本日は、会派を代表して、今議会に上程された補正予算審査特別委員会に臨みました。
委員会の審査結果としては、全員異議なく可決すべきと判断しましたが、今晩は「補正予算」について、(かいつまんで…)お話ししたいと思います。
★
自治体の予算は3月議会で審査され、通称「当初予算」と呼ばれます。
それ以降に組む予算が「補正予算(案)」として各議会に(追加)上程され、審査に付されるわけです。
補正予算について、我孫子市の予算編成方針上では「災害対応、国の補正予算や法律改正など、緊急性が高い事業のみに限定する」としていますが、そうではないものも計上されます。
年度当初には想定できなかった事態が発生したため新たに事業を行うことになった、追加の工事が必要になった…など、当然あり得ることですので、市民の生活全般を預かる自治体行政の予算執行について、一定程度の流動性を持たせることは必要です。
さはさりながら、「追加上程は何でもあり」と(万が一)なると、「年間の所要額を的確に見積もり、年度途中における補正、予備費充用の必要が無いように(予算)要求することに留意し、過年度決算の推移、前年度の当初予算と現在までの執行状況を確認し、適正な金額で(各部・各担当課から)予算要求」された上で、精査に精査を加え、議会の審査に付して可決・執行された当初予算は一体何だったの?と、当然なってしまいます。
ですから、補正予算の内容にも、議会としては確りと目配せをし、慎重な審査が求められる訳です。
右から左へと、単純に認めている訳では決してありません。
★
我孫子市議会の予算審査特別委員会は、委員長を除いて、7名の委員で構成されます。
質問事項や論点が重なる点が多々出てきますので、質問や論点が重複するものについては控えますが、論点がまだ残されている点、さらに議論を進めるべき点があれば「関連質問」として、質疑を重ねていきます。
今議会で上程された補正予算案について、総じて大きな異論はありませんでしたが、各事業について確認の意味で、そして、さらなる改善や検討をいただきたい点について提案の意味合いを込めて、以下の事業について質問をしました(関連質問を含む)。
・市民公益活動補償制度(の一部見直し)について
・徴収事務運営費(相続財産管理人制度の申立てにかかる予納金)について
・建築管理事務運営費(うち住宅リフォーム補助金分)について
・我孫子駅前都市改造事業について
・教育扶助費(うち新入学児童生徒学用品費の「入学前支給」)について
これらの質疑は、言うまでもなく「厳しい財政状況下の中で編成された予算において最小の費用で最大の効果を生み出し、市政の発展と向上を実現するため」です。
審査の模様は、一両日中に「議会録画中継(「平成29年予算審査特別委員会 ー 12月20日 予算審査特別委員会」に飛びます→19分過ぎから質疑に入ります)」でご確認いただけます。
各委員の様々な視点からの質疑(提言)を是非ご確認いただければ幸いです。