本日は、10時半から行われた「我孫子市戦没者追悼式」に参列させていただきました。
政府は、先の大戦の全戦没者に対し、国を挙げて追悼の誠をささげるため、昭和57年4月13日の閣議決定「『戦没者を追悼し平和を祈念する日』について」に基づき、政府主催の下、毎年8月15日、日本武道館で全国戦没者追悼式を開催しています(厚労省HP)。
我孫子市では、例年この時期に戦没者追悼式が開催されています。
戦没者追悼式には、毎年参列できる限り出席させていただいていますが、戦後72年を迎え、参列者の中心となっているご遺族の高齢化は益々進んでおり、それに伴い参列者数は大きく減少しています。
本年度の追悼式では、会場となった湖北地区公民館のホール(250席)の半分以上の席が埋まりませんでした。会場に入るなり、あまりの空席に驚きを禁じえませんでしたが、我孫子の名が表すように、この記憶と想いを子々孫々に伝えていく意味においても、開催時期そして開催場所についても再検討が必要だと痛切に感じます。
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戦没者追悼式においては、主催者である市長の式辞をはじめとして「戦争の惨禍が二度と繰り返されぬよう、不断の努力をする」ことが重ねて誓われます。
もちろん、そのことに異論はありませんが、我が国に生を受け、我が国に生かされている私たち日本人が、苛烈を極めた先の大戦で戦陣に散り、戦禍に倒れた300万人を超える御霊の前で本来誓うべきことは、「戦没者の方々や先人の労苦や無念の想いを確りと受け継ぎ、子孫に対して勇気や誇りある生き様を与え、先人や戦没者の方々に恥ずかしくない立派な国家にしていくことにより、世界的な恒久平和を実現していくこと」なのではないか。
私は、改めてそのように感じました。