に計算すると4,000万円ぐらい市では持たなくちゃいけない、最低限だと思います、恐らく。これは非常に大きなところで、憂慮すべきことだと考えておりまして。総務常任委員会でも言ったんですけれども、この状況を重ねてほかの委員さんももちろん言われていますが、市民に理解いただくためにホームページ等で告知をお願いしたいということで、ホームページ現状の確認をさせてもらいました。これは平成29年度からこのような記載はされていましたでしょうか。その点、まず確認させてください。

◎財政課長(山元真二郎君) 委員おっしゃった減収額が幾らかということについては、平成29年度の分からホームページのほうに掲載しております。ふるさと納税のいただいたものの実績とともに減収額もお知らせしているような形となっております。

◆委員(久野晋作君) ありがとうございます。
 ただ、表記のところは非常に控え目、一番最後段にありまして、これはなかなか見る人がどれだけいるだろうかなというところはあります。これはやっぱり切実な、本市にとっては物すごく大きなところであります。もちろん我孫子市もいただいている部分というのはありますけれども、余りにも出る分と入って来る分が差額があり過ぎる。3,000万円あれば、本当にあったらいいなというところまで、もしかしたらできるかもしれないというところで、非常に大きいポイントだと思いますので、このいわゆる支出分ですね、出ていっている部分、シュッケツ部分については、もう少しわかりやすいポジションに持っていってもいいのかなと。そんなにエキセントリックにといいいますかね、派手に打ち出すというのもちょっとどうかと思いますけれども、しっかりと現状を正しく認識をしていただく。この趣旨に準じて市民の皆さんやっていただいているものとは思いたいんですけれども、やはり常任委員会でも言いましたが利で動くのも人の常、世の常でありますので、ここはもう少しわかりやすくずばっと書き込んでいただきたいのと。
 あわせてこれは要望としてですけれども、今後、例えば3,000万円あったらこれだけのものができました、でも諦めましたというところもはっきり書いちゃっていいと思うんですね。いただいた分に関しては、こういうふうに還元させてもらっていますという実績報告、これは非常に大事で丁寧にやっていただいていると思うんですが、一方その裏でなくなった部分でこれだけの影響があって、これだけの額があればこういう事業ができたということをわかりやすくお伝えしていくことも、大いにこれはありだと思いますので、含めましてよろしくお願いしたいと思います。






posted by 久野晋作 at 10:24| 千葉 ☁| 議会報告(一般質問他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする