想定を遥かに超える、自然の猛威に驚きと恐怖を禁じ得ませんが、重ねて発されていた警報を如何に真摯に受け止め、取りうべき最大限の対応をどこまで出来ていたのか?様々な観点で検証が必要であり、ところ違えども、今回の災害は我が事として考えなければならない事案であったと感じる次第です。
さて、そのような中において、Twitterのタイムラインの中で“一つのニュース(取り組み)”が目に留まりました。
茨城県境町は、被災した自治体の代わりに専門のサイトでふるさと納税による寄付を受け付ける支援を始めた。境町にふるさと納税をしてもらい、その全額を被災地の自治体に寄付するため、事務作業などは町が担当することで被災地の職員の負担軽減につながるという。https://t.co/4g8U3AuPbd
− NHK@首都圏 (@nhk_shutoken)2018年7月9日
ふるさと納税制度が施行されて年月が経ちますが、本制度の本旨(制度の理念)から大きく外れ、未だに「倫理なき自治体間の過当競争(「お金さえ入ってくれば何でもいい」というなり振り構わぬ一部自治体の返礼品攻勢)」や「それらの返礼品目当て又は節税対策の制度利用」に陥る中、被災地支援の一環として、こうした視点で活用されることに正気と心意気を感じます。
ふるさと納税の理念
ふるさと納税で日本を元気に!
地方で生まれ育ち都会に出てきた方には、
誰でもふるさとへ恩返ししたい想いがあるのではないでしょうか。
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。
(総務省 ふるさと納税ポータルサイト)
首都圏に位置する我孫子市も、ふるさと納税制度によって「支出過多」に苦しめられており、苦虫を噛み潰す思いですが、境町さんの「代理窓口および事務手続きによる支援」の取り組みを知り、そして、多くの寄付者が賛同されていることに、“掃き溜めの中に鶴”を見たような思いです✨
自分さえ良ければそれでいい
ではなく
困った時はお互い様
である世の中にして行きたいですね。